記念樹に人気の植物27選！育てやすさなど選び方のポイントを紹介！

子どもの「誕生祝い」に適している記念樹は、「ナンテン・マツ・クスノキ・ムラサキシキブ」です。子どもの誕生と健やかな成長を願って植樹されます。

「ナンテン」は、「難（ナン）を転（テン）じる」の意味から、子どもの誕生祝いに最もふさわしい樹木とされています。繊細な葉をつける常緑の樹木で、赤や白の実のなる木としても親しまれており、庭木としても耐寒性・耐暑性共にあることから人気があります。

「マツ」は日本人に古くから馴染み深い樹木のひとつです。種類も多く、日本全土に分布するマツは主に「クロマツ」「ゴヨウマツ」「アカマツ」が代表で、アカマツは名前の通り、樹皮が赤みを帯びた茶い色をしているのが特徴です。庭木や公園などに植樹されているもののほとんどがこのアカマツで、日本独特の景色をつくりだす盆栽としても人気があります。

「クスノキ」は、特殊な香りを放つ常緑の樹木です。枝を切ってもすぐ伸びることから、子ども（主に男の子）の誕生祝いに植樹されます。古来にはその香りから虫よけに用いられており、春から梅雨にかけて乳白色の可憐な花を咲かます。その後艶のある紫色の実をつけることから、実のなる木としても親しまれています。

「ムラサキシキブ」は、紫色の実をつける落葉の樹木です。「紫式部」のように賢い子ども（主に女の子）になるよう願いをこめ植樹されます。秋の初めに、細くしなやかな枝に艶のある愛らしい小さな実をつけることから、実のなる木としても人気があり、庭木に色どりをそえます。耐寒性・耐暑性共に強く、手がかからず育てやすいのも魅力です。

「新築・転居祝い」に適している記念樹は、「カキ・アジサイ」です。新築・転居共に新しい環境での生活を前に、平穏無事に暮らせるようにと願いが込められます。

「カキ」は、秋の味覚「柿」で親しまれている落葉の樹木です。カキは「お金をかき集める」の意味から、新築・転居祝いに最もふさわしい樹木とされています。オレンジ色に輝く甘く硬めの果肉は、秋の味覚の代表格、また実のなる木として親しまれていますが、「桃栗三年柿八年」といわれるように、実をつけるまでには少々時間がかかり、剪定や摘果などの作業が必要です。

「アジサイ」は、梅雨を代表する落葉の樹木です。「青い花が集まり咲く」の語源から家族の結びつきを象徴し、新築祝いとして植樹されます。種類は青やピンク、白などの鮮やかな色はもちろん、花の形もさまざまで人気があります。アジサイの花の色は、植樹する土の土質により変わり、酸性の割合が多い場合は青系の花が、アルカリ性の割合が多い場合はピンク系の花が咲きます。