琉球朝顔の育て方!種まきの時期や冬越し・摘芯のポイントを解説

琉球朝顔の育て方!種まきの時期や冬越し・摘芯のポイントを解説

琉球朝顔は丈夫で育て方も簡単な植物です。グリーンカーテンにも適していて、近年ゴーヤとはまた違った人気があります。一般的な朝顔と違って、朝から夕方まで楽しめる大輪の花も魅力の1つです。琉球朝顔の魅力と育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.琉球朝顔ってどんな植物?
  3. 3.琉球朝顔の特徴
  4. 4.琉球朝顔の育て方
  5. 5.琉球朝顔の管理方法
  6. 6.琉球朝顔の増やし方
  7. 7.まとめ

琉球朝顔の育て方

出典:写真AC

琉球朝顔はグリーンカーテンとしても、夏から秋にかけての彩りとしても優秀な植物です。琉球朝顔は要点さえおさえてしまえば、育て方も簡単で毎年楽しむことができます。琉球朝顔の育て方をみていきましょう。

育て方①種まき

先にもご紹介したように、琉球朝顔にはほかの種類の朝顔と異なり、種を付けにくいという性質があります。そのため売られているものも苗ばかりのため、種まきで増やすことはまずありません。自分の家で育てたときにできた種を採っておいて種まきすることはできるので、みつけたときには採種しておくとよいでしょう。

育て方②用土

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元肥も入れて!

琉球朝顔の用土は、腐植質が豊富に含まれた水はけのよい土がおすすめです。地植えにするときには、腐葉土をたっぷりと混ぜこんで数日寝かせましょう。自分で配合するときは、赤玉土6:腐葉土4か赤玉土6:堆肥2:腐葉土2で配合します。水はけをよくするために川砂を混ぜてもよいです。生育が旺盛なので、元肥として緩効性肥料を混ぜておきましょう。市販の培養土でも大丈夫です。

育て方③植え付け

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大きいプランターに1株だけ!

琉球朝顔の苗は、植え付け時期になる4月中旬ごろから売りに出されます。生育旺盛な植物なので、ポット内で根詰まりを起こす前に早めに植え付けしましょう。地植えが適した植物ですが、プランターでも育てられます。地植えにする場合の株間は60~90cm、プランターの場合は1株がおすすめです。植えつけるプランターは、できるだけ大きいものを用意してください。

育て方④肥料

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最初のうちは用土に混ぜておいた元肥が効いていますが、植え付けから1か月ほどたったら追肥を与え始める時期になります。成長時期でもある5~10月の間は、肥料切れを起こさないよう注意してください。置き肥えは水やりのたびに肥料が溶けだして効果が持続しますが、液体肥料は即効性があるものの効果が持続しません。置き肥えと液体肥料を上手に使い分けましょう。

花の時期に与えたい肥料

肥料が不足してくると、下葉が黄色く変色したり花数が減ったりしてしまいます。花の時期には花付きがよくなるように、リン酸が多く含まれて即効性の高い液体肥料を与えてください。7~10日間隔で水で薄めて与えます。肥料やけを起こさないように、肥料に記載されている容量を守りましょう。

育て方⑤水やり

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夏は朝晩たっぷりと!

地植えの場合でも梅雨明け後からは乾燥しすぎに注意してください。成長時期に当たる真夏には、プランター植えはもちろん、地植えでも朝夕の水やりが必要です。プランターの底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。ゆっくり水やりをすることで、プランターの隅々まで水を行き渡らせることが可能です。

日中に葉が力なく垂れてしまったときは?

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日中の水やりはNG

きちんと水やりをしていても、真夏の日中に葉が垂れてしまうことがあるかもしれません。そのようなときは夕方まで待ってから水やりをします。日中のうちに水やりをしてしまうと、水が日差しに温められて根がゆだってしまうためです。夏の時期は涼しい時間帯に水やりをするよう心がけましょう。

育て方⑥病害虫

琉球朝顔は自生地の沖縄で海岸沿いでも繁茂するほど、丈夫で育てやすい植物です。しかし、そんな琉球朝顔でも注意すべき病害虫があります。注意して観察することで発見できるものばかりなので、日ごろから水やりなどの手入れのときに観察するようにしましょう。

病気

琉球朝顔はカビが原因の病気にかかることがあります。白い粉状のカビが葉の表面を覆ってしまう「うどん粉病」や、白い斑点が付く「斑点秒」や「斑紋病」、株元の葉が黄色くなり株がしおれて根元のつるが割れる「つる割れ病」などが代表的です。病気になった場合は薬剤を使うか、発病した部分を取り除きます。プランター植えの場合は、毎年新しい土に植え替えましょう。

害虫

琉球朝顔は害虫には比較的強い方です。しかし、ハダニやアブラムシ、葉を食害するヨトウムシ、葉の裏に群れるオンシツコナジラミ、黒くて悪臭を放つホオズキカメムシなどの被害にあうことがあります。全体の風通しがよくなるように管理し、葉は裏側まで観察しましょう。害虫はみつけたらすぐに捕殺したり、市販の薬剤で対応します。

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琉球朝顔の管理方法

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