タラの芽を味わおう
冒頭にもお話した通り、山のバターとまで称され山菜の王様と言われるタラの芽です。さて皆さんは、どのような食べ方が一番おいしいとお思いでしょうか。天ぷら・酢味噌和え・炒め物様々な声があがってきているようですが、ここでは旬を一番感じられるタラの芽のお勧めの食べ方をご案内しましょう。
やっぱりタラの芽と言えば「天ぷら」
タラの芽の料理と聞いて、真っ先に天ぷらと気付くあなたは、食通と言えます。古くから、タラの芽の最もおいしい頂き方は天ぷらと言われてきました。小麦粉を溶いた衣を薄く纏わせて、短時間でさっと上げるのがコツです。最近は、衣にカレー粉を混ぜたり片栗粉やベーキングパウダーを入れ、サックリ感を楽しむレシピも増えています。
パスタに意外と合う
タラの芽は、そのほろ苦い味わいが、多くのフランス料理やイタリア料理のシェフから注目されてきました。中でもパスタによく合うと言われ、ベーコンやほかの野菜と組み合わせたレシピが発表されています。
和食なら胡麻和えが一番
タラの芽は、当然和の食材ですから、天ぷら以外にも様々な和食のレシピがあります。その中で、多くの料理人が絶賛するのが胡麻和えです。歯ごたえが残り、独特の苦みを残すよう短時間で茹で、水にさらすのは短時間にして摺り胡麻の合え衣と和えましょう。味噌を混ぜると、更に絶品と言われます。
マヨネーズにも合う
以外にも、タラの芽はマヨネーズにも合うのです。さっと茹でたタラの芽に、和からしやマスタードを混ぜたマヨネーズを和えてサラダ仕立てで食べたり、タラの芽をオリーブオイルで軽くソテーし、その上からマヨネーズを掛けて食べたりします。以外にこの組み合わせがよく、SNS上では「神の組合せ」など絶賛の声があがっています。
まとめ
山菜の王様・タラの芽が生え、人工栽培も進むタラノキについてお話してきました。以外にも広範囲で人工栽培が進んで身近になるタラノキですが、野山で自生する天然物のタラノキが急速に減少していることは、極めて心配される出来事です。現在人工栽培されているメダラも、元々は山林に自生したモノです。タラの芽をいただくときは、貴重な食材を頂いているという認識を持っていただきましょう。