記事の目次
- 1.落葉樹とは
- 2.落葉樹の魅力
- 3.庭木の高さによる分類
- 4.庭木として人気の落葉樹・低木①【セイヨウニンジンボク】
- 5.庭木として人気の落葉樹・低木②【カシワバアジサイ】
- 6.庭木として人気の落葉樹・低木③【ヤマブキ】
- 7.カラーリーフとしての落葉樹・低木①【メギ】
- 8.カラーリーフとしての落葉樹・低木②【アメリカシモツケ】
- 9.カラーリーフとしての落葉樹・低木③【ドウダンツツジ】
- 10.シンボルツリーにもなる落葉樹・中木①【ヤマボウシ】
- 11.シンボルツリーにもなる落葉樹・中木②【ライラック】
- 12.シンボルツリーにもなる落葉樹・中木③【マルバノキ】
- 13.シンボルツリーにもなる落葉樹・中木④【モクレン】
- 14.シンボルツリーにもなる落葉樹・高木①【ナナカマド】
- 15.シンボルツリーにもなる落葉樹・高木②【エゴノキ】
- 16.シンボルツリーにもなる落葉樹・高木③【イロハカエデ】
- 17.シンボルツリーにもなる落葉樹・高木④【カツラ】
- 18.シンボルツリーにもなる落葉樹・高木⑤【キンモクセイ】
- 19.まとめ
シンボルツリーにもなる落葉樹・中木①【ヤマボウシ】
ヤマボウシとよく比較される植物にハナミズキがあります。両者の違いの一例としては、花が咲いてから新芽の出るのがハナミズキ。葉が先に出揃ってから花が咲くのがヤマボウシです。唄で有名になったハナミズキですが、中木で耐寒性のあるヤマボウシの使い勝手のよさはあなどれません。
おすすめの理由
- 樹高:3~7m 耐暑性:強い 耐寒性:普通 適性地域:東北南部~九州
- 目立った病害虫はない
- 日かげでも育つ
シンボルツリーにもなる落葉樹・中木②【ライラック】
ライラックは別名リラという名で親しまれ、北海道では街路樹として植えられている人気の落葉中木です。冷涼な気候を好むため、暖地で育てることはむずかしいでしょう。花の色は白、ピンク、紫、青と豊富で、芳香があります。イングリッシュガーデンに最適です。
おすすめの理由
- 樹高:1.5~6m 耐暑性:弱い(西日厳禁) 耐寒性:強い
- 目立った病害虫はない
- 花に芳香がある
シンボルツリーにもなる落葉樹・中木③【マルバノキ】
別名ベニマンサクとも呼ばれるマルバノキは、ハート形から次第に丸くなって紅葉する葉を楽しむ木です。紅葉の時期でも、赤、黄、緑の葉が混在する期間は見ごたえがあります。花は小さくてあまり目立たないのですが、ベニマンサクと呼ばれる由来になっています。
おすすめの理由
- 樹高:1~3m 耐暑性:強い 耐寒性:弱い 適性地域:関東以南
- 日陰でも育つ
- 目立った病害虫はない
シンボルツリーにもなる落葉樹・中木④【モクレン】
モクレン(木蓮)は蓮の文字がつく通り、蓮の花に似ているところからつけられた名前です。花は新芽が出揃う前から咲き始め、長い花期を楽しめます。優雅で気品ある花の姿に憧れている方も多いのではないでしょうか。
おすすめの理由
- 樹高:3~6 耐暑性:強い 耐寒性:強い
- 目立った病害虫はない
- 花の形が優美である
シンボルツリーにもなる落葉樹・高木①【ナナカマド】
北海道では街路樹にされるナナカマドは非常に耐寒性の強い植物です。緑の葉と実が秋の紅葉の時期に真っ赤に変わっていくようすも素晴らしいのですが、春先の緑の葉に混ざってぽつぽつと赤い葉が見られるようすにも趣があります。
おすすめの理由
- 樹高:5m~10m 耐暑性:やや弱い 耐寒性:強い
- 目立った病害虫はない
- 日かげでも育つ
シンボルツリーにもなる落葉樹・高木②【エゴノキ】
涼しげな雰囲気のあるエゴノキは、初夏になるとうつむいた風情のある小さな白花をたくさん咲かせます。どちらかというと洋風のナチュラルガーデン向きでしょうか。シンボルツリーとしてもおすすめです。
おすすめの理由
- 樹高:7~12m 耐暑性:強い 耐寒性:強い 適性地域:北海道南部~沖縄
- 成長がゆっくりめ
- 半日かげでも育つ
シンボルツリーにもなる落葉樹・高木③【イロハカエデ】
モミジ(イロハモミジ)という名の方が一般に知れ渡っていますが、元々の名称はイロハカエデです。紅葉の代名詞のようなこの木は仲間も多く、さまざまな色合いで移りゆく季節を楽しませてくれます。下記のリンク先で詳しく紹介しておりますので、ぜひご一読ください。
おすすめの理由
- 樹高:5m~15m 耐暑性:強い 耐寒性:強い
- 目立った病害虫はない
- 日かげにも強い
シンボルツリーにもなる落葉樹・高木④【カツラ】
甘い香りとハート形の愛らしい葉の形で知られるカツラの木ですが、とても大きく育つので広いスペースを確保できるお庭におすすめします。自然な樹形を楽しむ木ですので、剪定は専門家におまかせしたほうがよいでしょう。
おすすめの理由
- 樹高:10~30m 耐暑性:やや弱い 耐寒性:強い 適性地:北海道~九州に自生
- 葉に甘い香りがある
- 目立った病害虫はない
シンボルツリーにもなる落葉樹・高木⑤【キンモクセイ】
キンモクセイの香りで秋の到来を感じる方も多いのではないでしょうか。高木なのですが成長はややゆっくりめで、生垣として使われることもあるほど刈り込みに強い木です。同種で白い花をつけるものはギンモクセイで、こちらの香りは柔らかです。
おすすめの理由
- 樹高:3~10m 耐暑性:強い 耐寒性:強い
- 病害虫、大気汚染に強い
- 花に強い芳香がある
まとめ
厳しい冬を乗り越えて瑞々しい若葉が芽吹く春。赤や黄色に紅葉し美しい葉色で楽しませてくれる秋。樹形の美しさを際立たせてくれる冬。落葉樹は季節の移り変わりを感じさせてくれますね。常緑樹とは違い、紅葉と落葉という特性を持った落葉樹ですが、葉が落ちることによるメリット・デメリットをしっかり理解しつつ、上手につきあっていきたいものですね。常緑樹のおすすめ品種も下記のリンク先にてご紹介しております。合わせてご覧ください。
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