オレンジのひまわりの種類
テディベア
テディベアは、八重咲きのひまわりです。矮小種で、草丈は50cm~80cmになります。特徴は、丸いぽんぽんのような花です。満開になると球体に見えます。テディベアはよく枝分かれして、花数も多いです。テディベアのふわふわの花には花粉がないうえに日持ちするため、生け花としても楽しめます。
ビンセントタンジェリン
ビンセントタンジェリンは、ビンセントシリーズの中ではオレンジ色が強い種類です。名前の由来はひまわりの絵で有名な、ビンセント・ヴァン・ゴッホからきました。ビンセントオレンジもありますが、タンジェリンのほうがよりオレンジ色が濃いめです。ビンセントタンジェリンは、中央部分は濃い茶色か黒で小さめ、花の直径は20cm前後です。
ボタニ子
ゴーギャンのひまわり
ゴーギャンのひまわりは、中央が黄緑色で茶色くなりません。八重咲きでとがり気味の細長い花びらは、自由気ままにあちこちを向いています。ゴーギャンのひまわりの草丈は120cm~150cmで、花の直径は18cm前後です。摘芯で枝分かれがすすみ、5輪~8輪の花を咲かせます。
ベルベットクイーン
ベルベットクイーンは高性種のひまわりで、栽培条件によって150cm~200cmに成長します。花色は基本的に濃いオレンジですが個体差が大きく、黄色が混じった花が咲くこともあります。花の直径は15cm~20cmです。茎の上部で複数枝分かれし、10輪前後の花が咲きます。
オレンジ色のひまわりの花言葉
- 「未来を見つめて」
ピンクのひまわりの種類
ダブルダンディ
ダブルダンディは、クラシカルなピンクと茶色のひまわりです。基本八重咲きですが一重の個体や先祖返りで黄色い個体、花弁が細くねじれたものなど個性豊かです。ダブルダンディのように品種改良がすすんだものは、花の形態が安定しないのかもしれません。草丈は60cm~80cmほどで、花の直径は12cm前後で花粉が出ないF1種です。
プロカットプラム
プロカットプラムは、黄色~クリーム色とピンク~赤茶色のバイカラーのF1種ひまわりです。花弁の先のほうに黄色味があり、中央へ向かってピンク系の色に変化します。個体差があり、色の濃さなどは咲いてからのお楽しみです。草丈は150cm~180cmの高性種で、枝分かれはありません。プロカットプラムは1株に1輪、直径7cm~10cmの花を頂点につけます。
黒いひまわりの種類
ココア
ココアは濃い茶色~濃い紅色をしたひまわりです。個体によっては色が濃く、黒く見えることもあります。中心も同じ色で、濃い茶色です。ココアは摘心しなくてもよく枝分かれするため、1株で5輪~8輪の花を楽しめるでしょう。花粉はなく種もできません。黒茶系のひまわりは、デリケートで傷みやすい特徴があります。
プラドレッド
プラドレッドはデリケートで花びらが落ちやすい黒茶系のひまわりの中でも、丈夫で花もちするタイプです。一重咲きで草丈は100cm~140cm、摘芯しなくてもよく枝が分かれます。ブラドレッドは花数も多く、直径15cmほどの花を咲かせます。種はできるため翌年こぼれ種で発芽しますが、遺伝子の関係で同じ花は咲きません。
ボタニ子
プラドレッドの花言葉は「あなたは素晴らしい」です。
ミラクルチョコレート
ミラクルチョコレートは名前のとおり、ビターチョコレートのような濃い茶色~紅色をしたひまわりです。よく枝分かれして、多くの花を咲かせます。1株に花は7輪~10輪といわれていますが、栽培環境がよく20輪も花をつけた株もあるようです。また、ミラクルチョコレートはミニひまわりとして出回っていますが、地植えにすると150cmを超えることもあります。
黒いひまわりの花言葉
- 「悲哀」
- 黒といっても茶色や赤が濃くなった個体が多いため、赤いひまわりの花言葉に使われることもある。
色とりどりのひまわりを楽しもう
黄色がイメージカラーのひまわりですが、近年の交配技術の進歩とともに多くの色が楽しめるようになりました。まだ、店頭に並んでいない花色も、アマゾンや楽天、種の専門サイトなどから種を購入して育てる楽しさもあります。ひまわりの種の中にはミックスでいろいろな種類が含まれるものもあるため、どんな色のひまわりが咲くかサプライズを楽しむのもよいでしょう。
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基本的に1株に1輪の花が咲くけれど、摘心すれば枝分かれして花数が増えるわ。