マリーゴールドを枯れさせない予防策
マリーゴールドを枯れさせないために大切なのは、こまめな毎日の観察です。マリーゴールドの葉っぱに穴が開いている、茎に小さな害虫がいる、葉っぱに模様ができたなど、少しでもいつもと違う症状を発見したら対策が必要です。風通しと日当たりのよい場所で管理し、葉が混んできたら剪定をしましょう。日々のお世話を怠らないことが、マリーゴールドを枯れさせないコツです。
ボタニ子
ボタ爺
カタツムリ類やヨトウムシ、ネキリムシには、トラップで捕殺する方法もあるぞ。環境の管理も、枯れさせない予防になるの。
土壌菌による場合は
- 土壌に住んでいる菌によって枯れる場合は、土壌改良が必要
- 同じ場所での連作を避ける
- 植え付けの際は新しい清潔な用土を使用する
枯れたマリーゴールドを復活させる方法
なぜマリーゴールドが枯れるのか原因がわかって、対策がとれたら復活させて新しい花を咲かせましょう。マリーゴールドは基本的には丈夫な植物です。マリーゴールドが枯れる原因が取りの除ければ、復活して花を咲かせます。ネキリムシに根本をかみ切られて倒れた苗は、残念ながら復活できませんがそのほかの原因であれば復活も可能です。
花がら摘みと葉の剪定
マリーゴールドの花の寿命は3日~4日です。しかし、開花時期が4月~11月と長いため、たくさんの花が咲きます。病気にかかって枯れた花や葉は全て剪定しましょう。枯れた花がらは腐り、蒸れて病気の原因を作ります。マリーゴールドの健康な葉も混みあってきたら、向こう側が見えるくらい剪定してください。早めの剪定で栄養が全体にまわり、弱っていた株も復活します。
ボタニ子
枯れた花が多いときは、枯れかけの花も全部カットしてね。葉もとってすかすかになっても、根が生きていれば大丈夫。
ボタ爺
環境や時期にもよるが、だいたい1カ月くらいで新しい花が咲くぞ。
切り戻し
マリーゴールドは過湿が苦手です。そのため梅雨の時期や湿度の高い夏場になると、花が小さくなったり咲かなくなったりします。株が弱るのも梅雨時期です。1年に2回、梅雨と夏の暑さがすぎたあとに、1/3~半分ほどしっかり切り戻しましょう。切り戻しをすると、未発達の葉や花芽に費やす栄養分が株の復活に使われます。夏がすぎ秋になるとまた復活して、きれいな花をたくさん咲かせます。
ボタニ子
夏の暑い時期に切り戻しすると、かえって株に負担がかかるわ。株が弱る時期をはずして、切り戻してね。
ボタ爺
あんまり切り戻しすぎると、今度は光合成ができなくなってしまうぞ。半分くらいで十分だよ。
きれいなマリーゴールドを楽しもう
開花時期が長く、オレンジや赤、黄色や複色などビタミンカラーで元気をくれるマリーゴールドは、初心者にもおすすめの植物です。「元気がないなと思っていたら、なぜか枯れてしまった」ということがあったら、日々のお世話の時間を少し増やして原因をつきとめましょう。原因を取り除き対処すれば、また美しいマリーゴールドの花を楽しめます。
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病気や害虫の種類によって、殺虫剤や殺菌剤などが市販されているわ。原因がはっきりしたら、すぐに対策しましょうね。