育て方③苗の植え方
苗を植え付ける時期は、4~6月の暖かい日がよいでしょう。根鉢を軽くほぐし、20cm程度間隔をあけるのが植え方のポイントです。地植えの場合は水がたまりにくくなるように、土手を作るとよいですよ。鉢植えの場合は、軽石を入れた植木鉢に土を半分ほど入れて苗を置きます。さらに土をかぶせますが、深く植えすぎないように注意してください。
植え方のポイント
- 20cmほどの株間をあける。
- 根鉢をほぐす。ほぐしすぎに注意。
- 深く植えない。
育て方④水やり
地植え栽培の場合は頻繁な水やりは必要ありませんが、夏の乾燥が続くときなどはたっぷりと水やりをしてください。鉢植えの場合も、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。花に水がかからないようにするのが、水やりのコツです。
育て方⑤肥料
地植え栽培には、肥料は必要ありませんが、鉢植えの場合には4~7月と9~10月に定期的に肥料を施しましょう。月に1回、固形タイプの肥料がおすすめです。肥料を施しすぎると、花つきが悪くなるため注意してください。
ストロベリーブロンドを増やしてみよう
ストロベリーブロンドのおもな増やし方として、種まきのほかに挿し木の方法があります。種まきは市販の種を購入するのもよいですが、花がらからの種取りに挑戦してみませんか。挿し木の方法と、花から種を取る方法をそれぞれ見てみましょう。
挿し木による増やし方
挿し木による増やし方は、10cmほどの長さに切り取ったら、葉を2枚だけ残して切り口をななめにカットします。切り口は1時間ほど水につけておいてください。「ストロベリーブロンドの植え方」を参考に用土を用意したら、明るい日陰で管理しましょう。挿し木をする時期は、4~6月がおすすめです。
種の取り方
開花期が終わり花が枯れたら、花がらを摘み取って種を取り出してみましょう。花びらを取り除き、根元を開いて見える茶色の部分が種になります。種まきに適した時期は4月頃のため、それまで封筒などに入れて涼しい場所で保管してください。
ストロベリーブロンドのよくあるトラブル
ストロベリーブロンドは初心者にも育てやすいといわれていますが、それでも栽培に失敗してしまうことがあります。種をまいてもなかなか芽が出ず、芽が出ても葉ばかりで花が咲かなかいなどがよくあるトラブルです。かわいらしい花を楽しむためにも、対処法を押さえておきましょう。
発芽しない
種をまくときの温度が低いと芽は出ません。室内で管理をする場合も、室温が20℃前後あるか確認しましょう。マリーゴールドは植物のなかでも発芽率が高いといわれていますが、100%ではないため発芽しないこともあります。
花が咲かない
肥料をやりすぎると葉にばかり栄養がまわって、花が咲かなくなります。また、枯れた花を放っておくのも花が咲かない原因になるため、適宜、切り取りましょう。夏に切り戻しをすると、秋に花が咲きやすくなりますよ。
切り戻しは、草丈が半分くらいになるようにカットするのがポイントです。
葉が枯れてしまう
鉢植えの場合は、水不足に陥ると葉が枯れてしまいます。適切に水やりをしましょう。また、株が密集していると通気性が悪くなり、葉が枯れる原因になります。間引きをして間隔をあけましょう。病気や害虫の被害が原因の場合もあるため、よく観察してみてくださいね。
ボタニ子
間引きの方法は、重なり合っている茎や葉を取り除くよ。株の根元が見えるくらい、思い切って間引きをしてみてね。
まとめ
今回はかわいらしい色合いのマリーゴールド、ストロベリーブロンドを紹介しました。剪定など手入れも簡単で、初心者におすすめの植物です。ぜひ、時期によって色合いが変わっていく姿を楽しんでみてくださいね。
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ストロベリーブロンドをはじめ、マリーゴールドは一年草なので大きくするための植え替えは行いません。