キレンゲショウマとは?その特徴や見頃時期をご紹介!人気の観光地は?

キレンゲショウマとは?その特徴や見頃時期をご紹介!人気の観光地は?

高山に咲く希少なキレンゲショウマを一度は見てみたいと憧れている人も多いのではないでしょうか。本記事では、キレンゲショウマの特徴や、小説「天涯の花」の舞台にもなった四国の剣山など、九州や四国などのキレンゲショウマの名所を併せてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.キレンゲショウマ「黄蓮華升麻」の特徴
  2. 2.キレンゲショウマの育て方
  3. 3.キレンゲショウマの花言葉
  4. 4.キレンゲショウマが美しい観光地
  5. 5.キレンゲショウマと似たレンゲショウマとは
  6. 6.まとめ

キレンゲショウマが美しい観光地

出典:BOTANICA

キレンゲショウマが美しい観光地は国内にいくつかあります。もっとも有名な場所は「剣山」ではないでしょうか。宮尾登美子著「天涯の花」の舞台になったため、「剣山」に憧れている人は多いのではないでしょうか。その他にもキレンゲショウマの名所として人々が訪れる場所があります。

「天涯の花」の舞台 四国「剣山」

所在地

剣山は徳島県美馬市木屋平・那賀郡那賀町・三好市東祖谷にまたがります。

見頃時期

8月中旬から下旬が剣山の花の見頃時期です。

基本情報

『天涯の花』の一節に「月光のように澄み、清らかに輝いていた」と剣山のキレンゲショウマを称えています。小説の舞台である剣山は全国一のキレンゲショウマの群落地です。剣山は西日本第二位の高山でもあり、「花の百名山」にも選ばれるほど山野草が美しい山です。

小説「天涯の花」を象徴するキレンゲショウマ

「天涯の花」の象徴でもあるキレンゲショウマは、数奇な運命に負けずに成長していく主人公「珠子」の人生そのものです。月光のように澄み切ったキレンゲショウマの姿は、不思議な縁を感じるほど珠子を強く惹きつけました。そしてその後、運命の男性に出会いましたが、キレンゲショウマのようにずっとこの場所で待ち続ける人生を選びました。「天涯の花」とは、凛と生きていく珠子の人生とキレンゲショウマを重ね合わせたストーリーとなっています。

四国「百一草園」

所在地

「百一草園」は高知県高岡郡梼原町東川にあります。

見頃時期

6月下旬から咲き始める花は7月中旬に見頃になります。四国は他の地域に比べ暖かいため、早く咲き始めます。

基本情報

植物調査に取り組む園主の中平勝也氏が管理を行っている植物園で一般公開されています。400種を超える山野草が自然のままに観察できることでも有名です。特にキレンゲショウマは「6000株150万花」と四国最大規模を誇ります。

九州「宮崎県 諸塚村黒岳」

所在地

宮崎県東臼杵郡諸塚村

見頃時期

九州のキレンゲショウマは8月中旬頃に見頃を迎えます。

基本情報

九州山地の中央に位置する黒岳は、諸塚村の最高峰です。その黒岳に群生するキレンゲショウマの規模は、日本最大級といわれています。少し前には鹿の食害にあって、数を減らしていました。しかし、現在は住民一体となって鹿防護ネットを張るなどキレンゲショウマの保護を行っています。

九州「霧立越」

大正4年に植物学者の牧野富太郎氏による九州山地の植物調査が行われ、霧立越のキレンゲショウマの大群生に大変驚いたという記録が残っています。

所在地

「熊本県松橋」「宮崎県延岡」の県境になります。

見頃時期

7月下旬から8月中旬が見頃時期です。

基本情報

道中には白岩山や、扇山などトレッキングコースが点在しています。白岩山は九州で最も標高の高い石灰岩地帯です。そこでキレンゲショウマに出会うためには、カシバル峠から国有林林道に入っていくコースです。この一帯はカラタニと呼ばれ、付近にはシオジの森が広がり、その林床にキレンゲショウマの大群落が自生しています。伐採や鹿の食害から衰退していたキレンゲショウマを見事に再生させています。九州のキレンゲショウマは、鹿の食害が深刻になっていましたが、地域が一体となって保護活動を行っています。

札幌「豊平公園野草園」

所在地

札幌市豊平区豊平5条13丁目

見頃時期

8月中旬から下旬が見頃です。

基本情報

豊平公園野草園のキレンゲショウマは、お盆の頃を過ぎると毎年開花を始めます。公園の中に咲いているため、高山に登山をして見に行く他の名所とは違い、地下鉄に乗ってキレンゲショウマを見ることが出来る貴重な場所です。「天涯の花」の中で「お月様色」と呼ばれていた柔らかい黄色を近くでゆっくりと楽しむことが出来ます。

キレンゲショウマと似たレンゲショウマとは

出典:BOTANICA

キレンゲショウマはレンゲショウマとは別属です。しかし、レンゲショウマに形が似ていることからキレンゲショウマの名前が付けられました。レンゲショウマはキンポウゲ科レンゲショウマ属(アネモノプシス属)、日本固有の1種1属の多年草です。福島県から奈良県に分布していて、7月~8月に淡緑色の花を咲かせます。

レンゲショウマの特徴

草丈50cm~90cm、暗緑色で光沢のある大型の葉を付けます。主に太平洋側の落葉広葉樹林内に生息します。自生地として東京都奥多摩の御岳山が有名です。花の形がハスに似ていることと、葉の形がサラシナショウマに似ていることからレンゲショウマと名付けられたとされています。

まとめ

出典:BOTANICA

キレンゲショウマは高山に自生する希少な植物です。伐採や鹿の食害に遭い、数を減らしていましたが、地域住民の保護により現在では再生されました。登山をしないと見られない姿は「孤高の花」と呼ばれるにふさわしい貴重な花です。

watayuki
ライター

watayuki

東京から福島県に移住して2年が経ちました。ガーデニングとほんの少しの自家菜園を楽しんでいます。自宅の周りに自生している植物から、自分で植えた野菜までを観察して記事の役に立つようにしています。自然に囲まれた環境を生かしていきたいと思います。よろしくお願いします。

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