カクトラノオの名前の由来
カクトラノオの別名は、ハナトラノオです。それぞれの名前の由来を紹介します。また、カクトラノオ以外にも、トラノオと名前につく植物があります。いくつかご紹介します。
カクトラノオの名前の由来
カクトラノオは、漢字で「角虎の尾」と書きます。「角」は、茎の断面が四角をしていることに由来し、「虎の尾」は花前の花穂が虎のしっぽに見えることに由来します。
ハナトラノオの名前の由来
ハナトラノオは、漢字で「花虎の尾」と書きます。「花虎の尾」は花穂が虎のしっぽに見えることに由来します。
名前に「トラノオ」がつく他の植物
カクトラノオ以外にも、花穂を虎のしっぽととらえ、花の名前に「○○トラノオ」と入っている植物があります。ここで、いくつかご紹介します。
オカトラノオ
オカトラノオは、漢字で「丘虎の尾」と書きます。サクラソウ科オカトラノオ属の多年生植物です。カクトラノオと同じく、茎の下から白い花が咲き、花穂は垂れ下がります。
イブキトラノオ
イブキトラノオは、漢字で「伊吹虎の尾」と書きます。タデ科のイブキトラノオ属の多年草植物です。北海道から九州の山地や高地に分布しており、特に伊吹山に多く、虎の尾に見立てて名前がついています。
ルリトラノオ
ルリトラノオは漢字で「瑠璃虎の尾」と書き、ゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草植物です。自生場所は伊吹山の高地で、虎の尾ように真っ直ぐに上を向く瑠璃色の花の姿から、この名前がついています。
カクトラノオの楽しみ方
カクトラノオは水やりなどの管理もしやすく、丈夫で育て方が簡単な植物です。日当たりのよい場所で育てると花数も増えます。花持ちもよいので、切り花に向いています。カクトラノオの楽しみ方を紹介します。
楽しみ方①庭植え
カクトラノオは、約40cm~100cmと草丈が高い植物です。庭植えで楽しむ場合は、後ろ側に植えると全体的にバランスが取れてよいでしょう。
楽しみ方②切り花
カクトラノオは、切り花にしても長く花を楽しめます。庭で育てて、玄関や部屋できれいな花を長く楽しんでください。生け花にも、フラワーアレンジメントにも、和洋どちらも合う花です。
まとめ
カクトラノオは、日本の各地に自生している野草です。園芸種としての取り扱いもあり、とても増えやすい植物なので、管理をして長くカクトラノオを楽しんでください。切り花にして、花言葉のメッセージを込めて、プレゼントするのもよいですね。