オオハマボウの育て方
オオハマボウは、日当たりのよい海岸沿いの砂地に自生する花木ですが、鉢植えにして家庭でも育てられます。市販されているオオハマボウの苗木は、矮化剤(わいかざい)が散布されているため、高さ30cmほどしか成長しません。盆栽にして楽しんでみてはいかがでしょうか?ぼこぼこした幹に明るい黄色い花を咲かせ、ハート型の葉がトロピカルな雰囲気を運んでくれます。
育て方①植え付け・植え替え
オオハマボウは、生育が早く根詰まりしやすい植物です。根詰まりをすると根の活力が衰え、葉や蕾を落としてしまいます。買ってきた苗木は一回り大きい鉢に植え付けましょう。用土は小粒赤玉土に腐葉土を3割ほど混ぜたものがおすすめです。植え替えは毎年5~6月に必ずします。植え替えをすると、根詰まりと立ち枯れを防ぎ生育をよくできます。
園芸用に斑入り葉のオオハマボウも販売されています。観葉植物として楽しめますね。
育て方②水やり・肥料
春から秋の成長期は、水やりを欠かさないようにします。鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えましょう。水切れすると蕾が落ちる原因になります。夏は1日2回、冬は土の表面が乾いたら水を与えます。また、成長期は新芽をよく伸ばすために化成肥料を少し多めに施しましょう。しかし、夏の暑さで元気がない場合は、化成肥料を控え薄めた液体肥料を与えます。
育て方③環境
オオハマボウは日当たりのよい場所を好みます。しかし、直射日光が当たると株が弱ってしまうため、半日陰の風通しのよい場所に置きましょう。冬はガラス越しに日が当たる暖かい場所で管理します。暖房の風が当たる場所は乾燥するため避けましょう。
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育て方④剪定
花がつかなくなる10月下旬に剪定します。全体の丈の半分~1/3程度残して、ばっさり切るのがポイントです。盆栽は樹形が大切です。伸びすぎた枝や元気のない枝は、つけ根から切りましょう。不要な枝を切ると株全体の風通しがよくなり病害虫を防ぎます。枝が少なくなるため、水分や栄養分がしっかり行き渡るようになります。
オオハマボウの増やし方
オオハマボウは、花が咲いた後に実ができますが、実の中の種をまいても発芽まで10カ月ほどかかってしまいます。2年目以降の株を使って挿し木で増やしましょう。挿し木は6月上旬~7月中旬に行います。1~2カ月ほど経つと発芽します。新芽が出るまで日陰で管理しましょう。
挿し木の方法
- 葉を1~2枚残して、枝を10cmほど斜めに切り取る
- 切り口を10分ほど水に浸け、水揚げする
- 水揚げした枝の切り口に発根促進剤をぬる
- 水はけのよい無肥料の用土に挿す
- たっぷり水やりをして、日陰で管理する
- 新芽が大きく元気に育ったら、大きな鉢に植え替える
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まとめ
オオハマボウは、夏の日差しが似合う花です。ハイビスカスに似た大きな黄色い花は、南国の明るさを感じさせてくれますね。たくましい幹を盆栽にするのもおすすめです。沖縄では挿し木用の枝がお土産に販売されています。鉢植えにして家庭で育てるのも楽しいのではないでしょうか?
ボタニ子
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矮化剤とは、植物の成長を抑制する薬剤のことです。茎の伸長を抑え、分枝の発生を促したりします。