ゴマノハグサ科の植物とは?雑草?葉や花の特徴や園芸品種なども紹介!

ゴマノハグサ科の植物とは?雑草?葉や花の特徴や園芸品種なども紹介!

ゴマノハグサ科とはどんな植物が知っているますか?草本、木本などが属する植物の分類ですが、ゴマノハグサ科の植物には共通点があります。そんなゴマノハグサ科の植物と特徴、また以前はゴマノハグサ科に属していたが、今は違う分類の植物を紹介します。

記事の目次

  1. 1.ゴマノハグサ科とは?
  2. 2.ゴマノハグサ科の植物①:ブッドレア
  3. 3.ゴマノハグサ科の植物②:ビロードモウズイカ
  4. 4.ゴマノハグサ科の植物③:ヒナノウスツボ
  5. 5.ゴマノハグサ科の植物④:ネメシア
  6. 6.ゴマノハグサ科の分類だったもの
  7. 7.まとめ

ゴマノハグサ科の植物②:ビロードモウズイカ

ビロードモウスイカもゴマノハグサ科の植物です。1870年頃に日本に入ってきた外来種で、現在は帰化植物として日本に自生しています。

基本情報

学名 Verbascum thapsus
分類 ゴマノハグサ科モウズイカ属
種類 二年草
原産地 ヨーロッパ、北アフリカ、アジア
花期 8月~9月

ビロードモウズイカの特徴

Photo bylumpi

葉は、下部の葉と上部の葉で大きさが違うのが特徴で、下部の葉は大きさが30cmにもなります。下部の葉はロゼットになっているのも特徴です。茎の先に総苞花序を作り、黄色い小さな花をたくさんつけます。また、ビロードモウズイカは花をつける前に冬眠することが知られています。茎や葉には、毛が生えているため、見た目はとても毛深い植物です。花期は8月〜9月で、黄色い花を開花させます。

ビロードモウズイカは帰化植物

フリー写真素材ぱくたそ

ビロードモウズイカは、ヨーロッパなど海外が原産地とされていますが、現在は日本に帰化植物として繁殖しています。特に荒れ地などに多い傾向があるため、在来種に影響を与えるような問題のある外来種には今のところはなっていません。日本の中でも、特に北海道に多く帰化しています。

ビロードモウズイカの花言葉

  • 夏美人
  • 大器の風格
  • 気立ての良さ
  • 全ての物をあなたにあげる

ゴマノハグサ科の植物③:ヒナノウスツボ

関東地方より以西から九州まで分布しているといわれているヒナノウスツボもゴマノハグサ科の植物です。野草ですが、現在は数を減らしつつあります。

基本情報

学名 Scrophularia duplicatoserrata
分類 ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属
種類 多年草
原産地 日本
花期 7月~9月

ヒナノウツボの特徴

葉は、卵状の長楕円形で対生です。葉の縁には鋸歯があり、葉柄には翼があります。花は、茎の先に円錐花序を作りその花序に花をつけます。花冠は壺形で下側の1片が外に反り返っているのが特徴です。花冠は上唇と下唇に分かれ、上唇は紫色をしていて、下唇は白色です。

ヒナノウスツボは日本固有種

Photo byJordyMeow

ヒナノウスツボに似ている植物はいくつかありますが、ヒナノウスツボは日本固有種です。ですが、近年姿を消しつつあり、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。

ゴマノハグサ科の植物④:ネメシア

Photo byherbert2512

ネメシアは、ネメシア属の総称であり園芸種が多い分類です。多年草、一年草、木本が存在しています。自然種としては、ネメシアは南部アフリカの固有属であるため、日本にあるネメシアは園芸品種です。

基本情報

学名 品種による
分類 ゴマノハグサ科ネメシア属
種類 多年草・一年草
原産地 南アフリカ
花期 10月~6月

ネメシアの特徴

Photo byHans

ネメシアは、花の色が赤、黄色、青、ピンク、白などと多岐に渡ります。花期は、一年草が3月〜6月で、「宿根メネシア」と呼ばれる多年草タイプのものは10月〜12月にも花を咲かせるのが特徴です。花の形は唇形で、分枝した茎に花序をつくります。葉には鋸歯があります。

ネメシアの種類

Photo by titanium22

ネメシアは、暑さにも寒さにも弱く、日本では一年草の扱いがほとんどでした。そのため、暑さにも寒さにも強い種類が生まれました。それが、「宿根ネメシア」です。宿根ネメシアは、多年草でもありますが、2〜3年で枯れてしまうと言われています。しかし、開花期間が長いので長く花を楽しむことができます。

ネメシアの花言葉

  • 包容力
  • 偽りのない心
  • 過去の思い出
  • しょうじき

次のページでは、かつてゴマノハグサ科に分類されていたものをご紹介します。

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ゴマノハグサ科の分類だったもの

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