いちじくの旬は2回ある！おいしい食べ方や食べ頃の見分け方をご紹介

いちじくは甘さと食感が特徴です。そのまま食べるのもよいですが、甘さや食感を生かした調理方法で食べると、より一層おいしく感じられますよ。調理方法も簡単なので、ソースやデザート、メインとして、いろいろな方法でいちじくを楽しみましょう。

いちじくの甘さと食感をたっぷり味わうには、皮を剥いてそのままかぶりつくのが一番です。バナナの皮を剥くように、てっぺんのヘタを曲がっている方向と逆に折って剥いていきます。実が皮に付かないようにゆっくり剥くのがコツです。皮を全て剥き終えたら、そのままパクっとかぶりつきます。口にいちじくの甘さが広がって、そのものを存分に味わえます。

いちじくをソースとして味わうには、ジャムにしましょう。ジャムの作り方は、とても簡単です。用意するのは、いちじく、砂糖、レモン汁で、全ての材料を鍋に入れて煮詰めればできあがりです。ビンに詰め、冷蔵保存で5日間ほど日持ちします。いつものトーストやヨーグルトなどにかけて食べると、普段とは一味違ったおいしさを楽しめますよ。

• いちじく：4個
• 砂糖：60g
• レモン汁：大さじ2

1. いちじくは皮を剥き、角切りにする
2. 鍋に1と砂糖、レモン汁を入れ、中火で煮る
3. 5分ほど煮て、全体の2/3の量になるまで水分を飛ばす
4. 水分がなくなれば火を止め、冷ます
5. 冷めたらビンに詰め、冷蔵庫で冷ます

いちじくをフルーツサンドにしてかぶりつけば、生クリームといちじくの酸味があわさって、口いっぱいに旨みが広がります。はちみつとの相性もよく、いちじくのおいしさを引き立ててくれますよ。食後のデザートとしてもおやつとしても楽しめるでしょう。

• いちじく：1個
• 8枚切り食パン：1枚
• 生クリーム：50g
• はちみつ：小さじ1

1. いちじくは皮を剥き、8等分する
2. 食パンに泡立てた生クリームを塗る
3. いちじくを食パンの上に並べる
4. お好みではちみつをかける

果実そのもののおいしさを味わうほかに、いちじくは焼き菓子でもおいしく食べられます。いちじくをペースト状にして生地に練り込んだパウンドケーキがおすすめです。ほんのりした甘さで、おやつにも朝ごはんにもぴったりです。

1. いちじくはトッピング分をくし型に切り、残りは包丁でたたいてペースト状にする
2. 水以外の材料を混ぜ合わせた後、調整しながら水を加えて混ぜる
3. パウンドケーキの型に入れ、180℃のオーブンに入れ、30～40分焼く
4. くし型に切ったいちじくをトッピングする

いちじくは、ソースやお菓子以外にメイン料理としてもおいしく食べられます。メイン料理として味わうには、パスタがおすすめです。焼いたいちじくの甘さとバルサミコクリームのさっぱりした味わいでパスタにあいますよ。

1. いちじくをアルミホイルで包んでトースターで10分ほど焼いたあと、6つにカットしてバルサミコクリームをかける
2. トマトを4等分に、生ハムは食べやすい大きさにカットし、塩胡椒、オリーブ油で和える
3. パスタを時間どおりに茹で、氷水で冷やす
4. 2と3を和え、パスタの上にいちじくを盛り付ける

いちじくは、いつでも手に入るわけではありません。主に旬の時期である6月ごろから出回り始め、11月ごろまで購入できますが、生産量日本一の愛知県は5月下旬からと少し早く販売されます。また、店頭では珍しい品種や生産量の少ない夏果の購入は難しいかもしれません。しかし、通販や産地直送なら簡単に手に入れられますよ。夏と秋、どちらの季節でも購入できるためぜひ利用してください。

通販なら希少で手に入りにくい青いちじくを手に入れられます。青いちじくは皮が薄く緑色で、珍しいことに皮ごと食べられます。皮が緑色のため、硬くて甘くないように思われるかもしれませんが、糖度は20度近くありクリーミーで滑らかな食感が特徴です。

いちじくは旬の季節も夏と秋の2回あることから、おいしく食べられるチャンスが少なくありません。また、品種により特徴が異なるため飽きないフルーツです。収穫時期にあわせて通販などを上手く利用して、珍しい品種のいちじくも取り寄せたり、異なる季節でのいちじくを食べ比べたりなど楽しみ方はさまざまです。ぜひ旬のいちじくのおいしさを味わってくださいね。