マルバウツギについて
「ウツギ」と名の付く植物は多くあります。「マルバウツギ」とはどのような植物かを詳しくて見ていきましょう。
マルバウツギの基本情報
学名 | Deutzia scabra |
科名 | アジサイ科 |
属名 | ウツギ属 |
別名 | ツクシウツギ |
花期 | 5月~7月 |
原産地 | 日本(関東地方以西・四国・九州) |
樹高 | 1.5m |
マルバウツギは、関東地方以西、四国、九州が原産の落葉低木です。山野の斜面や日当たりのよい場所に自生しています。葉がほかのウツギより丸いことから名付けられました。ウツギとは髄がない中空の樹という意味です。
葉の特徴
高尾山で見つけた可愛いい花
— 甲斐駒 (@ka3ikoma) May 22, 2019
マルバウツギ。 pic.twitter.com/8kgMMggRhQ
葉の形は、楕円形や卵形です。葉の色は緑ですが、秋になると日陰は黄色く、日向は赤く紅葉します。葉の両面には、放射状に伸びた星状毛があります。短い葉柄がありますが、花序のすぐ下の葉には葉柄がありません。
花の特徴
マルバウツギが競い会うように咲いてました(*^^*) pic.twitter.com/jMLCsKCe6S
— エル (@kanbee1109) May 28, 2017
花期は5月~7月です。花径は1cmほどで、中心部がオレンジ色の、白い小さな花を咲かせます。雄しべは全部で10本あり、長いものと短いものが、それぞれ5本ずつあります。
実の特徴
開花後に実がなり、茶色く熟すと3~4裂して種子を出します。萼片と花柱が残り、実の形は直径3mmで椀形です。実には星状毛が密生しています。
樹形の特徴
【マルバウツギ】(アジサイ科)正当ウツギ?の中では特にお気に入りのマルバウツギが咲き出しました。これが咲けば梅雨になってもいじいじしないでいられるような、かな? pic.twitter.com/qy6R91bTNk
— Akio shindoh (@ashindoh3) May 15, 2015
樹高は約1.5mです。樹形は株立ちして枝はよく分岐し、若枝は紫褐色で星状毛が密生します。冬芽は毛が多く白色です。樹皮は灰褐色で、縦に裂けて剥がれます。
花言葉
マルバウツギの花言葉は「古風」「秘密」です。「古風」は、ウツギの花姿が古風な女性を思わせることから、「秘密」の由来は、幹が中空のことからそれぞれ付けられました。
ウツギの品種
同じウツギ属で白い花が咲くのは、ウツギやヒメウツギがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ウツギ
雨の中のウツギちゃん
— Sae ❀.*・゚🕊 (@saechandream) May 20, 2019
まあるい蕾が可愛い
夏の訪れを告げる花
だそうです
今日は肌寒いですが…💧
通勤通学お出かけ
お気を付けて🐸☔🌧
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ウツギ(卯の花)❀花言葉
「古風」「風情」「秘密」
❀.*・゚ pic.twitter.com/iG7OTZWNu7
ウツギの冬芽は褐色の星状毛で覆われています。葉のふちや葉裏が剛毛なのがウツギを見分けるポイントです。ウツギの葉の大きさは10cmで、形は卵状の長楕円形、葉のふちの切込みは細かくなっています。花のサイズは1cm~1.5cmで、ほかのウツギ属より花が大きいです。穂のように花が片側に付きます。樹高は1m~2mです。
ヒメウツギ
ヒメウツギの葉裏には毛がなく、つるつるとしている点が見分けるポイントです。葉のサイズは4cm~8cmで、形は長楕円状の披針形で細長く、葉のふちにある切り込みが目立ちます。樹高は1m以下とほかのウツギ属より小さいです。花のサイズは2cmほどで、やや下向きにまとまって花が咲きます。