カーボロネロの育て方
最後にカーボロネロの育て方についてご紹介します。育て方も簡単なので、近隣のお店でなかなかカーボロネロが手に入らないときは、ぜひ自宅で育ててみてください。初心者は害虫や病気の発生が少ない秋作がおすすめです。
育て方①種まき
カーボロネロの種まきに適した時期は、春作であれば1月~3月、秋作であれば7月~8月です。冬が旬の野菜で耐寒性の高い植物なので、初めて作る方なら秋作がよいでしょう。高冷地なら、4月~6月に種をまく夏作が適しています。9cmポットに3粒種まきし、本葉4枚ほどに成長したら1本に間引きをしてください。
育て方②植え付け
苗を育てる期間は、春作で35日~40日、秋作で25日~30日が目安です。根が十分に張り植え付けの適期を迎えたら、プランターか畑に定植しましょう。プランターに植え付ける場合は野菜用の培土を準備します。畑に植え付けるなら、1平方mあたり200gの化成肥料を元肥として施してください。株間は35cm~40cmが理想的です。苗にしっかり水を与えてから植え付けましょう。
育て方③水やり
プランターで育てるときは、表面が乾いたら水やりをしてください。畑での栽培は降雨のみでも育ちますが、夏場は乾きやすいため様子をみて水やりをしてあげましょう。
育て方④追肥
植え付けから3週間~1か月後くらいに1回目の追肥をするとよいでしょう。その後も草勢がなくなる、葉色が薄くなるなど肥切れの症状があらわれたら、適宜追肥してください。1平方mあたり5g~10g程度が目安です。与えすぎると逆に植物を弱らせたり、虫を寄せ付けたりするため逆効果になります。様子をみながら少量ずつ追肥しましょう。
育て方⑤収穫
葉が40cmほどになったら収穫適期です。カーボロネロは中心から次々に新しい葉を伸ばすため、外側の葉から順番にかいて収穫します。手で簡単に収穫することができます。
育て方⑥保存方法
収穫したカーボロネロをすぐに調理しない場合は、乾燥を防ぐために保存袋などにいれて冷蔵庫にいれておきましょう。加熱調理すると決めている場合には、冷凍保存もおすすめです。あらかじめ使う大きさにカットし、保存袋にいれて冷凍庫で保存します。調理の際は凍ったまま使用してください。
まとめ
日本ではまだ馴染みのないカーボロネロですが、栄養価が高く抗酸化効果にも優れるといわれ、非常に注目されている野菜です。スーパーや道の駅で見かけたら、ぜひ手に取ってみて下さい。パスタや煮込み料理などに加えれば、甘味やうま味ぐっと引き立ち、滋味深い味わいになります。栽培方法も簡単なので、なかなか手に入らないときは自宅で栽培するのもおすすめです。
出典:写真AC