カタバミとは?特徴やよく間違えられるクローバーとの違いを紹介!

カタバミとは?特徴やよく間違えられるクローバーとの違いを紹介!

カタバミとクローバーは同じ3枚の小葉を持つ植物なので、よく間違えられます。しかし、カタバミとクローバーには明確な違いがあるのです。この記事では、カタバミの特徴とクローバーの特徴、両種の違いや見分け方を紹介します。見分けるときの参考にしてください。

記事の目次

  1. 1.カタバミとは?
  2. 2.カタバミの特徴
  3. 3.カタバミとクローバーの違い
  4. 4.まとめ

カタバミとは?

出典:筆者撮影

カタバミは、カタバミ科カタバミ属の多年草で、どこにでも見られる野草です。日本だけではなく、世界中に分布しています。カタバミは繁殖力が旺盛なので「家が絶えない」に通じ、子孫繁栄を願って家紋に利用されてきました。

カタバミの基本情報

学名 Oxalis corniculata
分類 カタバミ科カタバミ属
種類 多年草
分布 道端、どこにでも見られる
花期 5月~9月

カタバミの繁殖方法

出典:筆者撮影

カタバミは地下茎と種、匍匐茎(ほふくけい)で増えます。とても繁殖力が旺盛で、一度根づくと駆除するのが難しい野草です。根・茎ともに柔らかく、引き抜いても途中で切れてしまいます。

カタバミの特徴

Photo byanfehoe

特徴①葉

出典:筆者撮影

カタバミの葉は、ハート形の3小葉からなる3出複葉です。まれに四葉以上のものもあります。カタバミの葉にはシュウ酸が含まれているため噛むと酸っぱいです。またカタバミは、夜になると葉を折りたたみます。この折りたたんだ姿が、片側が食べられたように見えるため「片喰(カタバミ)」と名づけられたといわれています。

カタバミ科の仲間は、基本的にはハート形の3枚の葉が多いです。

カタバミの小葉の色

出典:筆者撮影

カタバミの葉の色は緑色が多いですが、中には赤色や薄い赤色をしている葉もあります。カタバミとは別種で、葉の赤いものは「アカカタバミ」、薄赤色のものは「ウスアカカタバミ」です。アカカタバミは普通のカタバミよりも環境に対する耐性が強く、コンクリートの隙間から生えていることも多いです。

特徴②花

出典:筆者撮影

カタバミは春~秋にかけて、花弁が5枚の黄色い花を咲かせます。日中の日差しを受けると花が開くため、日陰に生えているカタバミは花がしぼんでしまいます。カタバミ科の植物を育てるときは日向で育ててください。

カタバミの花は黄色いです。カタバミの仲間には、ピンク色や白い花などもあります。

特徴③果実

出典:筆者撮影

このロケットのように真っ直ぐ立っているのが果実です。触ると種が弾けることがあるんですよ!

カタバミの果実はさく果です。形は円柱状で先が尖るのが特徴です。形はロケットに似ていて、熟すと触っただけで中の種が弾けることがあります。果実の中は5室に分かれ、外側から見てもわかるでしょう。果実の中には、白い外種皮に包まれた多数の種子が入っています。

カタバミとクローバーの違い

Photo by NakaoSodanshitsu

カタバミとクローバーの葉は同じ3小葉です。そのため見間違う人も多い植物です。特にイラストなどでは、クローバーの葉がハート型になっているものもあります。

クローバーとは

出典:筆者撮影

マメ科シャジクソウ属に属している植物の総称をクローバーといいます。葉の枚数からカタバミと間違われることが多いです。日本でよく知られているのはシロクメクサです。クローバーといわれたら、一般的にシロツメクサを指します。

クローバーの基本情報

学名 Trifolium repens
分類 マメ科シャジクソウ属
種類 多年草
分布 野原
花期 5月~8月

クローバーは、マメ科シャジクソウ属の総称でもありますが、シロツメクサの別名でもあります。表ではシロツメクサの基本情報を説明しています。

クローバーの由来

クローバーは英語ですが、ラテン語の「こん棒」に由来しています。これはローマ神話に登場する英雄ヘラクレスが持っているこん棒が、クローバーの葉に似ているからだといわれています。

違い①葉

出典:筆者撮影

カタバミとクローバーの葉は3枚なので、間違われることも多いです。両種は葉の形で見分けられます。カタバミは1つの葉がハート形なのに対して、クローバーは広倒卵形(卵を逆さにした形)のものが多いです。さらに、シロツメクサには葉に白い斑紋が入ることもあります。まれに四葉になるのは両種とも同じです。

葉にV字に似た白い斑紋が入るのがクローバーです。カタバミにはこの斑紋は入りません。見分け方は葉の形だけでなく、白い斑紋からでもできます。

なぜ間違えられるのか?

Photo byClker-Free-Vector-Images

カタバミとクローバーが間違えられやすいのは、イラストなどで見かける四葉のクローバーの葉がハート型をしていることが多いからです。そのため、ハート型の葉はクローバーだと勘違いされるのです。またインターネットなどで見られる写真でも、ハートの葉の四葉をクローバーと表記しているケースもあります。

違い②花

出典:筆者撮影

シロツメクサは一つひとつの花が集まって、球体を作ります。花をチェックすると見分け方は簡単ですね!

カタバミとクローバーは花がまったく違います。カタバミは黄色い5枚の花弁をもつ花ですが、クローバーの花は白いです。さらにクローバーはマメ科特有の蝶形花です。その花がいくつも集まって球体になっています。両種は花の色、花序のつき方を見るとすぐに見分けられます。

違い③果実

出典:筆者撮影

枯れた花弁がついている緑の部分がシロツメクサの果実ですね

カタバミとクローバーは、果実も違います。カタバミはさく果ですが、クローバーは豆果です。形は、カタバミは先が尖り空を向いていますが、クローバーは豆です。またクローバーの果実は、花が枯れたあとでも花弁とがくに包まれています。

まとめ

出典:筆者撮影

カタバミとクローバーは、よく間違われる植物です。しかし種類や花、葉に大きな違いがあります。特徴を知っていれば見分け方は簡単です。ぜひ、両種を見かけたときは観察してみてくださいね。

高倉
ライター

高倉

植物が好きです!特に野草。そのあたりに生えている雑草と呼ばれる植物です。中でもカタバミを見るとテンションあがります。

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