世界の珍しい果物35選!⑪~⑮
⑪ジャボチカバ
名前 | ジャボチカバ |
別名 | ブラジリアングレープツリー、グアペルー |
科名・属名 | フトモモ科ミルキアリア属 |
原産地 | 南アメリカ |
木の幹に直接果実がみのる変わった果物です。果皮は厚めで濃紫色をしており、果実は3~4cmの大きさをしています。果肉はやわらかく、白い種類とピンク色の種類があります。ブドウのようなにおいと甘酸っぱい味わいが特徴で、生食されるだけでなく、ジュースやジャム、リキュールなどさまざまな加工品にも利用されています。
日本での入手方法は、ジャボチカバの農園を訪ねたり、家庭で鉢植えなどにして栽培・収穫を楽しんだりすることもできますよ。ビタミンCやカリウム、タンニンなど栄養もあるので、生食やスイーツづくりの具材などとして取り入れるのもいいですね。
⑫スターアップル
名前 | スターアップル |
別名 | スイショウガキ、カイニット、ホシリンゴ |
科名・属名 | アカテツ科オーガストノキ属 |
原産地 | 中央アメリカ、西インド諸島 |
スターアップルの果実は4~10cmほどで丸く、果皮に光沢があります。果皮の色は、濃紫色と緑がかった茶色の2種類があります。濃紫色の果実は果皮が厚めで果汁が少ないのに対し、緑がかった茶色の果実は果皮が厚めで果汁が多めです。果実を半分に切ると、星のような模様になっており、茶色い種子が入っています。完熟すると渋みが抜けて甘いので、生食するのも人気です。
スターアップルは国内では沖縄でも栽培されています。また、種や苗を通販で購入するという入手方法もありますよ。樹姿も美しいので、自宅でガーデニングを楽しみながら収穫を待つのもいいですね。
⑬スターフルーツ
名前 | スターフルーツ |
別名 | ゴレンシ |
科名・属名 | カタバミ科ゴレンシ属 |
原産地 | 熱帯アジア |
スターフルーツは、果実を切った断面が星型になる変わった南国果実です。盛り付けただけで食卓が華やぎますね。果皮は熟すと、黄緑色からオレンジ色に変化します。食物繊維が豊富で、水分たっぷりの果肉は酸味があり、トロピカルフルーツにしては薄味で、梨のようなサクッとした食感が楽しめます。果皮ごと食べられますが、縁部分には渋みがあるので切り落としましょう。生食だけでなく、サラダやピクルスなどにも使われます。
スターフルーツは、日本では沖縄でも栽培されているので、果実を入手することも可能です。また、栽培して果実を収穫することもできます。育て方も比較的簡単ですよ。南国果実らしく、高温多湿の環境を好みます。
⑭スネークフルーツ
名前 | スネークフルーツ |
別名 | サラカヤシ |
科名・属名 | ヤシ科サラカヤシ属 |
原産地 | インドネシア |
スネークフルーツは、果皮がヘビのうろこのようなインドネシア原産の変わった南国果実です。大きさは2.5~10cmとさまざまです。果肉は3つに分かれ、白っぽい黄色をしています。食感は、みずみずしくシャリシャリしたものから乾燥してもろいものまで、品種によってさまざまです。変わったにおいがあり、トロピカルな甘みと酸味のなかに少しの渋みを感じます。
日本でも、輸入されたサラクの果実をスーパーなどで見かけることがあります。種を植えて栽培すると、果実の収穫ができるようになりますよ。南国フルーツのため、高温多湿の環境を好みます。室内で冬越しさせるなど工夫しましょう。
⑮セイヨウスグリ
名前 | セイヨウスグリ |
別名 | マルスグリ、オオスグリ、グースベリー |
科名・属名 | スグリ科スグリ属 |
原産地 | ヨーロッパ、西アジア |
果実のサイズは約1cmで、果皮は熟すにつれて半透明の緑色から赤紫色に変化します。小さな果実がトゲのある枝にたくさんつくのが特徴です。未熟な果実は酸味が強く、赤紫色に熟してくると甘酸っぱくなってきます。生食もできますが、ジャムやゼリー、料理のソースなどの加工品としても重宝されています。
セイヨウスグリは日本でも栽培されています。入手方法としては、通販で果実を購入するか、苗を購入して栽培することもできます。耐寒性は非常に強いですが、耐暑性が弱いので涼しい環境で栽培しましょう。
ボタニ子
次のページでは、ニッパヤシからハラフルーツまでの5種類の果物をご紹介します。