料理に使えるハーブ④タラゴン
分類:キク科/多年草 | 和名:タラゴン |
原産地:シベリア、北アメリカ、南ヨーロッパ | 草丈:50cm~60cmほど |
使用部分:葉 | 用途:料理、お茶、美容など |
フランスでは「食通のハーブ」と言われていて、フランス料理には欠かせないハーブです。タラゴンが料理に使われるようになったのは中世以降と言われています。肉や魚料理の風味付けとして使われたり、バターやクリームに混ぜ合わせて使います。
タラゴンの効果・効能
タラゴンに含まれる「エストラゴール」という成分は、消化促進の効果や、筋肉の緊張をほぐす効果があるため、精油をマッサージオイルとして使うとリラックス効果が高まります。また、エストラゴールにはアレルギーを抑える効果があると言われ、喘息を予防するはたらきがあると言われます。
ハーブを使ったレシピ:フレンチタラゴンのオムレツ
材料(2人前)
- 卵・・・・・・・・・・2個
- フレンチタラゴン・・・10cmほどを2つ
- 塩コショウ・・・・・・お好みで
①材料を混ぜて焼く
②完成♬
料理に使えるハーブ⑤ブルーマロウ
分類:アオイ科/多年草 | 和名:ウスベニアオイ |
原産地:南ヨーロッパ | 草丈:60cm~200cmほど |
使用部分:花、葉 | 用途:料理、お茶、美容など |
マロウは多彩な品種がありますが、主にハーブとして広く利用されるのはこの「ブルーマロウ」です。花に熱湯を注ぐと鮮やかな青色になり、そこにレモン汁を入れるとたちまちピンクに変化する現象は有名です。花に含まれるアントシアニンと、レモンの酸によりおこる化学反応です。
マロウの花の色変化
マロウの効果・効能
マロウに含まれるペクチンの成分がからだの粘膜の保護をするはたらきがあるため、のど風邪などの粘膜炎症をおさえてくれたり、胃腸の粘膜保護をして胃炎や腸炎などを予防したり、緩和する効果が期待できます。マロウにはタンニンも含まれ、タンニンは脂肪燃焼効果があるとされているため、ダイエット効果も期待できます。
マロウの葉は食べられる
マロウといえば、花というイメージがありますが、葉の部分も調理することで美味しく食べられます。マロウは草丈が高いと2m近くにもなり、茎の部分はとても太くなります。硬くなった茎や、葉の部分はゴワゴワしてしまい下茹でしても美味しくないので、やわらかい若い葉を摘むようにしましょう。
ハーブを使ったレシピ:マロウの葉のナムル
材料(2人前)
- マロウの葉・・・・・・・・・やわらかく若いもの30枚~40枚
- 人参・・・・・・・・・・・・1/2本
- きゅうり・・・・・・・・・・1/2本
- 白ごま・・・・・・・・・・・おこのみで
- ごま油・・・・・・・・・・・大さじ2
- 塩・・・・・・・・・・・・・おこのみで
①マロウを塩ゆでする
②冷水にさらす
③完成♬
料理に使えるハーブ⑥フェンネル
分類:セリ科/多年草 | 和名:ウイキョウ |
原産地:地中海沿岸 | 草丈:100cm~200cmほど |
使用部分:葉、茎、花、種、根 | 用途:料理、お茶、美容など |
フェンネルは、黄緑色の葉が枯れているように見えることから、ラテン語で枯れ草という意味の「フェヌム」に由来します。甘くスパイシーな香りと、ほのかな苦味があります。魚料理などには臭み消しとして取り入られてます。
フェンネルの効果・効能
日本には平安時代に中国から伝来しフェンネルシードは生薬では「茴香(ういきょう)」と呼ばれ、江戸時代には胃薬として服用されていました。現在も、胃腸を整える漢方薬などに使われ、消化促進効果があります。フェンネルの精油は、便秘や消化不良などのときに腹部のマッサージに使うと、効果的だと言われています。
ハーブを使ったレシピ:カナッペのフェンネル添え
材料(5~6人前)
- クラッカー・・・・・・・・12枚
- スモークサーモン・・・・・4~5切れ
- クリームチーズ・・・・・・3個(今回はkiriを利用)
- フェンネル・・・・・・・・2本ほど 柔らかい葉先を千切って使う
フライパンを中火で加熱し、温まったところに少なめの油をひき、卵液を入れたらすぐに弱火にして焼きます。