春に咲く花⑪:スミレ
スミレとは、スミレ科スミレ属に属する植物の総称のことで、タチツボスミレ・マルバスミレなどが属しています。日当たりのいい場所に生えますが、アスファルトの割れ目からも芽がでることがあり、小さいながらに生命力の強い植物です。
基本情報
学名 | 品種による |
分類 | スミレ科スミレ属の多年草 |
分布 | 日当たりのいい草地 |
花期 | 4月~5月(早ければ3月から) |
スミレの特徴
スミレは、根元からたくさんの葉と花茎をのばして、花茎に紫色の花を1輪つける特徴があります。花の色も、紫のスミレが有名ですが、白やピンクのスミレも存在しています。花は、花びらが1枚だけ大きく左右対称なのが特徴です。
パンジーもスミレ科
スミレと言えば、タチツボスミレが野草としては身近な存在ですが、園芸種として身近なスミレはパンジーやビオラではないでしょうか。パンジーやビオラもスミレ科スミレ属に属しています。
いつから、いつまで花期?
一般的には、4月~5月が花期とされていますが、早いものでは3月ころから咲き始めます。また、スミレの仲間には10月に花を開花させるものもあり、1年を通して楽しめる植物でもあります。
春に咲く花⑫:チューリップ
春になると、花壇や学校などで見かけるチューリップも春に咲く植物の1つです。球根植物であり、花の色も歌にあるように赤・白・黄色以外に、オレンジやピンクなどもある花です。また、チューリップとはユリ科チューリップ属に属している植物の総称でもあります。
基本情報
学名 | 品種による |
品種 | ユリ科チューリップ属の多年草 |
分布 | 花壇など |
花期 | 3月~5月 |
チューリップの特徴
チューリップは球根植物です。さまざまな品種があるため、花の咲き方も八重咲き、一重咲きなどとさまざまなものがあります。花の色も、白やピンクなどの単色、色が2つ以上ある複色や、緑や黒色の花も存在しています。世界的にも人気の高い植物です。
食用になるチューリップ
チューリップの球根は、糖度が高くでんぷんを含んでいるため食べられます。特にオランダでは食用のチューリップの栽培も盛んです。日本でも、チューリップの球根を使ったお菓子などが通信販売で購入できます。
いつから、いつまで花期?
チューリップの開花は、3月から始まり5月ごろまで見られます。花が枯れ始めると、花弁は徐々に開いていき、落ちてしまう特徴があります。
春に咲く花⑬:ホトケノザ
ピンク色の花を咲かせることで知られるホトケノザも、春に花を咲かせる植物の1つです。ホトケノザは、春の七草で知られるホトケノザとは違う植物であり、春の七草はオニタビラコに似ているコオニタビラコを指しています。
基本情報
学名 | Lamium amplexicaule |
分類 | シソ科ヒメオドリコソウ属の一年草 |
分布 | 道端 |
花期 | 3月~6月 |
ホトケノザの特徴
シソ科特有の四角い茎が特徴です。葉が、仏様が座っている台座に似ていることから「ホトケノザ」の名前がつけられました。春の七草で知られるホトケノザと違い、ピンクの花を咲かせるシソ科のホトケノザは食用にはできません。
混同されるヒメオドリコソウ
ホトケノザと間違えられることが多い植物で、ヒメオドリコソウというのがあります。同じシソ科でピンク色の花を咲かせます。花期も、3月~6月とほとんど同じです。花はよく似ていますが、葉などは似ていないため見分けられます。
いつから、いつまで花期?
3月に開花が始まり、6月まで続きます。ホトケノザの花は、すべてのつぼみが開花するわけではなく、開花しないつぼみがあるのが特徴です。
まとめ
春に咲く花は、これだけではありません。まだまだたくさんあります。花期も、春に咲き始め、いつまでも咲いている花もあります。ぜひ、お散歩の最中などに春に咲く花を探してみてくださいね!