夏植えにおすすめの多年草・宿根草5選!ほったらかしでも毎年咲くのは?

夏植えにおすすめの多年草・宿根草5選!ほったらかしでも毎年咲くのは?

夏植えの多年草・宿根草というと、季節的に難しい種類と思う人もいるかもしれません。夏の暑い時期に外での作業はつらいものですが、この時期の植え付けに向く手間いらずの植物もあるのです。秋から冬、翌年の春につながる、夏植えにおすすめの多年草・宿根草を5つご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.夏植えにおすすめの多年草・宿根草とは
  3. 3.夏植えに多年草・宿根草がおすすめの理由
  4. 4.おすすめの夏植えの多年草・宿根草①リコリス
  5. 5.おすすめの夏植えの多年草・宿根草②宿根ガザニア
  6. 6.おすすめの夏植えの多年草・宿根草③キク
  7. 7.おすすめの夏植えの多年草・宿根草④シバザクラ
  8. 8.おすすめの夏植えの多年草・宿根草⑤コルチカム
  9. 9.まとめ

おすすめの夏植えの多年草・宿根草①リコリス

Photo bynekoroom

リコリスは原種だけでも20種類近くあるという球根植物です。日本ではヒガンバナのイメージが強く、人気はいまいちの花でした。しかし、欧米での人気の高まりをきっかけに、近年では多くの園芸品種が作られています。地植えにすればほったらかしでも毎年よく咲き、ガーデニング初心者向きの植物です。

基本情報

分類 球根、草花
形態 多年草
原産地 日本、中国
草丈 20cm~50cm
開花期 7月中旬~10月中旬
花色 赤、白、黄、オレンジ、ピンク、青、紫、複色(ふくしょく)
耐寒性 強い
耐暑性 強い
植え付け 6月~8月

特徴

葉と花の時期がずれる

出典:写真AC

リコリスの仲間の共通の特徴として、葉がしげる時期と花の咲く時期がずれるという点があります。花が先に咲くのか、葉が先にしげるのかは、種類ごとに異なるのも面白い点です。このほかにも花弁に厚みがあることや、1つの茎の先に複数の大輪の花が咲くことも共通しています。

リコリスの花のタイプ①ヒガンバナタイプ

出典:写真AC

ヒガンバナタイプのリコリスの特徴は、花びらの形と花火のようなその姿にあります。花びらはふちにウェーブがかかり、そり返っています。特にヒガンバナの赤い色が、リコリス=赤い花というイメージを強くしている理由となっているようです。

リコリスの花のタイプ②ユリタイプ

Photo byMikeGoad

ユリタイプのリコリスの特徴は、ユリと間違えそうなくらい花の姿が似ていることです。品種によっては、花の開き具合がヒガンバナとユリの中間くらいのものもあります。花びらがやや広く、斜め上の方向に咲くのもこのタイプの特徴です。

おすすめの夏植えの多年草・宿根草②宿根ガザニア

Photo bysymphori

宿根ガザニアはガーデニング初心者でも育てやすく、花期も4月~11月と長いため、人気の高い品種です。見頃も5月~7月と9月~11月の、年に2回あります。葉が銀色の毛でおおわれて、葉だけの時期でも楽しめる常緑の銀葉種もあり、選択肢が多いことも魅力です。

基本情報

分類 草花
形態 常緑多年草
原産国 南アフリカ
草丈 15cm~30cm
開花期 4月~11月(見頃は5月~7月と9月~11月)
花色 ピンク、オレンジ、黄色、白、複色(ふくしょく)
耐寒性 比較的強い
耐暑性 比較的強い
植え付け 4月~6月、9月~10月

特徴

ほったらかしでも増える

Photo byqurrant

庭や花壇に地植えしてほったらかしておくと、地下茎を広げて増える特徴があります。日当たりと風通しのよい場所なら、やせ地でもほったらかしで大丈夫です。また、夏の花壇に色を加えたいときに、植え付け時期以外の7月や8月でも定植できます。ただし、湿度が高いのは苦手なため、風通しの悪い住宅密集地の庭には不向きです。

花が終わっても楽しめる

出典:写真AC

地植えにしておいた場合、花が終わっても葉が枯れない常緑種のため、冬の庭にも彩りをそえてくれます。特に葉が美しい銀葉種を植えておけば、葉が光を反射して銀色に光って見えて、花のない時期でも飽きません。花の色も種類が豊富で、人気の高い品種です。

おすすめの夏植えの多年草・宿根草③キク

Photo bySuppenkasper

キクといえば切り花として1年中出まわっているくらい、日本人にとってなじみの深い花です。品種も豊富で、大きさから花の形までさまざまな品種が揃っています。地植えにしておけば、ほったらかしでも毎年花を咲かせてくれる丈夫な植物です。そんなキクは、ガーデニング初心者にとっても人気の花の1つにあげられます。

基本情報

分類 草花
形態 多年草
原産国 中国
草丈 10cm~120cm
開花期 9月~11月
花色 白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、茶、複色(ふくしょく)
耐寒性 強い
耐暑性 普通
植え付け 6月~7月中旬ごろ

特徴

品種が豊富

Photo by_Alicja_

よく切り花で目にするキクのほかにも、大ギクや小ギク、アメリカで品種改良されたスプレーギクなど、見た目も大きさもさまざまな品種があります。色の種類も豊富で、好みにあわせた庭づくりができるのも、キクの魅力の1つです。

凝り性の人にも向く植物

Photo bygenniebee512

丈夫な品種を選べば、地植え後ほったらかしでも毎年花を咲かせますが、キクは手をかければかけただけ美しい花を咲かせてくれます。いろいろな種類のキクを植えつければ、小さな花壇も花の頃には見ごたえのある花壇にできるため、ぜひ試してみてください。

次のページでも、初心者でも育てやすい種類を見ていきましょう!

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おすすめの夏植えの多年草・宿根草④シバザクラ

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