マルベリー（桑）の育て方と利用法！霊力が宿るという話は本当なの？

マルベリーの収穫は6月で、実が赤色から黒赤色に変わったら完熟のサインです。摘み取った果実は日持ちしないため、収穫後2～3日で食べきります。食べきれないものはジャムや果実酒に加工しましょう。

マルベリーは冬越しした枝を使う「古条挿し」と、新しく伸びた枝の「新芽挿し」の2種の挿し木で増やします。古条挿しは2～3月、新芽挿しは6～7月で、枝を15～20cm長さに切り、上2枚の葉を残して残りを取り除きましょう。赤玉土などの挿し木用の土に挿し、土が乾かないように日陰で管理すれば根が付きます。

抗酸化や美白など健康や美容にうれしい効能をもつマルベリーの葉や実は、漢方薬の生薬や染料として古くから利用され、近年ではスーパーフードとしても注目を集めています。そんなマルベリーのおいしい利用法をご紹介しましょう。

実は結実すると白っぽい緑色から赤色、そして完熟すると黒紫色のに変化します。実が赤い時期はまだ酸味が強く、黒くなるにしたがって甘みが増します。美しい桑の実色で軸にハリがあるもの、果実から果汁が漏れ出ていないものを選びましょう。

実は収穫すると数日しか日持ちしません。密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、2～3日で食べきります。果実を積み重ねるとつぶれてしまうので、容器にキッチンペーパーを敷いて重ならないように並べましょう。冷凍保存するなら軸をとって水洗いし、水分をとって密閉できる袋に入れて冷凍します。

マルベリーの葉を軽く焙じてつくる桑の葉茶は、飲みやすく美しい肌を保つための栄養素を手軽にとれます。健康を保つための栄養素を効率的にとるためには、食前にお茶を飲むことをおすすめします。美白効果も報告されているので、美容目的としても効果的と注目のお茶です。

おいしくて栄養たっぷりのスーパーフード、マルベリーを手軽に楽しむなら、手作りジャムにしてみてはいかがでしょうか。甘酸っぱいジャムはお肉のソースなどにもおすすめです。

• マルベリーの実：適量
• 砂糖：桑の実の50％
• レモン汁：マルベリーの実200gに大さじ1

1. マルベリーの実は水洗いして、軸を取り除く
2. 鍋にマルベリーと砂糖をいれ弱火にかける
3. 木べらなどで実をつぶしながらトロトロになるまで煮込む
4. 最後にレモン汁を加えて消毒したジャム瓶につめる

漢方の生薬としても利用されるマルベリーの実は、薬酒として古くから利用されてきました。薬酒はスーパーフードならではのうれしい効能を効果的にとれる利用法です。マルベリーの実は染料なるほどの強い色なので、作るときに衣服を汚さないよう注意してください。

• マルベリーの実：両手軽く1杯
• 氷砂糖：2握り
• ホワイトリカー：適量

1. マルベリーの実は1時間ほど水につけてザルにいれて洗う
2. 消毒したビンに実と氷砂糖を交互にいれ、ホワイトリカーを注ぐ
3. ふたをして冷暗所に置く