のらぼう菜の特徴
のらぼう菜は葉物野菜なので似ている野菜も多いですが、葉や茎の特徴、そして味をみてみると少しづつ違いはあります。では、のらぼう菜の特徴をみていきましょう。
特徴①葉と茎
のらぼう菜の茎は全体が赤紫色を帯びています。葉もかき菜やなばなに似ていますが、のらぼう菜の方が葉も葉のふちもギザギザしているのが特徴です。
特徴②味
アブラナ科の葉物といえば、ほうれん草や小松菜など少しえぐみや苦みがあるものが多いです。しかし、のらぼう菜は同じアブラナ科野菜ですが、えぐみはなく苦みも少ないです。ほんのり甘さがあり食感はシャキシャキしていて、子供から大人まで食べやすい葉物野菜です。
のらぼう菜の栄養素
のらぼう菜には体に必要不可欠な栄養素が豊富に含まれています。たくさん含まれる栄養素の中でも特に多く含まれている栄養素とその働きをご紹介します。
栄養素①カロテン
のらぼう菜はβカロテンがとても豊富です。強い抗酸化作用をもつβカロテンは、免疫力を上げたり、抗発ガン作用が期待できる栄養素です。そして体内でビタミンAに変えられ、視力、粘膜、皮膚などの健康維持や疲労回復効果、ストレス軽減効果もあるといわれています。他にも女性には嬉しい老化防止効果や美肌効果も期待できますよ。
栄養素②豊富なミネラル
のらぼう菜には、5大栄養素の1つでもあるミネラルも豊富に含まれています。のらぼう菜に含まれるミネラルは、マグネシウム、カルシウム、カリウムにリンや鉄など、どれも体に必要な栄養素ばかりです。この栄養素の働きは、骨の生成はもちろん貧血やむくみ解消などに効果的です。
栄養素③ビタミンB群
のらぼう菜にはビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB群は体の代謝をスムーズに行うための潤滑油としての働きをしています。エネルギーの源になるタンパク質や糖質、脂質だけを摂取しても潤滑してくれるビタミンB群不足だと代謝がうまく行われません。大事なビタミンB群を多く含むのらぼう菜を食べるだけで代謝を上げる手助けをしてくれます。