ブラムリーの使い方
調理用リンゴであるということでしたが、では実際はどのように調理するとそのおいしさが引き出されるのでしょうか?ブラムリーの特徴をおさえた使い方をご紹介します。生のブラムリーが手に入ったときはぜひ試してみてくださいね。
ブラムリーのパウンドケーキ
料理のソースなどに使用されることが多いブラムリーですが、お菓子でもそのおいしさを発揮してくれます。本場イギリスではアップルパイやアップルクランブルなどにも使われています。今回は簡単に作れるパウンドケーキをご紹介します。
材料
- 無塩バター…100g
- 砂糖…100g
- 小麦粉…100g
- ベーキングパウダー…3g
- たまご…2個
- ブラムリー…2個
作り方
- オーブンを180℃に予熱。バターは室温に戻す。
- 柔らかくなったバターに砂糖を加えて擦り混ぜる。
- たまごを1個ずつ順番に加えてさらに混ぜる。
- 小麦粉をふるいながら入れ、ヘラでサックリ混ぜる。
- 皮をむいて、スライス(またはざく切り)にしたブラムリーを加えて軽く混ぜる。
- 型に生地を流し込む。
- オーブンで30分ほど焼いて完成。
ボタニ子
豚肉のブラムリー漬け
せっかくブラムリーが手に入ったら、ジャムやお菓子だけではなくその本領が発揮される肉料理も試してみてください。豚肉の脂身がスッキリと感じられ、ブラムリーの酸味が肉のうまみを引き出してくれます。
材料
<主な材料>
- 豚肩ロース…4枚または塊肉500g
- 味噌…80g
- 料理酒…40cc
- 塩コショウ…適量
<即席ブラムリージャムの材料>
- ブラムリー…1個
- 砂糖…ブラムリー1個分
<ブラムリーソースの材料>
- ブラムリー…1/2個
- しょうゆ…50cc
- みりん…50cc
- 酒…50cc
作り方①漬け込み用ブラムリーのジャム
- ブラムリー1個を皮をむき、ざく切りにして同じ重さの砂糖をまぶす。
- 電子レンジでブラムリーが煮溶けるまで加熱する。
- 軽く混ぜればブラムリーの即席ジャムの完成。
作り方②実際の調理
- 肉に軽く塩コショウをし、味噌とブラムリージャムを塗って漬ける。
- 保存容器入れて1晩ほど寝かす。
- オーブンを150℃に予熱する。
- 容器から肉を取り出し、焦げ付きを防ぐために肉から味噌とジャムを軽く取り除く。
- フライパンで両面に焼き色を付ける(オーブンで加熱するので中まで火が通らなくてOK)
- 予熱してあったオーブンに焼き色を付けた肉をうつし、30分ほど焼く。
- 肉の厚さや大きさで火の通り方が異なるので、中まで火が通っているのかしっかり確認して焼く。
作り方③ブラムリーソース
- しょうゆ、みりん、酒を合わせて鍋にかける。
- 調味料が煮立ってアルコールが飛んだところで、皮をむいてすりおろしたブラムリーを加える。
- 軽く火がはいれば完成。焼きあがった肉にブラムリーソースをかける。
ボタニ子
こってりした豚の脂身とブラムリーの爽やかな酸味がおいしいレシピです。味噌も白みそや麦みそなど変えることで味に変化が生まれますよ。
まとめ
ブラムリーの特徴や使い方をご紹介しました。普通の林檎とは違って生食では食べられないほどの酸味と渋みも、加熱することで美味しいお菓子や料理に大変身することがわかりました。少しずつ日本でも広まってきているので、もし見かけたらぜひ手に取って、アップルパイやケーキ、肉料理のソースなどにぜひ試してみてくださいね。
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バターの香りと甘酸っぱいブラムリーの香りが最高!ブラムリーの果肉はしっとり溶けてジャムのようになりますよ。