カンノンチクとは？特徴や育て方をご紹介！枯らさず管理するコツは？

観葉植物として日本では昔から人気があるカンノンチクなので、できれば自分で栽培して育ててみたいという興味を持つ方も多いのではないでしょうか？そこで、ここではカンノンチクの適切な育て方についてご紹介します。

カンノンチクを育てるためには、どこに設置するのかがまず重要です。日の当たる場所がいいのかそれとも当たらないところなのか？という点です。結論としては、「日が当たる場所を好むが、直射日光を嫌う」というのが正解です。

カンノンチクは耐寒性もあることから、多少ひんやりとした室内でもうまく対応しながら育ってくれます。ただし日光を好む性質なので、なるべく明るい半日陰くらいのところを置き場にするのがよいでしょう。もし直射日光が当たり過ぎてしまうと葉焼けの原因になります。できるだけカーテンなどを利用しながら光の調整をしてください。

カンノンチクを屋外で育てる場合は、極端に寒くない程度の状態を保たせることがポイントです。雪や霜が降りない気温3℃以上の環境なら育てることができます。また屋外だと直射日光に当たりやすいことも考えられます。直射日光は葉焼けを起こす原因です。遮光をする工夫も大切なので、半日陰くらいの置き場やネットなどが掛けられるような環境作りをしましょう。

カンノンチクへの水やりは水量とタイミングを見計らうようにします。それは、季節や気温によって変えるという意味です。基本的には土の表面が乾燥している状態のときに、鉢の底から滲みる程度で水を与えるようにします。

特に夏場は水不足になりやすいため、葉が枯れてしまう恐れがあります。夏は1日1～2回のペースを必ず守って水やりするようにしましょう。また冬の場合は、成長が緩慢な状態に入るため、土が乾いていても3～4日くらいのペースで大丈夫です。むしろ冬場に水を与えすぎると根腐れして枯れる原因になります。

カンノンチクを栽培しながらさらに増やすには、株分けによる増やし方があります。カンノンチクの株分けは、親株の茎や芽を切り分けて新しい株にします。時期は5～6月頃が最適で、確実な増やし方としておすすめです。

株分けでの増やし方は、まず株を鉢から取り出して古い土を落とします。水の入った容器の中で土を落とすとよいでしょう。株が自然と分かれてくれるようなら、手で根を3つくらいに切り分けます。もし分けづらければ、茎にナイフなどを入れて切り分けていきます。小さく分けすぎないよう2～3株くらいが適当です。

株分けする際には、伸びすぎたり傷んでしまった根をカットして、新しい鉢へ植え替えをします。注意点として、株分け直後の植物は少し弱っているので、2～3日は日陰に置いて安定させましょう。その後日当たりのよい場所へ移しましょう。