ヘブンリーブルーの育て方
ヘブンリーブルーは、比較的育てやすい植物です。地植えでも鉢植えでも育てられますが、どんどん成長するため、地植えのほうが育てやすいでしょう。鉢植えの場合は、肥料切れや水切れに注意します。日当たりと風通しのよいところを好むため、半日以上日光のあたるところで育てましょう。
育て方①種まきの準備
ヘブンリーブルーの発芽には20℃以上の温度が必要です。温度の上がった5〜6月に種まきします。種まきをする前に、種のカーブしている外側を少しカットして、一晩水につけておくことで発芽率を上げましょう。近年は発芽しやすく処理したものが売られています。その場合は発芽率を上げる作業は不要です。
ボタニ子
育て方②種まき
種まきは発芽させてから植え替えても、そのまま育てる場所に植えてもどちらでも構いません。土は種まき用の用土や草花用の培養土などがよいでしょう。深さ1cmくらいのところに植えつけます。このとき、種のヘソの部分を下に、カーブしている外側を上にして植えましょう。双葉が傷まず、きれいに発芽します。1カ所に2〜3粒ずつ植えましょう。地植えでは株と株の間は30cmくらい必要です。
ヘブンリーブルーの種まき
- 発芽処理されていない種は外側をカットして浸水させる
- 気温があがった5〜6月にまく
- 種のヘソを下にして植える
- 種をまく深さは1cmくらいにする
育て方③間引き
双葉がひらいたら、生育のよさそうなものを1つ残して、残りを間引きます。植え替える場合は、本葉が2〜3枚に育ったらにします。
育て方④水やり
ヘブンリーブルーの水やりは、土が乾いてからにします。土が湿っている場合は不要です。ある程度育ったら、乾燥している時間が長くなっても大丈夫です。天気や植物の状態を見て、1日1回の場合は朝に、2回やる場合は朝と夕方にしましょう。日中の水やりは根を腐らせたり、蒸気で葉を蒸れたりするため避けてください。
育て方⑤摘心(摘芯)
摘心(摘芯)とは、花をたくさん咲かせるための作業です。「芯止め」ともよばれます。ヘブンリーブルーの摘心は、本葉が5〜8枚くらいに育ったらするとよいでしょう。4〜5節くらいのところで、芽をはさみでカットします。摘心した本葉の下から脇芽が出てきて枝分かれし、たくさん花をつけるようになります。
摘心をしないと1つの茎ばかりがどんどん成長してしまい、その先にしか花がつかなくなってしまいます。
ヘブンリーブルーの摘芯
- 本葉が5〜8枚くらいに育ったら摘心のタイミング
- 4〜5節くらいのところで芽をカットする
育て方⑥肥料
ヘブンリーブルーは勢いよく成長するため、肥料切れにならないように注意します。月に1回化成肥料を株元に追肥しましょう。液肥を使用しても構いません。肥料切れになると葉が黄ばんだり、花がつかなかったり、斑点病が発生したりします。注意したいのは、与える量です。窒素肥料の与えすぎは葉や茎、根ばかりが成長して花が咲かない原因になってしまいます。用量を守って使用しましょう。
下葉が黄ばんで枯れてくる場合は、肥料不足か水不足です。肥料不足の場合は肥料を足してもよいですが、培養土を上から足すのも1つの方法です。
爪切りを使うとカットしやすいよ