過酷なベランダでの高温と蒸れ対策
マンションのベランダは、コンクリートで強い日差しと照り返しもあり、高温で蒸れやすく夏は特に注意が必要です。梅雨までに傷んだ植物を整理したり、剪定したりしてスペースを確保し、植物の置き場所や置き方にも工夫してみましょう。
①隙間を空けて風の通り道を作る
ベランダで鉢植えを飾るラックは壁との間に隙間を空けて、風の通り道を作ります。鉢と鉢の間隔を空けて、熱がこもらないようにしましょう。特にコンクリートの床面に直接鉢を置くと、高温で根が傷んでしまいます。熱を伝えやすいブリキの鉢や金属製のスタンドよりも、木製のラックやすのこで暑さ対策をしましょう。屋外に置かれたエアコンの室外機の熱風は要注意ですね。
②遮光ネットで熱も日差しもカット
日当たりのよいベランダでは強い日差しをカットしつつ、植物を育てるには70%前後の遮光率が最適です。遮光率30〜50%の遮光ネットを2枚重ねて、天気や気候にあわせて調整しましょう。黒いネットは熱を吸収してしまうので、シルバーやグレーがおすすめの色です。遮光ネットはなるべく外側の高い位置に取り付けるのが、日差し対策のポイントです。
③水やりで高温を和らげる
ベランダでの植物の水やりは、庭同様に早朝や夕方以降の涼しい時間が最適です。水やりするときは植物にかけるのではなく、土に水をかけるようにします。受け皿を外して、水はけをよくするのがポイントです。受け皿に水を溜めてしまうと、蒸れて根腐れしたりボウフラがわいたりします。ベランダの排水溝をつまらせないように、落ちた葉や土なども掃除しておきましょう。
猛暑の室内の高温と蒸れ対策
室内で育てている植物にも、夏は注意しておきたいポイントがあります。特に日当たりのよい出窓は、外の熱や日差しの影響を受けやすく注意が必要です。植物の成長のためにはレースのカーテン越しに日が当たる、明るい場所を確保しましょう。
①換気で空気の流れを作る
適度に室内を換気して、空気の流れを作りましょう。多くの草花や観葉植物は、春から秋が成長時期です。風通しがよく、明るく暖かい場所で育てましょう。受け皿に水をためず、通気性と水はけをよくするのもポイントです。エアコンの冷たい風を当てると、植物が弱ってしまうことがありますよ。
②カーテンで日差しをコントロール
植物の成長に必要な光合成のためには、午前10時まではレースのカーテンにして部屋を明るくしましょう。エアコンの効率を高めるために、カーテンを締めたくなりますが、植物のためには室内の日当たりが大切です。特に成長期の観葉植物は明るく適度に暖かい場所で、夏の間にきれいな葉っぱをたくさん育てましょう。
③しっかり葉水で乾燥を防ぐ
夏の水やりは、葉水(霧吹き)で乾燥を防ぎましょう。エアコンを使う夏は、葉や茎に直接スプレーする葉水がおすすめです。春から夏の成長期は、葉水を毎日かけても大丈夫です。特に葉の裏側にスプレーするのがおすすめで、薄めた活力液を使うと栄養補給が同時にできます。残った活力液は、水やりに使いましょう。
夏バテ対策おすすめグッズと使い方
メネデール 500ml
サイトを見るバイオゴールドきままにミスト 500cc
サイトを見るソフトシリカ ミリオン 500g
サイトを見る【熱対策はこれで万全】ルートプロテクター8枚入り
サイトを見るプロトリーフ アクアゲイン 300ml
サイトを見るダイオ化成 遮光ネット カーテン 白 遮光率55% 2×2m
サイトを見る①メネデール・植物活力素
メネデール 500ml
参考価格: 898円
夏バテ対策には活力液メネデールを、普段よりも薄く希釈して使うのが最適です。使い方は200〜500倍液を、水やり・葉水として使います。鉢植えをバケツなどに入れて、希釈液に3〜4時間漬け込むのも効果的です。1週間に1〜2回を目安に、メネデールを与えましょう。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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容量 | 100mL、200mL、500mL、2L、5L、20L |
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希釈倍率 | 100〜500倍 |
②タクト・バイオゴールドバイタルきままにミスト
バイオゴールドきままにミスト 500cc
参考価格: 1,430円
アミノ酸をたっぷり含んだ天然活力液、バイオゴールドバイタルのスプレータイプです。野菜やハーブなど口にする植物にも安心して使えます。夏バテした植物には週に1回を目安に、葉水として葉や茎にそのままスプレーしましょう。植物の活力液 バイオゴールドバイタルの原液もおすすめです。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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容量 | 本体500mL、レフィル5L、10L、20L |
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③ソフトシリカ・ミリオン
ソフトシリカ ミリオン 500g
参考価格: 347円
根腐れ防止剤として使われているミリオンは、夏バテした植物におすすめです。植物の栄養素となるカルシウムやマグネシウムなど、16種類のミネラルが弱った植物を元気にして土質も整います。ミリオンは野菜や観葉植物・バラやランなどのミネラル補給に最適です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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容量 | 500g、1kg、5kg、20kg |
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④花ごころ・ルートプロテクター
【熱対策はこれで万全】ルートプロテクター8枚入り
参考価格: 1,200円
ルートプロテクタターは鉢の内側に貼り付けて使う、夏バテ予防シートです。熱が伝わりやすいブリキやプラスチック鉢に、特に効果があります。土の温度が上がりすぎるのを抑えて根のダメージを和らげるので、日当たりのよい庭やベランダの鉢植えにおすすめですね。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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内容 | 8枚入り(幅11cm 長さ31cm) |
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鉢のサイズ | 3〜10号(直径9〜30cm) |
⑤プロトリーフ・アクアゲイン
プロトリーフ アクアゲイン 300ml
参考価格: 1,100円
アクアゲインは液体の保水剤です。特に乾燥が気になる屋外のハンギングや、鉢植えの草花におすすめします。保水剤は液体肥料や活力液と一緒に使うと、効果が長く続きます。旅行前の水やりにも、保水剤のアクアゲインが最適です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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容量 | 20mL、300mL、2L、20L |
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⑥ダイオ化成・遮光ネット
ダイオ化成 遮光ネット カーテン 白 遮光率55% 2×2m
参考価格: 897円
真夏の日差しを避けルためには、遮光率が70%前後は必要です。黒いネットは遮熱効果が低いので、色は白やシルバー(グレー)を選びましょう。遮光率30〜50%の遮光ネットを2枚重ねれば、天気や季節で遮光率を程よく調整できます。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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サイズ | 2m×2m |
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まとめ
植物の夏バテの原因と真夏の管理のポイントは、強い日差しと高温・蒸れです。庭やベランダ・室内での対策方法は、植物の種類によってもそれぞれの違いがあります。育てている環境をちょっと見直して、暑い夏を迎える前に植物のために、できることを心がけておきたいですね。
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出典:Unsplash