8月に種まきできる花の人気品種15選！各種の開花時期や特徴を紹介

マリーゴールドは、キク科コウオウソウ属の植物です。多くは八重咲きで、黄色やオレンジなど鮮やかな色を次々咲かせます。品種は非常に多いのですが、草丈が高く大きな花を咲かせるアフリカン・マリーゴールドと、小さいフレンチ・マリーゴールドに大きく分けられます。地植え・鉢植えともに栽培可能です。
 

オレンジボーイは、オレンジ色の花を咲かせるマリーゴールドの品種です。草丈は5cmほどと小さいですが、八重咲きで一つの株から次々と花が咲くため、非常に華やかです。特におすすめが鉢植えで、花つきがよいためこんもりとまとまります。また、オレンジ色のマリーゴールドには「真心」という花言葉があり、鉢植えの贈り物にぴったりです。

デュランゴフレームは、カラフルな色合いが美しいマリーゴールドの品種です。内側が赤く、外側が黄色い、2色に分かれた花びらが特徴的です。また咲き方も、外側をぐるりと囲む一重の花びらと、こんもり盛り上がった内側の花びらという特徴的な形をしています。

ボナンザイエローは、幾重にも重なる花びらが美しいマリーゴールドです。その名のとおり明るい黄色で、庭の一角に植えるととても華やかです。ボナンザ種はフレンチ・マリーゴールドの中でも特に育てやすいため、初心者のガーデニングにおすすめです。

ハボタンは、アブラナ科アブラナ属の植物です。キャベツやケールの変異種ですが、花のように美しく色づくため、鉢植えや公園の彩りなどに取り入れられています。ただし、寒い季節になるまでは虫がつくことが多く、夏場の種まきにはやや注意が必要です。

日の出は、キャベツのような丸い形が特徴的なハボタンの品種です。東京丸葉系という分類に属する日の出は、ほかのハボタンに比べ草丈がやや高いという特徴があります。また、茎の部分が長いことから、花束や鉢植えの寄植えなどにも用いられます。

紅孔雀（べにくじゃく）は、氷の結晶のような美しい葉が広がるハボタンの品種です。葉がちぢれているちりめん品種の中でも、特にレースのような深い切れ込みが特徴的です。「紅孔雀」の由来は、まさにクジャクの羽のように一面に広がる美しい葉の様子に由来します。

スノードレスは、まるでカリフラワーのようにもみえる、細かいフリルの入ったちりめん種のハボタンです。気温が温かいうちはケールのような濃い緑ですが、寒い季節になるとだんだん真っ白に変わっていきます。ほかの品種に比べるとやや小ぶりで、病気に弱いという特徴があります。

パンジーは、スミレ科スミレ属の植物です。サンショクスミレの園芸品種で、寒い季節の庭を彩るガーデニングの定番です。ビオラは、実はパンジーと同じ種類の花です。草丈が特別小さいパンジーのことを、特別にビオラと呼び分けられています。

ブルーオーシャンは、やや小ぶりなパンジーの品種です。前側についている花びらは中央が黄色く、その周りが清楚な白が広がっています。一方、奥側にある花びらは、鮮やかな青紫色をしています。2色がきれいに分かれているため華やかで、庭の広い範囲に植えるのもおすすめです。

ドラキュラは、花の周りがフリンジ状になっているパンジーの品種です。パンジーとしてはとても珍しい八重咲きで、花の形によってはボールのように丸くなることもあります。花びらの内側はどれも赤紫色ですが、外側は黄色や白などさまざまな色があります。

ポピーは、ケシ科ケシ属の植物です。ケシの仲間ですが、ポピーからはアヘンはとれないため、合法的に植えられる花です。また、虞美人草（ぐびじんそう）という別名を持ち、はかなさや別れの象徴としても扱われます。

シャーレーポピーは、薄い紙のような花を持つポピーの品種です。白やピンク、紫などさまざまな色合いのシャーレーポピーがありますが、元のシャーレーポピーは赤い花です。はかない印象を与えるものの、道端で野生化していることもあるほど、実はとても丈夫な植物です。

カリフォルニアポピーは、鮮やかな色が特徴のポピーの品種です。輝く黄金のような明るい黄色い花を咲かせるため、「富」や「成功」などの花言葉を持っています。ただし、贈り物向きの花言葉を持つものの、鉢植えにするとあまり大きく成長できないという特徴があります。そのため、庭に直まきするのがおすすめです。

8月は夏真っ盛りのため、あまり花の種を植えるには向きません。しかし、真夏のうちから少しずつ時期をずらして種をまいておくと、寒い季節まで庭を彩り続けられます。熱中症対策と十分な水分補給をしながら、ガーデニングを楽しんではいかがでしょうか。