ゼフィランサスの育て方③植え替え
ゼフィランサスは次々と花を咲かせるという特徴があります。実はまだ根が元気なうちに次々と新しい根が伸びてくるというもう一つの特徴があります。そのためあまり手がかからないのは、メリットですが、4年くらい経つと増えすぎた根が窮屈になり花付きが悪くなってきます。基本的には植えっぱなしでも大丈夫ですが、長くきれいな花を楽しみたいなら3年~4年に一度植え替えをしましょう。
植え替えの仕方と時期
植え替えは花が付く前に済ませる必要があるので、時期は3月~4月頃がおすすめです。植え替えの仕方は地植えでも鉢植えでも同じで、葉をつけたまま掘り上げます。掘り上げたら株分けして、株分けした分を別のスペースや植木鉢に植え替えます。4年経過していなくても、花付きが悪くなったと感じたら、植え替えのサインと思ってください。
ゼフィランサスの育て方④増やし方
ゼフィランサスの増やし方は、分球と種まきの2種類です。分球と種まきのそれぞれの増やし方や注意点をみていきましょう。
分球
ゼフィランサスはどんどん分球していくので、簡単に増やせます。増やし方が簡単なので、育ててみて気に入ったらぜひ試してみてください。分球のやり方については、植え替えで紹介した株分けと同じです。目安は1株あたり4~5球を目安にしましょう。時期は3月~4月がベストです。ゼフィランサスは増やし方が簡単なのも、初心者におすすめしたい理由です。
ボタニ子
種まき
ゼフィランサスの品種によっては、こぼれ種から発芽することがあります。種の出来具合は品種による違いがあります。種から育てたい場合は、種ができやすい黄色い花を咲かせるシトリナやエージャックスがおすすめです。ただしこぼれ種でも種まきをしてからでも、発芽するまでには2年~4年くらいかかります。少し時間がかかるので、のんびり気長に待てる人向けです。
種まきの注意点
種まきをする際の注意点としては、水を切らさないことです。自分で育てたゼフィランサスから種をとる場合は、種をとってからすぐにまきましょう。覆土は軽めにして、日当たりのいい場所で発根を待ちます。種から育てるなら、種まき培土を使うのもおすすめです。
ゼフィランサスの育て方⑤剪定
ゼフィランサスの剪定は必須ではありません。植えっぱなしでも育ちますし増やし方も簡単です。寒さにも強いので冬も葉が枯れず残っています。春には新しい葉が出てくるので、冬からずっと残っている葉の中には傷んでいるものもあります。見た目が悪いと感じるなら、古い葉は剪定しておきましょう。剪定ハサミで古い葉をカットするだけなので、簡単に剪定できます。
ゼフィランサスの育て方⑥病害虫
ゼフィランサスは害虫がつきにくく、病気もほとんど心配はありません。手入れが楽なので初心者にも育てやすいのです。病害虫についてはほとんど心配はありませんが、稀にハマオモトヨトウの幼虫が付くことがあります。ハマオモトヨトウの幼虫は葉の中に入り込んでしまうので、駆除しましょう。
ボタニ子
ハマオモトヨトウにはオルトラン粒剤がおすすめです!
まとめ
ゼフィランサスはレインリリーと呼ばれ、順調に育つと次々と花を咲かせるので長く花を楽しみたいときにおすすめです。球根植物ですが、球根でも種まきでも植え付けできます。鉢植えの場合は植え替えをしますが、増やし方も簡単で気軽に楽しめるのがポイントです。異なる品種で自然交配を楽しんでみてはいかがでしょうか?
掘り上げて株分けするときは、球根を傷つけないよう丁寧に作業しましょう!