香味野菜とは?
香味野菜とは、料理を引き立てるために使われる野菜のことです。香味野菜がなくても料理は完成します。しかし香味野菜を使うことにより、いつもの料理の色合い・味・風味・香りなどが、格段にアップするのです。
薬味との違い
薬味は香味野菜と同じで、料理を引き立てるために使われるものです。例えば、冷ややっこなどに使われるショウガや、ソテーに使われるハーブ類もすべて薬味です。香味野菜と薬味は同じ意味で使われることも多いですが、薬味にはハーブや果物も含まれます。香味野菜はそれらは含まず、野菜のみを指します。この点が、薬味と香味野菜との違いです。
ハーブとの違い
香味野菜とハーブは、同じような意味合いで使われます。香味野菜もハーブも、料理に添えて香りや味を楽しむ点は一緒です。しかし、実は大きな違いがあります。違いは「香りがあるか」です。ハーブとは、香りがあり、ポプリとして香りの効果を利用されている緑色の草のことです。香味野菜は、料理には利用されますが、香りのみを利用されることはほぼありません。
香味野菜の効果・用途
料理に添えられることの多い香味野菜には、体に嬉しい効能もあります。用途も知って、生活に取り入れていきましょう。
臭みを抑える香味野菜
香味野菜は、独特の香りがあるものが多いです。香りには魚や肉などのくさみを抑える効果があり、くさみを抑えながら風味を豊かにする用途で使われます。
塩分の代わりに
香味野菜の用途には、塩分の代わりとして使うことも挙げられます。特に、塩分制限を受けている人には嬉しい効果といえるでしょう。塩分を控えた食事は、物足りなさを感じてしまうことが多いです。しかし香味野菜は料理の風味を豊かにし、塩分を使っていない食事でも満足感をもたらしてくれます。
夏バテしているときに使用
香味野菜には、食欲不振・疲労感・汗が出にくいといった体の不調を助けるた効果があるとされています。特に夏バテで不調を感じるとき、香味野菜を料理に加えると食欲がわき、体のバランスが整う効果が期待できます。
香味野菜の種類一覧
香味野菜は種類が豊富です。それぞれに、より美味しく食べられる組み合わせもありますよ。
ミョウガ
学名 | Zingiber mioga |
分類 | ショウガ科ショウガ属 |
食べ頃 | 6月~10月 |
種類 | 多年草 |
期待できる効果 | 血流を促し冷え対策、食欲増進効果 |
ミョウガは広く知られている香味野菜の1つで、日本に自生している植物です。香味野菜の種類の中でも、多くの人に親しまれています。日本では普通に食べられているミョウガですが、海外ではミョウガを食用にしていないこともあります。ミョウガの旬は夏から秋にかけてです。この時期に収穫されるミョウガが特に美味しいとされています。
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