オオデマリとは?人気の品種や寄せ植えなど利用法のアイデアも紹介!

オオデマリとは?人気の品種や寄せ植えなど利用法のアイデアも紹介!

オオデマリは名前が示すように、初夏に手鞠のような花を咲かせるのが特徴の品種です。白い花が一般的ですが、ピンク色の花をつける品種もあります。この記事では、オオデマリの特徴や種類・品種、オオデマリに似ている植物や利用法、花言葉について紹介します。

記事の目次

  1. 1.オオデマリの概要
  2. 2.オオデマリの特徴
  3. 3.オオデマリの種類・品種
  4. 4.オオデマリに似ている植物
  5. 5.オオデマリの利用法
  6. 6.オオデマリの花言葉
  7. 7.まとめ

オオデマリの種類・品種

種類・品種①ジェミニ

ジェミニはオオデマリの園芸品種です。ピンクや白い花を枝一杯に咲かせる豪華な花姿と、耐寒性があり、病気や害虫にも強くて育てやすいことから、高い人気を誇っています。ジェミニ(ふたご座)という名前は、白とピンクの2色に咲き分ける花色が由来です。ただし個体差があり、株によっては白花のみ、ピンク花のみ咲くものがあるため注意しましょう。

種類・品種②ヤブデマリ・ピンクビューティー

ヤブデマリ・ピンクビューティーは、正確にはヤブデマリという植物の園芸品種ですが、オオデマリはヤブデマリの園芸品種とされているため、オオデマリの仲間として紹介される場合があります。樹高2m前後と小ぶりな品種で、鉢植え栽培も可能です。最初は白ですが、咲き進むにつれてピンク色に変わっていきます。開花時期が終わると赤い実をつけ、秋に紅葉するのも、この種の大きな特徴です。

暑さにも寒さにも強くて育てやすく、花色や季節ごとの変化を楽しめることから、人気の高い品種なんですよ。

オオデマリに似ている植物

出典:写真AC

ここからは、オオデマリに似た植物について紹介します。手毬のような花形がアジサイに似ているオオデマリですが、じつはアジサイよりも似ている植物が複数あることをご存知でしょうか。オオデマリに似ている植物と、見分け方を見ていきましょう。

ヤブデマリ

ヤブデマリ(藪手毬)は、日本原産のスイカズラ科の植物です。おもに本州、四国、九州の沢や林縁など、水辺や湿気のある場所に自生しています。前にも触れたように、オオデマリはヤブデマリの変種、または園芸品種とされているため、外見が似ているのは当然であるといえるでしょう。両種の違いは、ヤブデマリは花が咲き終わると結実するのに対して、オオデマリは結実しない点があげられます。

ヤブデマリ(藪手毬)とは?特徴・見分け方をご紹介!育てられる?のイメージ
ヤブデマリ(藪手毬)とは?特徴・見分け方をご紹介!育てられる?
林の中や林道のわきに自生する樹木「ヤブデマリ」は、秋になると葉を落とす落葉低木です。5月に開花をむかえ白い花を咲かせますが、ヤブデマリの花はちょっと不思議なつくりになっています。ここではヤブデマリの分布地や特徴、同じ属種類との見分け方を紹介していきます。

ビバーナム・スノーボール

ビバーナム・スノーボールはオオデマリと同じスイカズラ科ガマズミ属の植物で、花形も樹高も非常によく似ている品種です。花色が咲き進むにつれて緑色~白へと変わるところも同じで、花だけでは見分けるのは難しいでしょう。両種の見分け方は葉の形です。オオデマリの葉が切れ込みがなく、丸みをおびた形であるのに対して、ビバーナム・スノーボールの葉は、3つ~5つの切れ込みが入ったカエデのような形をしています。

コデマリ

コデマリ(小手毬)は名前がオオデマリと似ているため、近縁種と思われることが多い花です。しかし植物学上の分類では、両種は別の植物とされています。オオデマリはスイカズラ科ガマズミ属ですが、コデマリはバラ科シモツケ属の植物です。原産地も違います。オオデマリは日本原産種ですが、コデマリは中国原産種です。

コデマリ(小手毬)の育て方!かかりやすい病気・害虫とその対策は?のイメージ
コデマリ(小手毬)の育て方!かかりやすい病気・害虫とその対策は?
コデマリ(小手鞠)は樹高が1.5mくらいになる株立ちの落葉低木です。真っ白な小さい花を半球状にたくさん咲かせ、公園樹や庭木、フラワーアレンジにも利用されています。コデマリは育て方も簡単で初心者でも花を咲かせられます。育て方、病気、害虫の対策をご紹介します。

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オオデマリの利用法

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