「はじかみ」の正しい食べ方とは?名前の由来や生姜との違いを紹介!

「はじかみ」の正しい食べ方とは?名前の由来や生姜との違いを紹介!

日本料理で焼き魚などにあしらいとして盛り付けられている「はじかみ」は、ただの飾りではなく食べられる添え物です。しかし、どこまで食べるのかなど食べ方がわからず困ったことがある方もいるでしょう。そこで今回は、はじかみの正しい食べ方を名前の由来などと共に解説します。

記事の目次

  1. 1.はじかみとは
  2. 2.はじかみの名前の由来
  3. 3.はじかみの正しい食べ方
  4. 4.はじかみと生姜の違い
  5. 5.はじかみの作り方
  6. 6.はじかみは日本料理のおもてなし

はじかみと生姜の違い

Photo byVeronicatxoxo

はじかみは一般的な生姜とは色や形が異なりますが生姜料理の1つです。生姜との大きな違いは使う部位です。はじかみに使われるのは、生姜の芽や若い葉の部分で、一般的な生姜は、生姜の根や根茎の部分が使われています。

はじかみに使われる部位

芽の部分は芽生姜とも呼ばれ、軟化栽培(遮光して栽培する方法)して15cmくらい育ったものです。葉の部分は葉生姜とも呼ばれ、根が小さくて柔らかい時期に葉がついた状態で収穫されたものです。

はじかみに使われる品種

はじかみは「矢生姜」と呼ばれる芽生姜や「筆生姜」と呼ばれる葉生姜が主に使われています。矢生姜の代表的な品種は「金時生姜」です。茎元が鮮やかな紅色で、ほかの生姜よりも辛味と香りが強いという特徴があります。筆生姜の代表的な品種は「谷中生姜」で、矢生姜よりも薄い紅色で風味がよく、辛味が少ないのが特徴です。

はじかみの作り方

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はじかみはスーパーやネット通販などで販売されていますが、家庭でも作れる添え物です。和食だけに限らず、いろいろな料理の彩りや箸休めとして添えるのもよいですし、薬味やおつまみとしても使えます。作り方は簡単で賞味期限が長く、漬け込むと味も深まるので多めに作っておくのもおすすめです。

材料

 芽生姜または葉生姜:1束
 塩:少々
 鷹の爪:少量

【甘酢】
 米酢:200cc
 水:50cc
 砂糖:50g~80g
 塩:小さじ1

甘酢は市販品でも大丈夫です。市販品を使う場合は火にかける必要はありません。

作り方

  1. 芽生姜(または葉生姜)をきれいに洗って根の部分の薄皮をむく
  2. 茎を10cmほど残して切る
  3. 甘酢の材料をすべて鍋に入れて火にかけ、沸騰してきたら弱火にして砂糖を溶かす
  4. 砂糖が完全に溶けたら火を切って粗熱をとっておく
  5. 沸騰したお湯で1分~3分ほど下茹でしてあく抜きをする
  6. 茹で上がったらざるで湯切りして、熱いうちに塩少々を振る
  7. 甘酢に茹でた芽生姜(葉生姜)を漬ける
  8. 種を取った鷹の爪を甘酢に少量入れる

30分ほど浸ければ食べられますが、色がしっかり赤くなるのは1晩~2日ほど経ってからです。また、種を取った鷹の爪を甘酢に少量入れると防腐剤代わりになるのでおすすめです。

作り方のポイント

  • 芽生姜の茹で時間は好みの固さにあわせて調節する
  • 芽生姜は茹ですぎると固くなるので注意する
  • 水で冷やすと漬かりにくく賞味期限が短くなるので禁止
  • 冷める前に塩を振ることで下味がつき早く漬かる

保存方法

はじかみは、瓶やタッパー、保存用ポリ袋などはじかみの先まで浸かる容器に、甘酢に漬けた状態で冷蔵保存します。タッパーで保存するときは、はじかみの表面が空気に触れないようにラップをかぶせておくとよいでしょう。瓶を使う場合は、煮沸消毒したものを使ってください。

はじかみの賞味期限

家庭で作ったはじかみの賞味期限は作り方や材料によって多少差がでますが、冷蔵庫で2週間~3週間ほどです。市販のはじかみの賞味期限は商品によってまちまちですが、いずれも開封後は冷蔵庫で保管し、記載してある賞味期限に関係なくなるべく早く食べてください。

はじかみは日本料理のおもてなし

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色鮮やかなはじかみは、料理の飾りとして見られ食べられないことが多いですが、日本料理の中ではとても大切な一品です。和食の皿の上は基本的にすべて食べられるもので構成されています。はじかみなどの添え物も、よりおいしく食べてもらうためのおもてなしの料理です。作り方は簡単なので、家庭でもぜひおもてなしに活用してください。

ayamasa2223
ライター

ayamasa2223

植物が好きでプランターでのお花や野菜の栽培の勉強中です。どうぞよろしくお願いします。

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