コクリュウ(黒竜)とは?特徴や植え方・増やし方など育て方をご紹介!

コクリュウ(黒竜)とは?特徴や植え方・増やし方など育て方をご紹介!

コクリュウ(黒竜)という植物をご存知ですか?リュウノヒゲ(龍のひげ)の仲間で、名前の通り葉が黒く、寄せ植えやグランドカバーにもよく使われています。このコクリュウ(黒竜)について、特徴や植え方・増やし方、また花言葉について詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.コクリュウ(黒竜)とは?
  2. 2.コクリュウ(黒竜)の特徴
  3. 3.コクリュウ(黒竜)の植え方
  4. 4.コクリュウ(黒竜)の育て方
  5. 5.コクリュウ(黒竜)の増やし方
  6. 6.コクリュウ(黒竜)の利用方法
  7. 7.コクリュウ(黒竜)の花言葉
  8. 8.コクリュウ(黒竜)の仲間
  9. 9.まとめ

コクリュウ(黒竜)の増やし方

コクリュウの増やし方としては、株分けをする増やし方と種を植える増やし方の二通りあります。ただ、どちらかというと株分けでの増やし方がおすすめです。ここではそれぞれの増やし方の方法と、株分けがおすすめの理由について詳しく説明します。

増やし方①株分け

株分けの時期

コクリュウは種よりも株分けで増やす方が簡単です。3月~4月、または10月~11月が株分けに適しています。

簡単な株分けの方法

株分けは大きく元気に育った株を3~5芽を一株として分割します。また、コクリュウは地下茎を伸ばして増えるので、この地下茎を切ってほかの場所に移植する植え方でも簡単に新しい株として成長します。

増やし方②種をまく

種まきは難易度が高い

コクリュウを種から育てるのは初心者には少し難しいかもしれません。種は花の後にできる黒い実の中にあります。実の皮や果肉には発芽抑制物質が含まれているので、種はよく洗ってこの抑制物質を取り除いてからまきます。

ボタニ子

ボタニ子

どうして株分けの方がおすすめなの?

コクリュウは種まきでの育て方では葉が緑色になりやすい傾向かあります。難しい種まきにチャレンジしても、せっかくの葉が緑色になってしまってはがっかりですよね。そういう理由から、どちらかというと株分けの方がおすすめということなのです。

コクリュウ(黒竜)の利用方法

ボタニ子

ボタニ子

コクリュウの魅力も育て方もよく分かりました。ではどんな植え方に利用できるのか教えてください!

寄せ植え

コクリュウは寄せ植えによく利用されています。コクリュウの黒い葉は周りの植物の緑色を引き立てる働きをしてくれるので、何種類かの植物を一鉢に植え込む寄せ植えには最適です。葉の形もシャープで、色合いもシックなので、寄せ植えで大人っぽい雰囲気を出したいときに使うと効果的ですね。

グランドカバー

コクリュウは繁殖力が旺盛で、植えっぱなしでもどんどん横に広がって増えていくので、グランドカバーとして利用できます。また日陰にも強いので、裏庭など植物が育ちにくい広いスペースでも植えることができます。葉が混み合うので、雑草も生えにくいというのが嬉しいですね。

花壇の縁取り

コクリュウを花壇の手間に並べて植えると、黒い縁取りができておしゃれな花壇になります。また、コクリュウの根が張って、花壇の土が崩れて流れ出るのを防止するという働きもしてくれます。

次のページでは、コクリュウの花言葉を解説するよ!

コクリュウ(黒竜)の花言葉

花言葉は「変わらぬ想い」 「不変の心 」「深い思いやり」

コクリュウの花言葉は、「変わらぬ想い」 「不変の心 」「深い思いやり」です。これはコクリュウだけでなく、龍のひげ属の植物共通の花言葉です。冬でも枯れることがなく、一年中葉をつけているので、「変わらない」というイメージなのでしょう。龍のひげの花はあまり派手さがなくてとても控えめなのですが、心の奥で相手を思い続ける、という健気な気持ちを表すステキな花言葉ではないでしょうか。

ボタニ子

ボタニ子

変わらぬ想いって、なんてステキな花言葉なの~!こんな言葉を捧げられたら、嬉しくって号泣しちゃいそう~!!

コクリュウ(黒竜)の仲間

リュウノヒゲ(龍のひげ)

リュウノヒゲ(龍のひげ)は、葉がとても長くて細いので、まさに龍の口ひげによく似ています。また別名、ジャノヒゲ(蛇のひげ)とも呼ばれています。蛇にはひげが無いのですが、長い葉が蛇そのものによく似ているのでこう呼ばれるようになったという説もあります。夏には白い花が咲いてその後に青い実がなります。

タマリュウ(玉竜)

タマリュウ(玉竜)はリュウノヒゲ(龍のひげ)よりも葉が短いことが特徴で、龍のひげ属の植物の中では最も一般的に普及している園芸品種です。タマリュウは短い葉がぎっしり混み合って生えるので、縁取りやグランドカバーによく利用されます。またタマリュウは日陰でも栽培できるので、ビルの谷間の植栽などにもよく使われています。タマリュウも白い小さな花が咲いて美しい青い実ができます。

オオバジャノヒゲ

オオバジャノヒゲは背丈が15~25cmで、ほかの品種に比べると背丈が高いのが特徴です。オオバジャノヒゲの葉は数も少なめで、タマリュウなど葉が混み合う品種とは少し違った趣があります。オオバジャノヒゲを何株かまとめて植えるのもいいですが、一株だけを鉢植えにして育てると、山野草のような雰囲気を醸(かも)し出します。タマリュウとはまた違った良さがあるので、オオバジャノヒゲの愛好家もたくさんいます。

ハクリュウ(白竜)

ハクリュウ(白竜)は、龍のひげの斑入り品種です。緑の葉に白くて細い線が入って、葉が白く見えるのでハクリュウ(白竜)、またはギンリュウ(銀竜)という名前がついています。ハクリュウは白い花が咲いて、黒い実がなります。白っぽい葉がとても涼し気で、夏の寄せ植えなどに利用するとさわやかな雰囲気を演出できますね。

まとめ

コクリュウについて詳しく説明しましたが、その魅力や育て方など分かっていただけたでしょうか。黒い植物は数も少なくてとても珍しいですね。このコクリュウを寄せ植えなどでワンポイントとして一株植込むだけで、全体が引き締まっておしゃれ度がアップしますよ!最後にもう一度育て方のコツをまとめましたので、ぜひみなさんもコクリュウやタマリュウなどのリュウノヒゲを庭に植えてみてくださいね!

コクリュウの育て方ポイント

  • とても丈夫な植物なので、植える用土も場所も選ばず元気に育つ
  • 寄せ植えやグランドカバーなどに利用できる
  • 乾燥に強いので、水やりは土が乾いてきたら与える程度でいい
  • 肥料はほとんど必要なし
  • 病害虫の心配もなし
  • 株分けで簡単にどんどん増える
kurumi
ライター

kurumi

バラをこよなく愛しているから、とげに刺されたって負けない!

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