育て方①置き場所
日光を好むので日当たりのよい場所で育てましょう。室内の日当たりの悪い場所で育ててしまうと茎だけがヒョロヒョロと伸びてしまったり、花付きが悪くなったりするので注意してください。また夏の直射日光に長く当ててしまうと葉焼けの原因になるので、半日陰に移動させるか、寒冷紗などを使って30%〜50%程度遮光する必要があります。
冬はマルチングをして凍結を防ぎましょう
12月〜3月にかけては休眠期に入るため、地上部が枯れた状態で冬越しします。0℃までは耐えられるといわれていますが、氷点下になったり霜が当たったりすると枯れてしまうため、地植えの場合はマルチングをして冬越しさせましょう。鉢植えの場合は室内に取り込むか、霜の当たらない軒下に移動させてください。
育て方②用土
水はけがよく酸性の用土が適しています。市販されている草花用培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は赤玉土と腐葉土を混ぜ込んだものに、少量のピートモスを加えた用土を使用してください。加湿を嫌う性質があるので、地植えの場合は軽石を混ぜ込むのもおすすめです。鉢植えの場合は底石ネットを敷いてから底石を入れると、さらに水はけがよくなります。
育て方③種まき
「夏咲き種」と「冬咲き種」があり、それぞれに種まきに適した時期が異なります。夏咲き種の場合は4月〜5月に、冬咲き種の場合は7月〜9月に種まきをしてください。種まきをしてから約2〜3ヶ月で発芽するのが特徴です。種まき用の用土に種をまいたら発芽するまで水を切らさないように育てましょう。
育て方④植え付け・植え替え
植え付けや植え替えは5月〜8月の間ならいつでも可能です。冬は霜に当たると枯れてしまう恐れがあるので注意しましょう。地面に植え付ける場合は、茎が細いので折れたり倒れたりするのを防ぐために、支柱を立てておくと安心です。鉢植えの場合は毎年植え替えを行い、根についた古い土を落としてから、ひと回り大きな鉢に植え替えてください。
育て方⑤水やり
地植えの場合は雨水のみで水やりの必要はありません。しかし雨が全く降らずに地面が乾きすぎているようなら、様子を見ながら水を与えてください。鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。また冬は休眠期に入るので水やりを控え、やや乾燥気味に育てるのがポイントです。枯れる理由として多いのが、水やりのしすぎによる根腐れといわれています。
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