自宅栽培におすすめの熱帯植物①【ガジュマル】
ガジュマルの特徴
ガジュマルの代表格=ニンジンガジュマル
「多幸の木」「キジムナーの住む木」などで知られているガジュマルは、風水の面でもとても人気の高い植物です。ガジュマルには、いくつかの品種があり、一般的によく目にするのは太く特徴的な幹をした「ニンジンガジュマル」です(上記写真)。ねじれた幹がとても神秘的で、存在感があります。
つるを伸ばすガジュマル=フィカス・シャングリラ
フィカス・シャングリラは、ガジュマルの一つで、つるを伸ばすタイプの品種です。つるを伸ばすことから「つる性ガジュマル」とも呼ばれ、小さな葉をたくさんつけ、どんどん伸びていくのが特徴の品種です。
ガジュマルの育て方
管理場所は?
ガジュマルは暑さには強いですが、寒さには弱いため、気温が低くなる冬は自宅の室内で育てる必要があります。また、冬は水やりも控えるのが大切です。表面の土が乾いてから2~3日後にたっぷりみずやりをするようにしましょう。
日当たりは?
日当たりのいい場所が好きなガジュマルですが、真夏の直射日光は苦手です。暑くなる夏は直射日光の当たらない明るい場所で管理しましょう。
自宅栽培におすすめの熱帯植物②【トラディスカンティア】
トラディスカンティア(トラカン)の特徴
縞模様がトレードマーク愛称は「トラカン」
正式名称は「トラディスカンティア(トラデスカンチア)」です。舌をかんでしまいそうな名前ですね。縮めて「トラカン」という愛称がついています。緑と紫っぽい白の縞がとてもきれいです。そして、強健で、どんどんツルを伸ばしていき、切っても切っても伸びてきます。切ったツルは、水にさしておけば根を出します。植え替えるもよし、水耕栽培するもよしと自宅栽培初心者にとても優しい植物です。
トラディスカンティア(トラカン)の育て方
トラディスカンティアは、乾かし気味に管理するのがよいでしょう。春~秋は土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりをします。特に夏は土の乾きが早いため、毎日様子を見てあげてください。冬になると土の乾くスピードが遅くなってきますので、水やりの間隔をあけるようにします。暑さ、寒さに強く、日当たりのいい場所が好きなトラカンですが、夏の直射日光は苦手です。夏場は明るい日陰に移動してあげましょう。
トラカンのアレンジ術
育て方次第で見栄えが変わる!
トラカンは水やりと日光の当て方により、葉の間隔の短いぎっちり詰まった株になったり、ツルを伸ばしてすらっとした株になったりと変化します。詰まった株にしたい場合は水やりを少なくし、たくさんの日光を当ててやってください。逆に、すらっとしたツルの長い株にしたい場合は、水やりを多くし、日光に当てる時間を短くしましょう。トラカンは伸びたツルで簡単に増やせますので、この特徴をうまく使って、詰まった株とすらっとした株、両方に挑戦するのもいいのではないでしょうか。
自宅栽培におすすめの熱帯植物③【ペディランサス】
ペディランサスの特徴
ジグザグ伸びる?不思議な茎の「ペディランサス」
ジグザグに伸びるのが特徴のペディランサスは、その形から、別名を「ダイギンリュウ」といいます。多肉植物の一種で、葉が肉厚です。寒くなってくると紅葉し、葉を落とす、というちょっと変わった植物です。
赤い斑点は良いサイン?
とても日当たりのいいところに長く置いていると、赤い斑点が出てきます。これはペディランサスにとって、とてもいい環境のサインです。赤い斑点がないほういい場合は、カーテン越しにするなど日光を抑えてあげると赤い斑点がない葉が生えてきますよ。
ペディランサスの育て方
寒さに弱いペディランサスは、冬の時期に休眠します。そのため、冬は水やりをなるべく抑えます。土が乾いてから3~4日後を目安に、乾かし気味に管理してあげてください。冬に葉が全て落ちてしまっても、暖かくなると新芽がでてきますので、枯れたと思わず、春まで辛抱強くお世話をしましょう。また、水やりが不足している場合は、冬以外で葉が落ちることがあります。様子を見ながら管理をしてあげてください。日当たりのいい場所が大好きなペディランサスは、しっかり日光に当ててやることでジグザグの間隔が狭まり、葉が密集したしっかりした株になります。
熱帯植物の育て方の注意点
とても丈夫で育てやすい「熱帯植物」ですが、一つ弱点があります。それは、「寒さにあまり強くない」ことです。元々「熱帯」という気温の高い気候出身の熱帯植物は、最も寒い月でも平均気温18℃ほどという環境で育ってきました。そのため、寒さに耐性があまりありません。秋や冬の寒い季節は、室内に入れ、窓から少し離した日のあたる場所で管理することをオススメします。そして、どの植物でも共通ですが、エアコンの風が当たらない場所におくこともお忘れなく。
まとめ
熱帯植物、樹木だったり、花を咲かせたりと、種類がとても豊富な植物でしたね。元々高温の気候で育ってきた植物のため、冬の寒さに弱い性質がありました。しかし、この冬の寒さと水やりさえこなせれば、長く生きてくれる、生命力にあふれた植物といえます。
「熱帯・亜熱帯植物」の種類はとても豊富!
今では観葉植物として多くの種類が出回っています。葉の形が独特なものから、不思議な形の花が咲くものまで、種類が豊富な「熱帯・亜熱帯植物」。「植物を育ててみたいけど、どれがいいのかわからない。」という方は、ぜひ、観葉植物の「熱帯・亜熱帯植物」をお試しください。きっと良きパートナーとなってくれますよ。
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フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)