ダイモンジソウの夏越しのコツ
山野草を暖かい地域で育てる難しさは、やはり夏越しの方法だといえます。蒸れやこもった熱を逃す工夫をしましょう。日中の暑い時間帯だけ、室内に置く方法もあります。
遮光と風通しがポイント
[お花育成企画]
— エルチャムさん (@Eruchamu_plant) April 30, 2017
今回は花一切ありませんw
増えた蘭達の為に外のガーデンラックを増設した。と同時に植え替えを終わっていない蘭を除く株達を外に出した。ここからが栽培の本番だ pic.twitter.com/WhKkDjdZVX
暑い夏を乗り切るポイントは、風通しがよく強い日差しを避けられる環境作りにあります。ベランダなどの限られた空間では、遮光ネットや遮光シートで直射日光を遮り、よしずやすのこで風の通る空間を作りましょう。梅雨前のお手入れとして、株元の黄色い葉っぱを整理しておくのもポイントです。
ボタニ子
ダイモンジソウの冬越しのコツ
寒さに強いダイモンジソウは、秋の花後のお手入れが上手に冬越しさせるポイントです。地上部の葉や茎が枯れても、春先の植え替え時期までは、そのままにしておきましょう。
花後のお手入れがポイント
昨日植え替えたダイモンジソウ、9鉢。まだ花が咲いてるのが一鉢あったのだ☆ 去年は雪が積もって冬の間に一度葉っぱが全部なくなったんだけど この冬は全然だったもんで、けっこう葉っぱが多い状態。 pic.twitter.com/V99c40mqmx
— 美由紀 (@miyuki_0226) March 10, 2019
ダイモンジソウの花後の手入れは、咲き終わった花茎を根元近くでカットすることです。花後はダイモンジソウの休眠期になるため、水やりを控えめにしていくのがポイントです。地植えでは株元をワラなどでマルチングして、乾燥と強風から守りましょう。
ダイモンジソウの植え替えのコツ
現在、「秋の山野草と木の実草の実展」では、#ダイモンジソウ の園芸品種を展示しています☺️実はこのダイモンジソウたち、園の職員が毎年春先に植え替えをして、皆さんにお見せするために準備してきたものなのですっ✨!個性豊かで、美しい園芸種たちをお楽しみください❤#植物園 #箱根 #山野草 #花 pic.twitter.com/udf0H3tSsQ
— 箱根湿生花園 (@shisseikaen) October 15, 2018
鉢植えにしたダイモンジソウは、毎年植え替えるのが上手な管理のコツです。地植えでは、株が混み合って花付きが悪くなったら株分けのサインです。植え替えは、早春の2〜3月を目安にします。
毎年の植え替えがポイント
2月中旬〜3月下旬が植え替えの適期です。新芽が動き始める前が植え替えに適した時期になるため、遅くても4月中には植え替えを済ませましょう。古い土を1/4程度落として、根を崩さずに一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えのタイミングで、株分けもできます。
ダイモンジソウの増やし方
地植えにしたダイモンジソウは、環境があえばぐんぐん増えていきます。鉢植えにした園芸品種のダイモンジソウは、株分けでの増やし方がおすすめです。
株分けでの増やし方
本日のメイン、ダイモンジソウの植え替えビフォーアフター☆ ひとつ株分けして9鉢から10鉢に。 pic.twitter.com/B4Tk2vXe9I
— 美由紀 (@miyuki_0226) March 11, 2018
株分けでの増やし方は、春先の植え替えと同じタイミングで作業します。なるべく根を切らないように、大きく2分割して植え付けるのがポイントです。株を細かく割ると根が切れてしまい、植え付けてもうまく根付かないことがあります。
種からの増やし方
花が咲いてから、受粉させて種を採る方法です。園芸品種では種を採種しても同じ花が咲かないため、原種系のダイモンジソウにおすすめの増やし方です。ダイモンジソウの種はとても小さく、乾燥させたらキッチンペーパーで包み、保存瓶に入れて冷暗所で保管します。
ボタニ子
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蒸れずに風通しよくするのが、夏越しのポイントね!