効果と効能
古くから不老長寿の薬として知られる朝鮮人参は肉体的だけではなく、精神的にも強壮薬としても有用です。新陳代謝機能や内分泌の増進や精神安定、中枢興奮作用な多様な薬効が知られるようになりました。滋養強壮の効果が知られており、日ごろから体力に自信がもてない、虚弱体質気味の人のための漢方薬の処方に利用されることがあります。
副作用
虚弱体質の人や弱っている状態では助けになる朝鮮人参の薬効ですが、元気な人が摂取すると、鼻血や頭痛などの副作用であらわることもあり、効果は得られないと言われます。薬として朝鮮人参を利用する場合は医療機関に相談されることをおすすめします。
朝鮮人参のおいしい食べ方
朝鮮人参は漢方薬や民間薬として使われるだけでなく、食品として料理やお菓子にも使われます。韓国土産の人参チョコレートなど、朝鮮人参を利用した多くの種類が生産されています。独特の苦みがあるため好き嫌いはわかれるところですが、おいしく上手に朝鮮人参を食べるためのおすすめの方法をご紹介します。
おすすめの食べ方①参鶏湯
朝鮮人参を使う料理ではもっとも有名ではないでしょうか?読み方が難しい名前ですが、「サムゲタン」といいます。参鶏湯は鶏肉に朝鮮人参、クコ、クリ、もち米などを詰めて煮込んだ韓国料理です。グツグツと煮込む鍋料理で1年中食べられますが、実は夏バテなどで疲労した体をいたわるためのお料理なので、夏こそ参鶏湯の季節なのです。
おすすめの食べ方②人参茶
朝鮮人参を使う人参茶は2種類に分けられます。1つは朝鮮人参の根を煎じてお茶として飲むもの、もう1つは粉末になったエキスにお湯を加えて飲むものです。後者は韓国のお土産として有名なので、味わったことがあるという方も多いのではないでしょうか。独特の香りと苦みが気にならなければ、もっとも手軽に朝鮮人参を味わう方法です。
おすすめの食べ方③人参酒
朝鮮人参の根をホワイトリカーや焼酎に漬けこんで作る人参酒もかんたんに作れます。作り方は生または乾燥した根と氷砂糖をガラス瓶に入れ、ホワイトリカーを注ぐだけです。ショウガなどを一緒に漬けこんでもよいでしょう。仕込み時期は11月がおすすめです。約3カ月でエキスが抽出されるので、毎日少量ずついただきます。
おすすめの食べ方④はちみつ漬け
生の朝鮮人参が手に入ったら人参のはちみつ漬けをつくりましょう。薄く輪切りにした人参を一晩おいて、消毒したビンにはちみつとともにに漬けこみ、ふたをします。約1週間で独特の香りがぬけておいしく食べられます。
ボタ爺
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