セントポーリアとは?室内できれいに花を咲かせる管理のポイントを解説

セントポーリアとは?室内できれいに花を咲かせる管理のポイントを解説

セントポーリアは室内で育てることのできる人気の花です。品種も多くあるため、好みの花をみつけることができるのも魅力です。しかしセントポーリアは育てることが難しいとされる一面もあり、気が引けている方も多いことでしょう。セントポーリアの育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.セントポーリアとはどんな植物?
  3. 3.セントポーリアの育て方
  4. 4.セントポーリアの手入れ
  5. 5.セントポーリアの増やし方
  6. 6.セントポーリアの病害虫
  7. 7.まとめ

育て方④水やり

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セントポーリアの水やりは、花や葉に水が掛からないように注意します。特に葉に水がかかった場合、水がレンズになって葉焼けをおこしたり、色が抜けたりすることがあるのです。さらにあげる水の温度が室温と10℃以上違うと、葉に薄黄色の斑点ができる原因になります。セントポーリアにあげる水は前日から同じ部屋に1日置いて、温度を同じにしてからあげましょう。

育て方⑤肥料

出典:写真AC

セントポーリアは室温が10℃以下、もしくは30℃以上になる時期には肥料は控えるようにします。それ以外の季節には、液体肥料を表示された使用濃度のうち最も低い濃度に薄めてから、月に1~2回ほど与えてください。株の状態や成長具合によっては、回数を多く与えた方が上手に育ちます。しかし肥料過多になると花付きが悪くなるため、注意しながら与えてください。

セントポーリアの手入れ

出典:写真AC

セントポーリアは普段の手入れがとても大切です。室内で育てるため、葉の上にホコリがたまりやすいなど、他の花にない問題もあります。もし葉にホコリがついていたら、湿らせたガーゼなどで注意して拭き取りましょう。このほかにもまだある、セントポーリアに必要な手入れ方法をご紹介します。

花がら摘み

出典:写真AC

セントポーリアは種まきでも増やせますが、授粉してから種として成熟するまでに半年近くもかかります。新しい品種をつくってみたいという場合でもなければ、種まきは現実的な増やし方ではありません。また落ちた花や枯れた花は株が蒸れて病気の原因になります。種まきで増やしたい理由がある場合を除いて、終わった花は茎ごと根元から切り取る花がら摘みで処分しましょう。

芽かき

出典:写真AC

花がら摘みのほかに芽かきも大切な作業です。セントポーリアは下の葉が落ち、やがて茎が露出してきます。この部分は「わさび茎」と呼ばれますが、放置していると芽がでてきます。この芽を挿し木にする場合は、そのままある程度の大きさまで育てますが、増やす予定がない場合には気付き次第切り落としましょう。栄養が分散して花付きが悪くなり、開花が減るのを防げます。

わさび茎の処理の仕方

出典:写真AC

わさび茎のままのセントポーリアは見栄えも悪いです。そこでわさび茎の周りを、幾重かに折ったアルミホイルで囲んでください。その中に土を入れて1カ月ほどたつと、わさび茎の部分に根が生えます。後はわさび茎を途中で切って保護剤を塗り、植え替えるだけです。切った根の方にも保護剤を塗って植え替えると、やがて芽が出てきます。増やし方としても簡単な方法です。

夏越し

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セントポーリアは暑さに弱いので、夏の温度管理を含めた手入れ方法もきちんと覚えておく必要があります。エアコンの風が直接当たらない、涼しく温度が上がりにくい、北側の部屋の窓際に置きましょう。成長も鈍るため水やりを控え、少し乾かし気味に育てます。室温が急激に上がるような部屋には置いてはいけません。

冬越し

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セントポーリアの冬越しも、エアコンの風が直接当たらないところで手入れします。エアコンを消したあとに急激に冷えるような部屋や、冬の冷たい外気温の影響を受けやすい窓辺は、特に注意が必要です。鉢植えのよさを活かして、冬の寒さに当たらない、適した温度の部屋に移動してあげましょう。

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セントポーリアの増やし方

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