種まき・植え付け
上記のとおり日陰や湿気に気を付けて種まき、または苗の植え付けを行います。ポットなどに種をまいて育成してから花壇や鉢に植え付けてもよいですが、直まきも可能です。苗の植え付けは春または秋で、種まきは秋まきが主流ですが春にまくこともできます。
植え替え
植え替えは真夏、真冬を除けば基本的に時期を問わず、一年草なので毎年植え替えるような必要もありません。しかし勝手に増えたものを別の場所に植え替えたい時などは、本葉が数枚出てきた小さい苗のうちに、極端に暑い時や寒い時だけは避けて場所を移してあげましょう。
株間
植え付けるときに株間を広くとるか狭くするかで株の大きさが変化します。ひとつの株を大きくしたい時は株間を広くとりましょう。花壇などに直に種まきをする場合や、寄せ植えの場合には狭くなりがちですが、株は小さくても穂はきちんと出てきます。
土・肥料
ラグラスを育てるのに適した土は、水はけがよい土です。市販されている園芸用の土で育成できます。雑草のように道端でも大きくなっていくので土にこだわる必要はなく、自分で配合する場合は腐葉土を使って水はけを意識するとよいでしょう。
肥料は適宜
ラグラスは土と同様の理由から特別肥料が必要ではありません。しかし環境に左右されて小さく育つことはあるので、大きく育てたいときは適宜肥料を与えましょう。元肥を施すか、化成肥料などを追加して育ててあげてくださいね。
水やり
ラグラスはとても丈夫な植物ですが、湿気が多すぎたり水のやりすぎで根腐れを起こすと枯れてしまいます。鉢植えの場合はしっかり乾燥してから水やりをするようにします。そのため暑い時期には頻度が高くなり、寒い時期にはぐっと回数が減ります。地植えの場合は自然の降雨でも育つでしょう。
剪定
ラグラスには特別な剪定は不要です。剪定が必要でないのは初心者には嬉しいですよね。しかし増えすぎてしまうことはよくあります。基本的に剪定の時期は問いませんが、穂が出る前に刈り込んでおくようにします。草丈が長すぎる時には半分くらいに切ってしまいましょう。
ラグラスの増やし方
ラグラスの増やし方はずばり種です。こぼれ落ちた種でも自然に増えます。しかし想像より増えすぎてしまった、予想外の場所から生えてきてしまった、ということもあるかもしれません。しかしその丈夫さがラグラスのいいところなので、種まきをして色々な見せ方を楽しんでみましょう。
次のページでは種の採取についてご紹介します!
出典:写真AC