シュロチクの育て方
シュロチクは屋内でも屋外でも比較的育てやすい観葉植物ですが、簡単といってもいくつかポイントがあります。どんなことに気を付ければ良いのか、詳しくみていきましょう。
育て方①用土
まず初めに用意するのは土です。土の環境が悪いと根がはらなかったり、成長の障害になったりします。シュロチクを植えるときに使う土は、できるだけ水はけのいい土を使ってください。
育て方②日当たり
シュロチクは半日陰の環境を好む観葉植物です。比較的寒さにも強いので屋外での生育も可能ですが、直射日光はとても苦手な植物ですので注意が必要です。室内で育てる場合はは直接日が当たらないカーテン越しなどが最適です。
育て方③水やり
シュロチクは寒い季節に入ると成長速度が緩やかになるので、水やりの回数は減らしてください。目安は土が乾いてから2〜3日程度はあけても大丈夫です。湿度が高すぎると枯れることもありますので、水やりの頻度には特に注意しましょう。生育期の暖かい季節には土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水をあげてくださいね。
育て方④病害虫
シュロチクにつく虫といえば、ハダニやアブラムシ、カイガラムシといった虫があります。このような虫を放っておくと栄養をどんどん取られてしまい、最悪の場合枯れる原因にもなります。見つけ次第しっかりと駆除することが大切です。剪定することも虫の発生予防になります。
害虫予防には葉水も効果的
葉水とはその名の通り葉っぱに直接水をかけることをいいます。水をかけるといっても勢いよくかけると葉が痛んでしまうので、霧吹きなどで優しく水を吹きかけてあげましょう。葉を乾燥から守ることで害虫の発生予防にもなりますし、ホコリやゴミなどの汚れも流れて見た目がとてもキレイになります。
育て方⑤肥料
シュロチクも肥料を与えてあげるととても元気に育つことでできます。与ある時期は生育期である春から秋にかけて与えるようにします。休眠期の冬に肥料を与えすぎてしまうと、肥料焼けを起こしますので注意してください。
シュロチクを上手に育てるコツ
とてもきれいなフォルムをしていて、鮮やかな色の葉っぱをつけてくれるシュロチクですが、元気で丈夫に育てるためにはコツがあります。ここでしっかりと覚えて、イキイキとした元気なシュロチクを育ててくださいね。
コツ①植え替え
シュロチクは成長によって植え替えが必要になります。植え替え時にはどのようなものが必要になるか、そして植え替えの方法をみていきましょう。
植え替え時に準備するもの
鉢、鉢低石や用土を用意しましょう。特に鉢は一周り大きいサイズを選びます。その他にも、汚れを防止するために軍手や新聞紙なども準備しておくと便利です。
植え替えの方法
まず、新しい鉢に鉢低石を入れます。その上から用土を入れていきますが、この時に鉢の半分ほど余裕を持たせます。鉢から取り出したシュロチクを入れていき、その周りから土をかぶせていきます。根の間に隙間が出来てしまうと根付かず枯れる原因になりますので、割り箸などでつつきながらしっかりと入れるようにしましょう。
コツ②剪定
シュロチクは伸びすぎてしまった時などには剪定が必要です。伸びすぎてしまうと見栄えが悪くなってしまうため剪定をしましょう。そのほかに風通しが良くなることによって、病害虫の発生予防にも役立ちます。傷んだ葉や葉がついていない幹、伸びすぎた枝は思い切って切ってくださいね。
ボタニ子
なんだか剪定ってむずかしそう。私にできるかしら。心配だわ。
シュロチクの剪定は枝を途中からではなく、根本から切ることがポイントよ。
ボタニ子
切り方とかもあるのね!間違えないように気をつけるわ。次ページからはシュロチクの増やし方を紹介するね。
出典:写真AC