植物も夏バテする?酷暑での管理方法と水やりの注意点を詳しく解説!

植物も夏バテする?酷暑での管理方法と水やりの注意点を詳しく解説!

酷暑の夏、高温と蒸れで弱ってしまった植物の「夏バテ」対策から、おすすめグッズまで詳しく解説します。植物が弱る原因は、高温・日差し・蒸れです。水のやり方や肥料の与え方など、暑い季節の世話にはコツがあります。夏バテを防いで、ガーデニングを楽しみましょう!

記事の目次

  1. 1.植物の夏バテとは?
  2. 2.酷暑の管理方法の問題点
  3. 3.真夏の庭での高温と蒸れ対策
  4. 4.過酷なベランダでの高温と蒸れ対策
  5. 5.猛暑の室内の高温と蒸れ対策
  6. 6.夏バテ対策おすすめグッズと使い方
  7. 7.まとめ

過酷なベランダでの高温と蒸れ対策

ベランダ

出典:Unsplash

マンションのベランダは、コンクリートで強い日差しと照り返しもあり、高温で蒸れやすく夏は特に注意が必要です。梅雨までに傷んだ植物を整理したり、剪定したりしてスペースを確保し、植物の置き場所や置き方にも工夫してみましょう。

①隙間を空けて風の通り道を作る

ベランダで鉢植えを飾るラックは壁との間に隙間を空けて、風の通り道を作ります。鉢と鉢の間隔を空けて、熱がこもらないようにしましょう。特にコンクリートの床面に直接鉢を置くと、高温で根が傷んでしまいます。熱を伝えやすいブリキの鉢や金属製のスタンドよりも、木製のラックやすのこで暑さ対策をしましょう。屋外に置かれたエアコンの室外機の熱風は要注意ですね。

②遮光ネットで熱も日差しもカット

日当たりのよいベランダでは強い日差しをカットしつつ、植物を育てるには70%前後の遮光率が最適です。遮光率30〜50%の遮光ネットを2枚重ねて、天気や気候にあわせて調整しましょう。黒いネットは熱を吸収してしまうので、シルバーやグレーがおすすめの色です。遮光ネットはなるべく外側の高い位置に取り付けるのが、日差し対策のポイントです。

③水やりで高温を和らげる

ベランダでの植物の水やりは、庭同様に早朝や夕方以降の涼しい時間が最適です。水やりするときは植物にかけるのではなく、土に水をかけるようにします。受け皿を外して、水はけをよくするのがポイントです。受け皿に水を溜めてしまうと、蒸れて根腐れしたりボウフラがわいたりします。ベランダの排水溝をつまらせないように、落ちた葉や土なども掃除しておきましょう。

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猛暑の室内の高温と蒸れ対策

霧吹き

出典:写真AC

室内で育てている植物にも、夏は注意しておきたいポイントがあります。特に日当たりのよい出窓は、外の熱や日差しの影響を受けやすく注意が必要です。植物の成長のためにはレースのカーテン越しに日が当たる、明るい場所を確保しましょう。

①換気で空気の流れを作る

曇ったガラス

出典:写真AC

適度に室内を換気して、空気の流れを作りましょう。多くの草花や観葉植物は、春から秋が成長時期です。風通しがよく、明るく暖かい場所で育てましょう。受け皿に水をためず、通気性と水はけをよくするのもポイントです。エアコンの冷たい風を当てると、植物が弱ってしまうことがありますよ。

②カーテンで日差しをコントロール

植物の成長に必要な光合成のためには、午前10時まではレースのカーテンにして部屋を明るくしましょう。エアコンの効率を高めるために、カーテンを締めたくなりますが、植物のためには室内の日当たりが大切です。特に成長期の観葉植物は明るく適度に暖かい場所で、夏の間にきれいな葉っぱをたくさん育てましょう。

③しっかり葉水で乾燥を防ぐ

夏の水やりは、葉水(霧吹き)で乾燥を防ぎましょう。エアコンを使う夏は、葉や茎に直接スプレーする葉水がおすすめです。春から夏の成長期は、葉水を毎日かけても大丈夫です。特に葉の裏側にスプレーするのがおすすめで、薄めた活力液を使うと栄養補給が同時にできます。残った活力液は、水やりに使いましょう。

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夏バテ対策おすすめグッズと使い方

メネデール 500ml

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ソフトシリカ ミリオン 500g

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【熱対策はこれで万全】ルートプロテクター8枚入り

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①メネデール・植物活力素

メネデール 500ml

参考価格: 898円

出典: Amazon
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夏バテ対策には活力液メネデールを、普段よりも薄く希釈して使うのが最適です。使い方は200〜500倍液を、水やり・葉水として使います。鉢植えをバケツなどに入れて、希釈液に3〜4時間漬け込むのも効果的です。1週間に1〜2回を目安に、メネデールを与えましょう。

おすすめ度★★★★★
容量100mL、200mL、500mL、2L、5L、20L
希釈倍率100〜500倍

②タクト・バイオゴールドバイタルきままにミスト

バイオゴールドきままにミスト 500cc

参考価格: 1,430円

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アミノ酸をたっぷり含んだ天然活力液、バイオゴールドバイタルのスプレータイプです。野菜やハーブなど口にする植物にも安心して使えます。夏バテした植物には週に1回を目安に、葉水として葉や茎にそのままスプレーしましょう。植物の活力液 バイオゴールドバイタルの原液もおすすめです。

おすすめ度★★★★★
容量本体500mL、レフィル5L、10L、20L

③ソフトシリカ・ミリオン

ソフトシリカ ミリオン 500g

参考価格: 347円

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根腐れ防止剤として使われているミリオンは、夏バテした植物におすすめです。植物の栄養素となるカルシウムやマグネシウムなど、16種類のミネラルが弱った植物を元気にして土質も整います。ミリオンは野菜や観葉植物・バラやランなどのミネラル補給に最適です。

おすすめ度★★★★★
容量500g、1kg、5kg、20kg

④花ごころ・ルートプロテクター

【熱対策はこれで万全】ルートプロテクター8枚入り

参考価格: 1,200円

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ルートプロテクタターは鉢の内側に貼り付けて使う、夏バテ予防シートです。熱が伝わりやすいブリキやプラスチック鉢に、特に効果があります。土の温度が上がりすぎるのを抑えて根のダメージを和らげるので、日当たりのよい庭やベランダの鉢植えにおすすめですね。

おすすめ度★★★★☆
内容8枚入り(幅11cm 長さ31cm)
鉢のサイズ3〜10号(直径9〜30cm)

⑤プロトリーフ・アクアゲイン

プロトリーフ アクアゲイン 300ml

参考価格: 1,100円

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アクアゲインは液体の保水剤です。特に乾燥が気になる屋外のハンギングや、鉢植えの草花におすすめします。保水剤は液体肥料や活力液と一緒に使うと、効果が長く続きます。旅行前の水やりにも、保水剤のアクアゲインが最適です。

おすすめ度★★★★★
容量20mL、300mL、2L、20L

⑥ダイオ化成・遮光ネット

ダイオ化成 遮光ネット カーテン 白 遮光率55% 2×2m

参考価格: 897円

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真夏の日差しを避けルためには、遮光率が70%前後は必要です。黒いネットは遮熱効果が低いので、色は白やシルバー(グレー)を選びましょう。遮光率30〜50%の遮光ネットを2枚重ねれば、天気や季節で遮光率を程よく調整できます。

おすすめ度★★★★★
サイズ2m×2m

まとめ

夏の庭

出典:Unsplash

植物の夏バテの原因と真夏の管理のポイントは、強い日差しと高温・蒸れです。庭やベランダ・室内での対策方法は、植物の種類によってもそれぞれの違いがあります。育てている環境をちょっと見直して、暑い夏を迎える前に植物のために、できることを心がけておきたいですね。

オ ダ マ キ
ライター

オ ダ マ キ

こんにちは!花とグリーンが大好き!3匹の猫と美味しいものと、豊かな自然に恵まれた信州在住の元 園芸店員ライターです。どうぞ、よろしくお願いします★★★

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