ホウチャクソウの植え替え
植え替え時期
ホウチャクソウの植え替えの適期は3月と10月です。おなじ鉢に植えたままにしていると根が回って根腐れをおこす原因になるので、植え替えは毎年おこないましょう。
植え替え方法
植え替えの適期は3月と10月です。根が傷みやすいので、根鉢を崩さずに植え替えしましょう。方法は植え付けのやり方と同じですが、土の中で地下茎が広がっていたら切り分けてください。切り分けた地下茎からホウチャクソウを増やすこともできますよ。詳しい方法は、次の項目で紹介します。
ホウチャクソウの増やし方
ホウチャクソウの増やし方は、株分けが一般的です。種を収穫して種まきする増やし方も可能ですが、もともと成長がゆっくりなホウチャクソウなので、栽培により時間がかかります。ホウチャクソウは、地下茎という土のなかに広がる茎をのばして増えていく植物のため、地下茎を切り分けると簡単に増やすことができますよ。
株分けの方法
株分けは3月と10月が適期なので、植え替えと同時におこなうと株にあたえるダメージが少ないです。地下茎を切り分けて、根鉢は崩さずに植え替えてください。ひとつの鉢に1株ずつ植えるとよいでしょう。
ホウチャクソウの品種
ホウチャクソウは、白色から緑色のグラデーションの花以外にもいろんな種類があり、黄色い花をつけるキバナホウチャクソウなども人気です。チゴユリと自然交配が起きた種類は、ホウチャクチゴユリといいます。ほかにも、タコアシホウチャクソウや中国紫ホウチャクソウなどバラエティ豊かです。どれも清楚な雰囲気から生け花などでも重宝されていますよ。ここでは代表的な品種を3種類を紹介します。
キバナホウチャクソウ
キバナホウチャクソウは、花が黄色い種類です。日本には園芸品種として入ってきたといわれています。ホウチャクソウよりも草丈が高いのが特徴です。花が咲くと茎の上部が多少垂れますが、茎自体は直立しています。
ヒメホウチャクソウ
ヒメホウチャクソウはホウチャクソウの自然品種で、本州の東北地方以西と四国、九州に分布しています。草丈は20cm~30㎝ほどです。そのため花が垂れ下がると地面につきそうになることもあります。茎が分枝することがあまりないのも特徴です。
トキワホウチャクソウ
トキワホウチャクソウは、草丈が1mをこえることもあります。光量によっては冬に紅葉することもありますが、基本的に年間を通して落葉せず美しい葉色を楽しめる品種です。
まとめ
ホウチャクソウは、山野草ならではの静かな佇まいが魅力です。育てやすく葉の緑色も美しいので、ガーデニングにぴったりですよ。ぜひ栽培にチャレンジしてくださいね。
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出典:写真AC