ガクアジサイの育て方!日当たりや剪定の時期・方法など管理のコツを解説!

ガクアジサイの育て方!日当たりや剪定の時期・方法など管理のコツを解説!

ガクアジサイは、小さな花に額縁のような装飾花をつける特徴があります。乾燥を嫌い水を好むため、日当たりと冬の置き場、水やりと肥料のタイミングなど育て方にコツが必要です。そこでガクアジサイの特徴と育て方、日当たりや剪定の時期など管理方法を詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.ガクアジサイとはどのような花?
  2. 2.ガクアジサイの特徴
  3. 3.ガクアジサイの育て方
  4. 4.ガクアジサイの人気品種
  5. 5.まとめ

育て方⑥剪定

ガクアジサイは、花が咲いた後7~9月に剪定します。今年花の咲いた枝を切って、わずかに伸びている新芽は残すようにしましょう。また、枯れた枝や花がつかないような細い枝は、株元から切り取りきれいにします。10月頃には翌年咲く花芽が完成し越冬の準備をしているため、剪定は9月中に終わらせましょう。

剪定をすると翌年の花芽に栄養を送れます。さらに通気性をよくして病害虫の予防にもなります。

育て方⑦増やし方

ガクアジサイは6月の梅雨時に挿し木で増やします。花のついていない新しい芽を10cmほど斜めに切り取り、発根促進剤を切り口に塗り鹿沼土に挿します。芽が生えるまでは日陰に置いて管理し、日光には当てません。また、水やりをすると切り口から水が浸入して腐ってしまうため、根が生え始めるまで水は与えないようにします。約1カ月ほどで発根します。

育て方⑧病気・害虫

ガクアジサイ栽培で気をつけるべき病気は、うどんこ病と炭疽病(たんそびょう)です。うどんこ病は葉が粉をふいたように白くなり、炭疽病はカビが原因で葉に黒や灰色の斑点ができます。どちらも病気になると葉に症状が現われるため、葉の様子に注意しましょう。また、気温が上昇すると新芽にハダニとアブラムシがつきやすくなります。新芽や若い葉、茎に吸い付いて株を弱らせるため、殺虫剤をまいて退治しましょう。

ガクアジサイの人気品種

出典:写真AC

ガクアジサイは70種類以上も品種があり、次々新しい種類が生まれています。古くからの控え目で地味なガクアジサイから、近年は八重咲きの華やかでかわいらしい雰囲気のものが人気です。特に人気のガクアジサイを紹介します。

ダンスパーティー

ダンスパーティーは、ガクアジサイとアメリカの園芸品種が掛け合わされた品種です。ガクアジサイよりも大きい、花径10~20cmの装飾花をたくさん咲かせます。ピンクの愛らしい花が踊っているような華やかなアジサイです。

こんぺいとう

こんぺいとうは、八重咲きの星型ガクアジサイです。一輪に10枚ほどの花弁をつけるためボリュームがあり、賑やかな雰囲気があります。花びらに白い縁取りがあるのが特徴です。

まとめ

出典:写真AC

ガクアジサイは、さまざまな花形と花色を楽しめるアジサイです。英語で「lacecap hydragea」といい「水の器」の意味を持つように水が大好きで、雨の多い日本にぴったりな花といえますね。用土の環境で花色が変わる点も魅力的で、1本のガクアジサイが庭の雰囲気を変えてくれるでしょう。

sacchi
ライター

sacchi

子育てと介護に励む主婦ライターです。信州の豊かな自然の中で、たくさんの植物に囲まれて育ちました。娘のアトピー改善のために、薬膳料理に奮闘中です。

関連記事

Article Ranking