クリサンセマム・ムルチコーレの特徴と育て方!増やし方や病害虫対策は?

クリサンセマム・ムルチコーレの特徴と育て方!増やし方や病害虫対策は?

クリサンセマム・ムルチコーレは黄色の丸い花びらがかわいらしい花です。とても丈夫でほふくして一面に花を咲かせます。ここではクリサンセマム・ムルチコーレの特徴を説明するとともに、花をたくさん咲かせるための育て方や増やし方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.クリサンセマム・ムルチコーレとは
  2. 2.クリサンセマム ・ムルチコーレの育て方
  3. 3.クリサンセマム・ムルチコーレの管理
  4. 4.クリサンセマム・ ムルチコーレがかかりやすい病気
  5. 5.クリサンセマム ・ムルチコーレにつきやすい害虫
  6. 6.まとめ

クリサンセマム・ムルチコーレとは

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

クリサンセマム・ムルチコーレはムルチコーレとも呼ばれています。以前はクリサンセマム属とされてノースポールの色違いとして扱われていましたが、現在ではコリオステフス属と修正されました。「コリオステフス」は「さやのような王冠」という意味です。ムルチコーレは1960年代に日本に輸入されました。ムーンライトという淡い黄色のものと、イエローという花数の多い種類があります。

ノースポールの特徴と育て方!切り戻し剪定の時期・タイミングなど解説!のイメージ
ノースポールの特徴と育て方!切り戻し剪定の時期・タイミングなど解説!
白い花を咲かせるノースポールは他の草花との相性も抜群で育てやすいため、冬の花壇や寄せ植えなどでみかけることが多い植物です。花つきがとてもよいので、ノースポールを植えると花壇がとても明るくなります。今回はノースポールの特徴や育て方、名前の由来などをご紹介します。

基本情報

出典:写真AC

学名 coleostephus myconis(コリオステフスミコニス)
科属 キク科コリオステフス属
原産地 アルジェリア、北アフリカ、ヨーロッパ西部、地中海沿岸
草丈 10cm~20cm
淡黄色~黄色、2cm~3cm
開花時期 3月~6月
形態 1年草
耐乾性 ある
耐湿性 弱い
耐寒性 弱い
育成温度 5℃~20℃
別名 キバナヒナギク、センリンギク

ボタニ子

ボタニ子

開花時期はね、寒冷地か温暖地か暖地かによっても違うし、春まきか秋まきかによっても違うの。基本的に夏には枯れちゃうわ。

特徴

クリサンセマム・ムルチコーレの葉は、原産が乾燥している地域なので少し肉厚なのが特徴です。葉は互い違いに生える互生で、ヘラの形に似て縁にギザギザがあります。茎は這い性に近く、ほふく気味に成長するのが特徴です。ムルチコーレはある程度育ったら花が咲く前に先端を切り戻すと、脇から新芽が出てよく枝分かれし、花数が多くなります。花は黄色く花びらは丸いです。

クリサンセマム ・ムルチコーレの育て方

出典:写真AC

クリサンセマム・ムルチコーレはこぼれ種でも育つ丈夫な植物ですが、夏には枯れてしまう1年草です。ノースポールと同種とみられていた時期もありますが、耐寒性が弱く霜にあたると枯れてしまいます。ムルチコーレは湿度を嫌い、水はけのよい土が好きなので、少しのコツでたくさん花を咲かせます。

育て方①用土

Photo bynadjadonauer

クリサンセマム・ムルチコーレは水はけのよい土が好きです。地植えは植え付ける1週間くらい前に苦土石灰と腐葉土、緩効性化成肥料を入れてよく混ぜておきましょう。鉢植えの場合は市販の草と花の土で大丈夫ですが、赤玉土を1割混ぜるとより水はけがよくなります。用土を自作する場合は、赤玉土7に腐葉土3、緩効性化成肥料を混ぜこみましょう。

育て方②植え付け

Photo byPezibear

クリサンセマム・ムルチコーレは植え替えるときに根をいじられるのが嫌いです。苗をポットから出したら、土をくずさずそっとそのまま植え付けます。地植えの場合は30cm~40cm株張りしますので、間隔を20cmほどあけましょう。鉢植えは5号に1株を目安として、60cmのプランターなら3株がよいです。鉢底ネット、軽石、苗を入れ周りに用土をしきつめます。

育て方③水やり

Photo bymermyhh

クリサンセマム・ムルチコーレは過湿を嫌います。水やりは土が乾いてからたっぷり鉢底から出てくるくらいあげましょう。ムルチコーレは花や葉に直接水がかかると縮んだり枯れたりするので直接土にあげます。鉢皿の水は捨ててください。地植えの場合はよほどの日照りが続かないかぎり、植え付けのときにあげたきりで雨で補えます。長雨が降るようであれば、雨除けしましょう。

育て方④肥料

出典:写真AC

クリサンセマム・ムルチコーレは肥料をやらなくても花が咲きますが、与えたほうが花数が多くなります。開花している間は1週間から10日に1回、液肥をやりましょう。窒素が多く含まれている肥料を与え過ぎると葉がよく茂りますが、花がつきにくくなります。肥料の与え過ぎは害虫をよぶ原因にもなりますので、量は規定どおりか少なめにしましょう。

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クリサンセマム・ムルチコーレの管理

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