シーベリーの栽培方法
シーベリーは北海道で栽培されています。乾燥した気候、塩分を含んだ土壌など、シーベリーが自生している他国の環境と条件があっているからです。では、シーベリーの栽培法についてみていきましょう。
栽培方法①用土と植え付け
シーベリーは1本植えるだけでは実はなりません。雄木と雌木を植え受粉させなければいけないので、必ず2本で1セットにして植え付けましょう。植え付けの適期は12月~3月ですが、10月~梅雨入りくらいまでに植え付けることも可能です。用土は花木用の培養土がおすすめです。もともとやせた土地でも根を張ることができるので、培養土なら問題ありません。
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花ひろば「和み」は、鉢植え用の培養土です。鉢植えした植物が長く楽しめるように、また根にストレスがかからないように、苗に優しいものを配合しています。汚泥や建築廃材を含まず、有機質肥料入りなので植え付けの際に肥料もいりません。花ひろば「極み」は地植えする場合に混ぜ込む堆肥用の土です。馬糞やスギのチップを熟成発酵させていますが、特有の臭いもなく根が肥料あたりする心配もないので最高の土壌に仕上がります。
栽培方法②肥料について
やせた土地での土壌環境に慣れているので、肥料を多く与えると肥料焼けしてしまうことがあります。そのため、追肥する場合は3月~5月くらいに速効性の化成肥料を少しやりましょう。つぼみがついたときに少し肥料を与えると、実のつきがよくなります。
栽培方法③管理の仕方
シーベリーが自生している環境は乾燥した気候なので、日当たりがいい場所においてやりましょう。耐乾性が強いですが、開花後に小さな実が付き始めるときは、十分な水分がないと実が大きく育たないのでしっかり水やりしましょう。病気や害虫のこともあまり心配いりません。
栽培方法④剪定の仕方
主幹仕立て(1本たて)にしたほうが、樹高が高く成長します。主幹が60cmほどまで太くなるまでは、剪定も最小限にしましょう。株元から伸びている徒長枝は冬に選定するようにし、春先に込みすぎた枝を少し剪定するくらいで、他の部分は落葉するまで生い茂らせても問題ありません。
シーベリーの効果・効能
シーベリーは「奇跡の果実」といわれるほど、栄養価が高い食べ物です。ではシーベリーにはどのような効果や効能があるのかみていきましょう。
効果・効能①ダイエット
アミノ酸が豊富でなので、脂肪を燃焼しやすく代謝をあげてくれるので痩せやすい身体作りをサポートしてくれます。運動前後の摂取で燃焼効果が高まるのでおすすめです。そしてシーベリーには酵素も含まれているので、体内から有害な物質を排除してくれて、便秘解消にも効果があります。他にも空腹感をやわらげたり、満腹中枢を刺激したりするので暴飲暴食も防いでくれます。
効果・効能②美肌
シーベリーには美のオイルとよばれるオメガ系脂肪酸3・6・7・9が含まれています。とくにオメガ7脂肪酸の中にあるパルミトレイン酸の含有量が多く、他の植物と比べてもトップクラスでしょう。パルミトレイ酸は肌の修復作用があるので美容クリームや化粧品に使われています。
効果・効能③貧血の予防
シーベリーは女性が不足しがちな鉄分や葉酸なども含まれています。シーベリーの鉄分はレバーの約1.4倍も多く貧血予防にもおすすめです。とくに妊娠中の方は鉄分不足になりやすいのですが、妊娠初期に必要な葉酸も含んでいます。血行促進もされるのでむくみ解消効果も期待できます。
効果・効能④疲労回復
必須アミノ酸は全部で9種類あり、シーベリーにはこの必須アミノ酸がほぼ含まれていますし、非必須アミノ酸のアスパラギン酸もはいっています。中でもアスパラギン酸は乳酸という疲労物質の生成をおさえ、効率よくエネルギーを作れるようサポートしてくれます。そのため疲労回復効果が期待できるのです。他にもビタミンやミネラルが乳酸を分解促進し、体内で補酵素として活躍してくれます。
まとめ
シーベリーは栄養価が高いので栽培されている地域も広く、名前もさまざまなので少し変わった果実です。しかし、シーベリーという小さな1つの果実だけで、身体にいい成分がたくさん摂取できるのは嬉しいことです。日本での栽培が北海道だけなので身近に感じにくいですが、健康食品や美容ケアでみかけたらぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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