シャラの木の育て方!剪定方法や病害虫対策をご紹介!枯れる原因は?

シャラの木の育て方!剪定方法や病害虫対策をご紹介!枯れる原因は?

お寺の庭木として昔から植えられてきたシャラの木。近頃は自宅の庭にシンボルツリーとして植える方も増えているのだとか。自宅の庭木として育てるのは難しそうに感じますが、育て方のポイントを押さえれば大丈夫です。今回はシャラの木の育て方から病害虫対策までご紹介します。

記事の目次

  1. 1.シャラの木とは
  2. 2.シャラの木の名前の由来
  3. 3.シャラの木の花言葉
  4. 4.シャラの木の育て方
  5. 5.シャラの木の病害虫対策
  6. 6.シャラの木が枯れる原因は?
  7. 7.まとめ

シャラの木とは

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シャラの木(夏椿)

シャラの木の特徴

シャラの木は、別名をシャラノキや沙羅の木、シャラの樹、夏椿(ナツツバキ)などと呼ばれます。ツバキ科ナツツバキ属に属し、日本では本州、四国、九州、沖縄に、海外では朝鮮半島南部に分布し、日本では古くからお寺の庭木として植えられてきました。6~7月頃に白く愛らしい、その名のとおりツバキに似た花を咲かせますが、花は一日で落ちてしまいます。(一日花)

シャラの木

  • 科名 ツバキ科
  • 属名 ナツツバキ属
  • 学名 Stewartia pseudocamellia
  • 英名 Japanese stuartia
  • 和名 シャラの木
  • 別名 シャラの樹、シャラノキ、夏椿、沙羅の木、さらそうじゅ、しゃらそうじゅ、サラソウジュ、沙羅花

シャラの木はサルスベリ?花は白以外にも……

シャラの木の幹は表皮が薄くつるつるしており、地域によっては「サルスベリ」と方言で呼ぶところもありますが、「サルスベリ」とは別のものです。時を経るとともに、幹の薄い表皮が剥げ落ちることで作り出される独特の模様が美しく、花とともに観賞されます。現在では品種改良され、ピンク色の花をもつピンクシャラが出ており、(別名ピンクナツツバキ)「夜明け前」などの品種も人気があります。

平家物語の冒頭にも

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”祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必滅の理をあらはす おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし” 平家物語の冒頭の有名な一節、ここにうたわれる「沙羅双樹(サラソウジュ)」はインドなどに自生する沙羅双樹ではなく、シャラの木のことだとも言われています。

「沙羅双樹(サラソウジュ)」とは?

沙羅双樹(サラソウジュ)はインド原産のフタバガキ科常緑高木です。釈迦が入滅(高僧が亡くなること)のとき、四方に2本ずつ相対してこの樹が生えていたのが白く枯れてしまったという言い伝えが残り、無憂樹(ムユウジュ)、印度菩提樹(インドボダイジュ)と並び「仏教の三大聖樹」と呼ばれます。

「沙羅双樹(サラソウジュ)」とシャラの木は別のもの

沙羅双樹(サラソウジュ)は寒さに弱く、温室などを除いては、日本では冬越しできません。そのため、この神聖な木の代用として、日本では昔からお寺の庭木としてシャラの木を植えたと言われ、平家物語の一節もシャラの木を指していると考えられるのです。

シャラの木の名前の由来

沙羅双樹はインドで「聖なる木」として大切にされ、「シャーラ(sala)」と発音されることからその音をとって、シャラの木と日本でも呼ばれるようになったと言われます。和名の「夏椿」は、その名のとおり、夏にツバキに似た花を咲かせることから名付けられました。

シャラの木の花言葉

花言葉①愛らしさ

シャラの木の花言葉の一つ目は、「愛らしさ」です。「愛らしさ」は清々しいその花の姿からつけられたのでしょう。

花言葉②はかない美しさ

シャラの木の花言葉の二つ目は、「はかない美しさ」です。朝に花開いて夕方には落ちてしまう一日花の様子から、平家物語の冒頭にもうたわれるはかなさを感じるのでしょう。

シャラの木の育て方

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シャラの木(夏椿)

シャラの木はもともと本州から九州にかけて自生する高木で、大きいものになると樹高は20メートルにもなります。水はけがよく、日当たりのよい場所を好みます。地植えが基本ですが、鉢植えに仕立てることも可能です。それでは、シャラの木(夏椿)の育て方を順を追ってご紹介します。

育て方①土づくり

水はけのよい、腐葉土など有機質を十分に含んだ土が適しています。鉢植えに仕立てる場合は、腐葉土に赤玉土と川砂を混ぜ込むと、水はけが向上します。(配合の割合は、腐葉土:赤玉土:川砂=3:6:1)

育て方②水やり

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乾燥に弱いため、地植え、鉢植えいずれも水切れに注意します。表面の土が乾燥していたら、たっぷりと水をあげましょう。

育て方③置く場所・環境

日当たりがよく、風通しのよい場所を好みますので、一日中日陰になる場所は避けましょう。乾燥に弱いので、西日が強すぎる場所も向きません。日が強すぎる場合は、敷きわらなどで株元が直射日光にさらされないように覆いをしましょう。

育て方④肥料

地植えの場合は、木に弱った様子が見られなければ特に必要ありませんが、開花後にお礼肥として油かすを少量と寒肥として緩効性肥料を施してもよいでしょう。鉢植えの場合は、春の芽吹き前と開花時期に緩効性肥料を与えるとよいです。

育て方⑤剪定

Photo bystux

地植えの場合

剪定は基本的に必要ありません。自然のままの樹形が美しく、大きく刈り込むと却って魅力を損なってしまいかねない難しさがあります。木が大きくなり、枝葉が込み合ってきたら、重なっている枝葉を整える程度で十分です。剪定の適期は、シャラの木が休眠にはいる秋から冬にかけての期間です。剪定する際は、枝分かれしている箇所で切り落とすようにしましょう。枝の中間位置で切ると、そこから枯れてしまうことがあります。

鉢植えの場合

若いうちに切りつめて側枝を出させコンパクトに仕立てる方法もあります。その場合も枝を落とす剪定は休眠期である秋から冬に行います。少し伸びすぎた枝先を落とす程度であれば夏でも問題ありません。

育て方⑥増やし方

種まき、苗を植え付ける方法と挿し木で増やす方法があります。種は秋に採ったものをそのまま播き(とりまき)、土をかぶせて表面が乾かないようにします。発芽までは時間がかかり、翌翌年になります。苗は2月下旬~4月上旬と10月下旬~12月上旬が植え付けの適期です。挿し木は、その年に伸びた枝の先端を切り、水につけて1時間ほど吸水させてから湿った土に挿し、明るい日陰で乾かさないように管理します。

育て方⑦植え替え

地植えは植え替え不要です。鉢植えの場合は、2~3年に一度植え替えます。3~4月が植え替えの適期です。

次のページでは、シャラの木の病害虫対策を紹介するよ!

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