世界の珍しい果物35選!㉑~㉕
㉑パルミラフルーツ
名前 | パルミラフルーツ |
別名 | オウギヤシ |
科名・属名 | ヤシ科パルミラヤシ属 |
原産地 | 熱帯アフリカ |
熱帯アフリカが原産のパルミラフルーツは、5cmほどの球形です。黒い果皮のなかの白い渋皮をとると、半透明の果実がでてきます。ライチやナタデココに似た食感ですが、味はあまりありません。そのまま生食したり、かき氷などデザートの材料になったりします。また、樹液からはパームシュガーやお酒もつくられます。
パルミラフルーツの果実を日本で入手するのは難しいかもしれません。しかしパームシュガーは日本にも輸入されているので、通販で購入できますよ。パームシュガーは精製されていないので、白砂糖よりも栄養があると注目されています。
㉒パンノキ
名前 | パンノキ |
別名 | ブレッドフルーツ |
科名・属名 | クワ科パンノキ属 |
原産地 | ポリネシア |
果実の大きさは10~30cmで、黄緑色の果皮には突起がありボコボコしています。種がある品種とない品種が存在します。果肉はデンプン質で、生食せずに焼いてから食べられます。食感がパンのようで、味はサツマイモに似ていますが甘みはあまりありません。
パンノキは、日本でも沖縄や石垣島で栽培されています。通販でも入手が可能です。また観葉植物としても販売されているので、部屋に飾るとトロピカルな空間になりますよ。
㉓バンレイシ
名前 | バンレイシ |
別名 | 釈迦頭(シャカトウ)、シュガーアップル |
科名・属名 | バンレイシ科バンレイシ属 |
原産地 | 中南米 |
果皮は緑色で黒い斑点があります。表面がボコボコして仏像の頭に似ているため「釈迦頭」という別名ももっています。熟すにつれて、ボコボコした表面が白い果肉とともに1枚ずつはがれていきます。熟した果肉は、ねっとりしたクリーム状のなかに砂糖のようなジャリジャリした食感があります。
日本には2018年から台湾より輸入されるようになりました。また少量ですが、沖縄県でもバンレイシは栽培されています。あまり出回っていませんが、9~10月頃が収穫期なので、運がよければ入手できるかもしれません。確実な入手方法は、台湾など産地におもむいて店舗で購入することでしょう。
㉔ピタンガ
名前 | ピタンガ |
別名 | タチバナアデク、カボチャアデク |
科名・属名 | フトモモ科エウゲニア属 |
原産地 | 南米の熱帯地域 |
果実の大きさは、2~3cmほどで、カボチャのようなかたちをしています。果実は未熟だと苦みや酸味がありますが、熟すと赤くなり、甘みが増していきます。生食だけでなく、ジュースやゼリー、果実酒などの加工品としても利用されています。
ピタンガは果皮が薄いため保管がきかず、日本にはほとんど輸入されていません。そのため、入手方法は通販などで購入した苗を栽培・収穫をするのがよいでしょう。4~8年で果実が実りますよ。
㉕フィンガーライム
名前 | フィンガーライム |
別名 | キャビアライム、シトラスキャビア |
科名・属名 | ミカン科ミカン属 |
原産地 | オーストラリア |
フィンガーライムは4~8cmほどで小さく、細長い形をしています。キャビアのように果肉が粒状なのが特徴です。果皮や果肉の色は、品種によってさまざまです。果皮の色は緑色や黒いものも存在します。果肉は白色や緑色、ピンク色紫色などがあります。美しい見た目とさわやかな酸味で、料理の装飾としても人気です。
日本では、オーストラリアなどから輸入されたフィンガーライムの果実を通販で入手できます。また、苗から育てて果実を収穫するのもいいですね。
ボタニ子
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