カイヅカイブキの育て方
カイヅカイブキの栽培自体は難しくなく、はじめて生垣や庭木を植える人にも育てやすい植物です。栽培のポイントをチェックして、生垣作りや庭木管理を楽しみましょう。それでは、カイヅカイブキの育て方を紹介していきます。
栽培カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
植え付け | ● | ● | ● | ● | ||||||||
肥料 | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
剪定 | ● | ● |
育て方①栽培環境
カイヅカイブキは、よく日が当たる場所で栽培します。盆栽などで小さく仕立てたいときも、日当たりのよい場所で管理しましょう。日当たりが悪い場所で栽培すると、育ちが悪くなり枝葉が枯れることがあります。
雪や風に注意
カイヅカイブキは暑さや寒さに強いといわれますが、長いこと強風にさらされると葉が傷んだり倒木したりする可能性があります。また、雪の重みで折れてしまうこともあるため、雪が積もりやすい地域では雪よけ対策をするとよいでしょう。
育て方②植えつけ
カイヅカイブキの植えつけは、3~4月または9~10月に行います。栽培用の土は選びませんが、堆肥をすき込んでおくと、成長を促す効果が期待できますよ。できるだけ根鉢を崩さないように気をつけて、植えつけましょう。
ボタ爺
水はけのよい土を用意すると、失敗が少ないよ。
育て方③肥料
カイヅカイブキが元気に成長しているうちは、肥料はなくても大丈夫です。元気がなく枝が枯れてきたと感じたら、緩効性の肥料を株元に与えるとよいでしょう。再び元気に成長してきたら、剪定を行って形を整えてあげてくださいね。
育て方④水やり
植えつけ直後は、こまめに水やりをします。しっかり根づいてきたら水やりはやめて、自然に任せましょう。雨が何日も降らず日照りが続く場合は、涼しい時間帯に水やりをしてあげてください。
ボタニ子
水やりをしすぎると、根腐れを起こす可能性があるんだって。気をつけなくちゃ。
育て方⑤病気と害虫対策
カイヅカイブキは、赤星病にかかりやすい傾向があります。葉の先がオレンジ色っぽく変化していたら、この病気を疑いましょう。葉を切り落として、薬剤を塗布すれば被害が最小限に抑えられます。
スギドクガに気をつけよう
カイヅカイブキは、カイガラムシなどの害虫がつきやすいです。その中でも、スギドクガには注意しましょう。春に発生しやすく、葉を食べてしまいます。また毒性はないといわれていますが、鋭いトゲがあります。触るとけがをしてしまうので気をつけてくださいね。
ボタ爺
続いて、剪定方法をワシお手製の図解で見てみようかね。
出典:写真AC