ココナッツフレークとは
ココナッツフレークの特徴
ココナッツフレークとは、ココナッツの果実を乾燥させて削ったもののことをいいます。削り方によって形状や呼び名が変わりますが、いずれもさわやかなココナッツの香りや味を楽しめます。お菓子作りに使用されることが多く、スーパーやデパートなどの製菓材料コーナーに置いてあることが多いです。
ココナッツフレークの選び方
ココナッツフレークは削り方によって4種類に分けられるため、使用する目的にあわせて選んでください。商品によっては、砂糖や香料が添加されているものや漂白されているものもあるので、購入時には詳細をチェックすることをおすすめします。
そのほかのココナッツ製品
ココナッツフレーク以外のココナッツ製品としては、「ココナッツオイル」「ココナッツミルク」「ココナッツウォーター」などが挙げられます。ココナッツは美容に嬉しい成分が豊富なため、特に女性の間で人気が高いです。食べ物だけでなく、化粧水やボディクリームなどの化粧品の材料として使われることも多いです。
ココナッツフレークの種類
種類①ココナッツチップス
ココナッツチップスとは、乾燥させたココナッツの果実を「平たくスライス」したものです。一般的にココナッツフレークと呼ぶときは、ココナッツチップスを指すことが多いです。商品によって乾燥させただけのものとローストしたものがあるので、選ぶ際には注意しましょう。製菓材料としてだけでなく、そのままでも食べ応えがあるのが魅力です。
種類②ココナッツロング
ココナッツロングとは、乾燥させたココナッツの果実を「ひも状」に細長くカットしたものです。乾燥タイプとローストタイプがあります。チップスよりも厚みがあり食感がよいため、ケーキやドーナツなどのお菓子のトッピングによく使われます。ポロポロと崩れやすい性質を持っており衝撃に弱いので、購入後は取り扱いに気をつけましょう。
種類③ココナッツファイン
ココナッツファインとは、乾燥させたココナッツの果実を「粗びき」にしたものです。焼くとサクサクの食感に変わることから、クッキーやケーキの材料として好んで使われます。そのほかにも、揚げ物の衣に使用したり、シリアルに混ぜてヨーグルトにトッピングしたり、さまざまな食べ方を楽しめます。
種類④ココナッツパウダー
ココナッツパウダーとは、ココナッツファインをさらに細かく砕いたものです。メーカーによっては、ココナッツファインをココナッツパウダーと呼ぶこともあります。ココナッツには油分が多く含まれているためサラサラの状態にはなりにくく、「ココナッツパウダー」と呼ばれていますが粒子は粗いです。主に製菓材料として使用されます。
ココナッツフレークの食べ方
食べ方①ヨーグルト
材料
加糖ココナッツフレークいっぱい
無糖ヨーグルトお好きなだけ
好きなあり合わせの果物
砂糖お好みで
作り方
- 天板にココナッツフレークを広げ、160℃のオーブンに入れる
- 時折混ぜながら、5分焼く
- オーブンのスイッチを切り、余熱でこんがり色付くまで焼く
- ヨーグルトにフルーツと焼いたココナッツフレークをトッピングする
作るときのポイント
ココナッツフレークの種類は、ココナッツチップスかココナッツロングがおすすめです。オーブンで焼くときはこまめに観察し、焦げないように注意してください。シリアルやドライフルーツ、チョコチップ、ナッツなどをトッピングしてもおいしいです。
食べ方②シリアルバー
材料(5~6人分)
a.オートミール120g
a.全粒粉30g
a.ココナッツフレーク30g
a.きび砂糖30g
a.シナモンパウダー小さじ1/4
a.塩ひとつまみ
b.ココナッツオイル(湯せんで溶かす)40g
b.メープルシロップ40g
c.アーモンド(ロースト済み、粗く刻む)30g
c.レーズン(オイルコートなし)30g
作り方
- オーブンを180℃に予熱する
- 18cmスクエア型にオーブンシートを敷く
- ボウルにaの材料を全て入れて混ぜる
- ある程度混ざったらbの材料を全て入れ、よく混ぜあわせる
- cの材料を入れてざっくり混ぜあわせる
- 5をスクエア型に移し、カードなどでギュッと押し固める
- オーブンに入れて30~35分焼く
- 焼きあがったら、型に入れたまま冷ます
- 冷めたら型から外し、食べやすい大きさにカットする
作るときのポイント
ココナッツフレークは、どの種類を使ってもおいしく仕上がります。オートミールはほかのシリアルに置き換え可能です。ナッツやフルーツの種類を変えると、違った味わいが楽しめます。子どものおやつにするなら、チョコレートチップを入れると食べやすくなっておすすめです。おいしいだけでなく、効果的に栄養補給できる魅力的な食べ方です。
食べ方③ココナッツクッキー
材料(天板1枚分)
ココナッツロング150g
砂糖50g
薄力粉20g
全卵1個
マーガリン20g
塩ひとつまみ
作り方
- 材料を全て計量する
- 天板を160℃~170℃に予熱する
- ボウルに、ココナッツロング、砂糖、薄力粉、塩を順に入れる
- 耐熱容器にマーガリンを入れて、マヨネーズ状になるまでレンジにかけて2に入れる
- 卵を溶いてボウルに加える
- まとまるまでヘラで混ぜる
- 天板にオーブンシートを敷き、スプーンなどを使って生地を丸く形成してのせていく
- 20分ほど焼く
作るときのポイント
どの種類のココナッツフレークでもおいしく仕上がりますが、ココナッツロングを使うと香ばしさとサクサク感がアップするためおすすめです。チョコレートチップやシリアル、ドライフルーツなどを混ぜ込むと、違った味わいを楽しめます。マーガリンはバターに置き換えると風味がアップします。形成せずに天板に広げて焼いても構いません。
食べ方④チョコドーナッツ
材料(ミニ25個分)
卵M1/2個
ブラウンシュガー25g
無塩バター25g
スイートチョコ25g
牛乳20cc
薄力粉85g
ココアパウダー7g
ベーキングパウダー3g
ココナッツファイン20g
粉糖30g
作り方
- 薄力粉、ココア、ベーキングパウダーをあわせてふるう
- オーブンを180℃に予熱し、ドーナツ型には油を塗っておく
- 耐熱容器にバターとチョコを入れ、電子レンジで溶かす
- ボウルに卵を溶きほぐし、ブラウンシュガーを入れてすり混ぜる
- 4に3を入れてよく混ぜる
- 5に牛乳を少しずつ加えて混ぜる
- 6に小麦粉を加え、ゴムベラでさっくり混ぜる
- 7を絞り袋に入れ、型の半分~6分目まで生地を均等に流し入れる
- 15分~20分焼いて、網の上で冷ます
- 粉糖を水で溶いてアイシングを作り、ココナッツはパットなどに広げておく
- 冷ましたドーナツをアイシングにくぐらせ、ココナッツをくっつける
作るときのポイント
ココナッツフレークの種類は、どのタイプのものでも構いません。生地を型に入れ過ぎると形が崩れるため注意しましょう。焼き時間はオーブンによって調整してください。ココナッツファインのほかにも、チョコスプレーや粉糖をトッピングすると、さまざまな味わいを楽しめます。
食べ方⑤ココナッツシュリンプ
材料(16尾分)
エビ16尾
ココナッツロング1カップ位
コーンスターチ1/2カップ位
卵1個
塩・胡椒少々
油揚げ物分
ソース(お好みで)
作り方
- エビはしっぽを残し殻をむいてハラワタを取る
- 1の背中部分に縦に深めに切れ目を入れ、水気を取って塩コショウで下味をつける
- 2にコーンスターチ→溶き卵→ココナッツロングの順に衣をつける
- カリッとなるまで油で揚げる
作るときのポイント
ココナッツロングは、砂糖が添加されていないものを使うと焦げにくいです。ココナッツフレークに変えると違った歯ごたえを楽しめます。ほかのシリアルを砕いて衣に混ぜると、香ばしさや風味がアップするのでおすすめです。エビのほかにも、鶏もも肉や白身魚にもあう食べ方です。
ボタニ子
次は、ココナッツフレークのおすすめ商品を紹介するよ!