ニラは生で食べられる?生で食べるメリットや美味しいレシピも紹介!

ニラは生で食べられる?生で食べるメリットや美味しいレシピも紹介!

スタミナ野菜として栄養豊富なニラですが、実は生でも食べられます。生で食べれば、さまざまな効能がある栄養成分を逃さずとれますし、薬味やおつまみにぴったりな使い方ができます。この記事では、生ニラを食べるメリットとデメリット、使い方やレシピなどをご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.ニラはどんな野菜?
  2. 2.ニラは生食しても大丈夫な野菜なの?
  3. 3.生ニラを食べることのメリット
  4. 4.生ニラを食べることのデメリット
  5. 5.生で食べるニラのおすすめレシピ
  6. 6.生で食べるニラの洗い方
  7. 7.新鮮なニラの見分け方
  8. 8.ニラを生のまま食べてみよう

ニラはどんな野菜?

Photo byhabunman

ニラはネギ科ネギ属の野菜で、栄養が豊富な緑黄色野菜のひとつです。よく見かける緑色の「葉ニラ」のほかにも、日光を制限して育てた「黄ニラ」や花茎とその蕾部分の「花ニラ」などがあり、どれも野菜として食べられます。一株から何度も収穫できるため、1年をとおして手に入れやすい野菜ですが、基本的にニラの旬は春になります。

ニラは滋養強壮に効果がある野菜

栄養バランスがよい

ニラは栄養がバランスよく含まれている野菜で、βカロテンやビタミンC・ビタミンE・葉酸などのビタミン類をはじめ、カリウム・食物繊維などが豊富です。栄養はたっぷりと含まれていますが、糖質やカロリーは少ないため、太る心配はほとんどありません。

健康効果の高いアリシン

ニラに含まれている成分には「アリシン」が多いです。アリシンはにんにくなどにも含まれている成分で、ニラやにんにくの強いにおいのもととになります。ビタミンB類の吸収を助け、疲労回復や免疫を高めるなど、さまざまな効能があることがわかっています。アリシンが多いことから、ニラはスタミナ野菜ともよばれ、滋養強壮の効果が期待されているのです。

ニラは生食しても大丈夫な野菜なの?

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栄養豊富なニラは、みそ汁から餃子、ニラ玉、レバニラなど幅広い料理に使われる野菜です。加熱調理して食べるレシピが一般的に知られていますが、生のまま食べても大丈夫なのか気になる方もいるでしょう。

ニラは生で食べても大丈夫

ニラは生で食べたとしても問題はありません。そもそも生で食べられない野菜とは、消化できない生でんぷんを含んでいたり、シュウ酸などのえぐみがあるためおいしく食べられなかったりなど、体に害のある成分を加熱処理をして取り除かなければいけないものです。ニラは生のままでも十分に消化でき、害のある成分も少ないために生食しても大丈夫な野菜です。

ニラと似ているスイセンは危ない

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ニラは生で食べると危ないといわれることがあります。危ないといわれる原因は、スイセンの葉と似ているからです。スイセンの葉は毒性があり、生だけでなく加熱して食べても食中毒を起こすため、とても危ないのです。ニラとスイセンの一番の違いはにおいなので、最初ににおいを確認しましょう。

生ニラを食べることのメリット

フリー写真素材ぱくたそ

ニラは加熱調理をすると柔らかくなり、それだけでも十分に美味しい野菜です。そのようなニラを生食するメリットはいろいろとあります。

生ニラを食べるメリット①栄養を逃さない

ニラに限らず、野菜を生食するメリットはまず栄養をそれほど失わずに摂取できることです。ビタミン類は、加熱する方法によっては30%も減少してしまう栄養素です。とくにビタミンCは熱により破壊されてしまうため、加熱調理後は50%も減る場合もあります。ニラはスタミナ野菜とも呼ばれるほど栄養豊富な野菜なので、栄養を逃すことなく摂取できることは大きなメリットです。

ボタニ子

ボタニ子

例えば茹でると水溶性ビタミンが、油で炒めると脂溶性ビタミンが少し減ってしまうのよね。

生ニラを食べるメリット②シャキシャキとした食感と香り

ニラは生食すればシャキシャキとした歯ごたえのある食感を楽しめます。また、においの元であるアリシンも加熱によって減りません。独特のにおいも失うことなく、サラダのアクセントや薬味としての使い方ができますよ。食感やにおいをいかすことで、調理の幅が広がるでしょう。

生ニラを食べるメリット③強い殺菌効果がある

フリー写真素材ぱくたそ

ニラのアリシンには強い抗菌作用と殺菌作用もあります。アリシンは加熱すると別の成分に変わったり、水に溶けだしたりと失われやすい成分ですが、生であれば失わずに摂取できます。薬味に使えば食中毒予防の効果が期待できますね。なお、アリシンは切ったり叩いたり傷つけることで生成されるため、薬味に使うときは細かく刻むといいでしょう。

生ニラを食べることのデメリット

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ニラを生で食べる場合はデメリットもいくつかありますので、注意しましょう。

生ニラを食べるデメリット①胃腸が痛む・下痢になる

ニラの滋養強壮の成分であるアリシンは、とても強い殺菌効果もあります。ニラを生のまま食べるときは、アリシンが熱で失われることもなく、多いままの状態で食べることになるので、食べ過ぎると逆に強い殺菌作用が胃腸を荒らしてしまいます。胃腸が荒れると、胃痛や腹痛、下痢を引き起こすため注意しましょう。

ボタ爺

ボタ爺

胃腸の強さは人それぞれじゃが、弱い人は特に、一度にたくさん食べ過ぎないように要注意じゃ。

生ニラを食べるデメリット②口臭や体臭が強くなる

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アリシンは胃や肺からにおいを出すこともある

ニラのにおいのもとであるアリシンは、口臭や体臭を強くします。アリシンを消化している途中の胃からだけでなく、消化吸収されて血液で運ばれた肺からもにおいを発することがあります。ニラのアリシンはにんにくと同じ成分なので、にんにくを食べたときと同じと考えるとわかりやすいですね。生のニラには、加熱したときのニラよりも多くのアリシンが含まれますので、においが残りやすくなります。

アリシンのにおいを消すには牛乳が効果的

アリシンが体内からなくなるには2日間かかるといわれています。ずっとにおいが強いわけではありませんが、強く感じるときは消臭効果のある牛乳を飲むとにおいが少し弱まります。また、ガムや歯磨きなどで口の中の食べかすをなくしておくことも大切です。

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生で食べるニラのおすすめレシピ

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