おすすめの夏植えの多年草・宿根草④シバザクラ
シバザクラはグランドカバーとしても人気の植物です。地面を覆うように茎を伸ばし、春には桜に似た小花を一面に咲かせます。常緑で土留めにも使え、さらによく増えるため、花壇の縁取りにもおすすめの植物です。
基本情報
分類 | 草花 |
形態 | 多年草 |
原産国 | 北アメリカ |
草丈 | 20cm~100cm(茎の長さ) |
開花期 | 4月上旬~5月下旬 |
花色 | 紫、ピンク、白、青、複色(ふくしょく) |
耐寒性 | 普通~強い |
耐暑性 | 普通~強い |
植え付け | 4月~7月 |
特徴
グラウンドカバーに最適
シバザクラは日当たりと水はけのよい土ならば、どんどん広がっていきます。ただし、芝と違って踏みつけられることには弱いため、管理用の道は確保しておきましょう。花が終わった後の6月ごろか、9月~10月の秋ぐちに、挿し芽や株分けをして増やせます。
花のカーペットに
シバザクラといえば、花が咲くと一面が花のじゅうたんのようになります。そんな花のじゅうたんを作りたくて、シバザクラを植える人も少なくありません。好きな色で一面染めてみたり、さまざまな色の品種を寄せ植えにしてみたりと、自分の個性を活かした花のじゅうたんを作ってみてはいかがでしょうか?
おすすめの夏植えの多年草・宿根草⑤コルチカム
コルチカムは別名「イヌサフラン」とも呼ばれる球根植物です。ただし、名前に「サフラン」とつくものの、有毒植物のため食べられません。コルチカムは土に植えなくても花を咲かせる強い植物です。そのため、ガーデニング初心者でも手軽に楽しめます。
基本情報
分類 | 球根、草花 |
形態 | 多年草 |
原産地 | 欧州、中東、北アフリカ、中央アジア |
草丈 | 5cm~30cm |
開花期 | 主に9月中旬~10月 |
花色 | ピンク、紫、白、黄 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
植え付け | 8月~9月 |
特徴
原種の数が多い
コルチカムは60種類近い原種がありますが、そのほとんどが秋咲きで、花の色もピンクや紫です。なかには黄色い花を咲かせるものもありますが、近年はいくつもの園芸品種がつくられているため、秋の花壇の彩りとしても人気の高い品種です。
土がなくても咲く
ちょっとした容器に球根だけを入れ、そのままテーブルの上や窓辺に置いておくだけで、花芽を出して花が咲く性質があります。球根は大きいもので直径10cmほどですが、5cmほどの大きさになれば花を咲かせる強い植物です。花の後に葉が出てくるため、日当たりのよい場所に植え付けて球根を太らせれば、また翌年花を咲かせます。余った球根で試してみるのもよいでしょう。
地植えしたときの注意点
コルチカムは梅雨頃に葉が枯れて休眠します。この枯れた葉を取り除くと、どこに球根を植えたかわからなくなってしまうため、葉を取り除く前に名札などの目印を立ててから、枯れた葉を処分するようにしましょう。
まとめ
多年草・宿根草は、一度植え付ければ毎年のように花を咲かせて楽しませてくれます。7月・8月の真夏の暑さに耐えながら作業しなくても、ほったらかしで大丈夫な品種も数多くあることも魅力です。花の咲く時期がずれるように植え付ければ、1年中花が見られる花壇に仕上げられます。多年草・宿根草を上手に活用して、素晴らしい庭をつくってみましょう。
出典:写真AC