羽アリの大量発生の予防方法
シロアリの被害というと、木造の戸建て住宅を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、マンションなどの鉄筋コンクリート造りでも、床や壁に使用している木材や断熱シートに巣を作り、大量発生してしまうこともあるのです。それでは、羽アリを寄りつかせないためにはどうしたらよいのでしょうか。大量発生の予防方法をみていきましょう。
庭やベランダの手入れをこまめにする
庭やベランダに枯れてしまった木や切り株、古い木材をそのまま放置していませんか?枯れ木や古い木材は羽アリにとって最適な住み家になります。庭に巣を作られると、家屋のほうにも巣を拡大しようと侵入してくる可能性が高くなってしまいます。巣を作られそうなものはすぐに撤去しましょう。ウッドデッキやプランターなどの風通しが悪く湿ったところも要注意です。
湿気対策をしっかりする
羽アリはとにかく高温多湿を好みます。床下や天井はどうしても湿気がこもりやすく目に見える場所ではないため、気づかないうちに湿った木材が羽アリの住み家になってしまっていることもあります。家自体に湿気が溜まりやすかったり、雨漏りをしていたりするなどと自分では対処しきれない場合は、専門の業者に相談してみましょう。
室内の明かりを漏らさない
羽アリは光に集まる習性をもっています。夜、外灯の電球や自動販売機に虫が群がっているのを見たことがありませんか。夜になって室内の蛍光灯や電球の光が漏れていれば、そこに虫が集まってきてしまいます。なるべく家の中の明かりを外に漏らさないようにして、虫を寄せつけないことが大事です。夜はしっかりカーテンを閉めましょう。
殺虫剤で寄せつけない
羽アリは玄関や窓の隙間、通気口を通じて家の中に侵入してきます。まずは羽アリが侵入してきそうな隙間があれば塞ぎましょう。しかし2~3mm程度の小さい羽アリは網戸の網目からでも侵入できてしまいます。侵入を防ぐには、殺虫剤を使って寄せつけないようにすると効果的です。殺虫剤はまくタイプのものや網戸やサッシに直接スプレーできるタイプなどがあります。
まとめ
羽アリは床下や天井などの普段は見えない場所に巣を作るため、気づかないうちに状況が深刻化してしまうケースが多いようです。窓や玄関付近に羽アリが飛んできていたら要注意です。羽アリが寄ってきたり侵入したりしないように予防しましょう。また湿気対策や定期的な点検をして、家に羽アリが住みつかない環境にすることも大切です。
出典:写真AC