フィカス・ベンガレンシスの育て方!枯らさずに元気に育てるコツは?

フィカス・ベンガレンシスの育て方!枯らさずに元気に育てるコツは?

フィカス・ベンガレンシスという観葉植物をご存じでしょうか。とてもおしゃれなゴムの木の仲間です。また丈夫で育てやすいため、人気の観葉植物です。今回はそんなフィカス・ベンガレンシスの育て方や、枯らさないためにはどうするべきかをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フィカス・ベンガレンシスとは
  2. 2.フィカス・ベンガレンシスの特徴
  3. 3.フィカス・ベンガレンシスの育て方
  4. 4.フィカス・ベンガレンシスの増やし方
  5. 5.フィカス・ベンガレンシスの注意点とコツ
  6. 6.まとめ

フィカス・ベンガレンシスの育て方

ここではフィカス・ベンガレンシスの育て方を解説していきます。いくら育てやすさの難易度が低いとはいえ、きちんと基本を押さえてこそ植物は元気に丈夫に育ちます。フィカス・ベンガレンシスが枯れる原因となる水不足や直射日光による葉焼けを防ぐためにも、きちんと育て方を知っておきましょう。

ボタニ子

ボタニ子

やっぱり基本が一番大事ってことなのね。

ボタ爺

ボタ爺

基本さえ押さえておけば、丈夫なフィカス・ベンガレンシスが枯れることはそうそうないじゃろう。後で注意点とコツも解説するから、育て方の基本と一緒に押さえておくのじゃ。

育て方①苗の選び方

苗
Photo byOpenClipart-Vectors

苗の選び方は重要です。よい苗の選び方を押さえておくと、成長時期の新芽の出方や育ち方にも差がでてきます。まず部屋にあう大きさかどうかをきちんと見ておきましょう。また葉がしっかりしているか色つやは悪くないかをチェックすることも大切です。選び方で重要なのは葉が多くついているかどうかと病気や害虫のチェックです。特に害虫には注意が必要です。

通販で購入するときは?

観葉植物は持ち運びが大変だから通販で、ということもあるかもしれません。通販では実物を目で見て確かめるということができたいため、選び方としては植物そのものではなくサイトを選びましょう。信頼できるサイトであるかどうかが、重要なポイントになります。また鉢の大きさなど発注時に間違えないよう注意しましょう。

育て方②植え付け

はち
Photo byOpenClipart-Vectors

フィカス・ベンガレンシスを植え付ける時期は春から初夏にかけてがおすすめです。5月~7月くらいの暖かい時期に植え付けるようにしましょう。7月は時期的に猛暑になることもあるため、そういった気温が高くなりすぎた日はやめておきます。土の選び方はできるだけ水はけのよいものがおすすめです。初心者であれば下手に土をブレンドしようとはせず、市販の観葉植物用の培養土にしておきましょう。市販の土はバランス良く配合がされているためです。

土をブレンドしたいときには?

土をブレンドしたい、というときには第一に水はけのよさを考えます。フィカス・ベンガレンシスは水はけが悪い土に植えてしまうと根腐れを起こして枯れる危険があるからです。そのほか水はけが悪いことによって病気になることもあります。そのため、必ず水はけのよい土をブレンドします。おすすめは赤玉土をベースに腐葉土を3割程度配合するとよいでしょう。

育て方③水やり

水やり
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フィカス・ベンガレンシスは水が多すぎると根腐れや病気の原因になりますが、水不足も枯れる原因になります。そのため適度な水分量が望ましいです。成長期である春から秋にかけては、土の表面が乾いたら水をあげるようにしましょう。水をあげるときは鉢受け皿に水がたまるくらいしっかりとあげます。ただし、水受け皿の水はすぐに捨てるようにしましょう。そのままにしておくと根腐れの原因となってしまいます。

冬場の水やりは?

フィカス・ベンガレンシスは、冬には休眠状態になる植物です。そのため、冬場の水やりは土の表面が乾いてから3~4日あけてからにしましょう。また冬は水も冷たくなる季節です。しかし冷たすぎる水では植物も驚いてしまうため、ぬるめの水を用意するのが望ましいです。

葉水は必要?

葉水はできれば一日に1回程度上げるのが望ましいです。乾燥を防ぐ意味もありますが、害虫予防にもなるため、特に置き場所が室内である場合には葉水は重要です。また冬は水を少なくするから葉水も不要では、と思うかもしれません。しかし冬場は空気が乾燥しがちで特に室内は暖房なども付けるため、葉水をきちんとあげるのがおすすめです。またフィカス・ベンガレンシスは葉に埃がたまりやすいため、葉水をあげるときについでに葉についた埃もさっと払ってあげるとよいでしょう。

育て方④温度・湿度

温度
Photo bygeralt

暑さにはやや強く、寒さにはやや弱いのがフィカス・ベンガレンシスです。そのため、夏はそこまで気を使う必要はありませんが、晩秋になって気温がぐっと下がってくる頃には注意が必要です。もし屋外で育てている場合には、気温が15℃~10℃以下になってくるようであれば屋内に取り込むようにしましょう。特に10℃を下回る気温の中にずっと放置しておくと枯れる危険もあるため、ベランダなどで育てている場合は忘れずに室内に引き込むことが大切です。

育て方⑤置き場所

日光
フリー写真素材ぱくたそ

フィカス・ベンガレンシスは、室内のインテリアとして人気があります。室内であれば、日光がよく入る明るいリビングなどに置くようにしましょう。また冬以外であれば、室外でも育てることができます。ベランダや玄関わきなど、陰にならないところであれば特に置き場所にこだわる植物ではありません。風通しがよく、明るい場所に置くようにしましょう。ただし直射日光には注意が必要です。

日当たり

フィカス・ベンガレンシスは日光を好む植物です。日照不足になると枯れることもあるため、十分に日光に当てるようにしましょう。基本的には明るい日陰に置くと、よく育ちます。室内であれば大きな窓のそばで、レースのカーテン越しに日光浴ができる場所などがおすすめです。寝室などどうしても陰になる場所に置く場合には、午前中だけでもベランダに出すなどして、しっかり日光浴をさせるようにします。

直射日光は平気?

日光は好きでも、直射日光にはなるべく当てないようにしましょう。特徴的なかわいらしい葉が、直射日光に長時間当たってしまうと葉焼けを起こしてしまいます。春や秋の日差しが柔らかい時期であればそこまで神経質になることはありませんが、夏の気温が高いときや日差しがきついときには葉焼けの危険が一気に高まるため、注意が必要です。真夏に外に出したいときには日陰に置くか、遮光ネットなどで3~5割程度日差しをカットするようにしましょう。

育て方⑥肥料

堆肥
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実はフィカス・ベンガレンシスには肥料は必要ありません。それも育てやすさの難易度が低い理由の一つです。しかし早く大きく成長させたい、というときには肥料を与えてみるとよいでしょう。肥料は液肥を10日~2週間に一度与えるか、月に一回置き肥を与えます。ただし冬場の休眠期に肥料を与えてしまうと肥料に負けて枯れる危険があるため、冬は肥料を与えないようにします。また室内で育てる場合には、有機肥料ではなく化成肥料を与えるのがおすすめです。有機肥料を与えるとコバエが発生することもあるためです。

育て方⑦植え替え

フィカス・ベンガレンシスには、植え替えが必要です。植え替えをする理由は根詰まりの防止です。成長してくるにつれ、根がどんどん伸びてきて鉢の中でいっぱいになってしまいます。そうすると水分の吸収が悪くなるうえ、鉢の中の水が排出されなくなります。また、新芽も出なくなるのです。育てやすさが特徴ともいえるフィカス・ベンガレンシスですが、根詰まりで枯れることもあるため注意が必要です。

植え替えの時期

植え替えの時期は何月というのはありませんが、真夏の気温が高い時期や、冬の休眠期に植え替えをすると株が弱ってしまいます。そのため植え替えをするのは春か秋の、気候が穏やかな時期がおすすめです。また雨の日ではなく、晴れの日に植え替えるようにしましょう。

植え替えの仕方

植え替えのときに用意するもの

  • 観葉植物用の土
  • 一回り大きな鉢
フィカス・ベンガレンシスを取り出したら、根を傷つけないようにそっと土をほぐしましょう。新しい鉢に少し土を入れ、そっと中央に置いたら、隙間ができないように土を上からかぶせてしっかりと押さえます。植え替え直後はしっかりと水を与え、日陰に置くとよいでしょう。その後は少しずつ日光に慣らすように移動し、日当たりと風通しがよい好みの場所に置きます。

植え替え前も植え替え後も直射日光は当てないようにしましょう!

次のページでは、フィカス・ベンガレンシスの増やし方、注意点とコツをご紹介します。

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フィカス・ベンガレンシスの増やし方

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